なんだその適当な解説文・・・
『般若心経』をもとにしてちゃんと説きなさい。
「不生不滅 不垢不浄 不増不減 」の三つの不で示された文句で「析空・体空・法空」が説かれているだろ。
まず最初の「 不生不滅 」
(生じることも滅することもない )という意味だが、だから仏って永遠不滅なんだと勘違いしている人が沢山おられます。縁起を説く仏は永遠不滅の存在(実体)など説かれてはおりません・・・
ここで言っております(生じることも滅することもない ) の意味は、モノを細分化して見る析空を「不生不滅」という言葉で言い表しております。
良く「空」を説明するのに、「車をパーツに分解したら車の姿は無くなります」とか、「テーブルの脚を外したら天板と棒になってテーブルは消滅します」とか言いますよね。様々な構成要素が因縁仮和合し仮の姿として存在している(仮設)と説く縁起の法門です。それを科学的学術論証で言うならば、水は科学分解して水素と酸素になったらその液体としての姿を消し、気体として目には見えない存在として空気中に漂う。しかし再び結合すれば水となり氷点下まで冷やしたら今度は氷と成って個体化する。「この物質のあり様を〝空〟と言う」と成ります。
しかしこれは「空」の初歩的な理解でして、こういった細かく細分化してそのモノの本質に迫る見方を「析空」といいます。時間の流れの中でモノの状態の変化をつぶさに観察する事で証明される物質の時間にともなう変化を捉えた科学や物理でいうところの学術論証です。(実体に即した真理)
これを仏教では『阿含経典』の中で「此縁性縁起」として詳しく解き明かされております。「此れある時、彼有り」といった表現で、モノが縁によってそのあり様が変化していくといった実体における真理を説いた教えです。その此縁性縁起にあっては、モノは構成要素が集まったり分離することでそのあり様を変化させるがその構成要素が減ったり生じたりしている訳では無く、因縁仮和合しているに過ぎません。
もう一度言います。
「生じたり滅したり」している訳ではありません。