最新トピック
11
1 分前
『三世諸仏総勘文教相廃立』 1 分前
2
3 ヶ月前
曼荼羅ご本尊 3 ヶ月前
14
5 ヶ月前
成唯識論 5 ヶ月前
53
7 ヶ月前
龍樹の二諦論 7 ヶ月前
1
11 ヶ月前
『維摩経玄疏』その③ ~ 「理外の二諦」と「理内の二諦」 ~ 11 ヶ月前
33
1 年前
『維摩経玄疏』その② ~ 龍樹と世親の〝空〟の違い ~ 1 年前
4
1 年前
『般若心経』で説かれている析空・体空・法空 1 年前
52
1 年前
『成唯識論』巻の第一 1 年前
107
1 年前
『成唯識論』巻の第二 1 年前
智顗の四種四諦はこちらで詳しく紹介しております。
『四種四諦』
https://zawazawa.jp/gengi/topic/2
① 四種四諦の内訳
生滅の四諦(蔵教)
四諦の因果を「生滅あり」と観察する。声聞向けの理解。
⇒ 世界悉檀(衆生に応じて世間的に説く)。
⇒ 人空(声聞・縁覚の智慧=中智)。
無生の四諦(通教)
四諦の因果を「空であり生滅なし」と観察する。縁覚向けの理解。
⇒ 為人悉檀(衆生を導くための仮の教え)。
⇒ 人空(声聞・縁覚の智慧=中智)。
無量の四諦(別教)
四諦の因果を「無量の差別」をもって観察する。菩薩の深い智慧。
⇒ 対治悉檀(煩悩や執着を対治するための教え)。
⇒ 法空(菩薩の智慧=上智)。
無作の四諦(円教)
四諦の因果を「実相そのものであり不可思議」と観察する。仏の境地。
⇒ 第一義悉檀(究極の真理を説く)。
⇒ 非空(仏の智慧=上智)。
② 智顗による二分法
= 生滅四諦・無生四諦(析空・体空=人空)
= 無量四諦・無作四諦(法空・非空)
③ 『維摩経玄疏』との接続
『維摩経玄疏』の解釈では、龍樹の四空(析空・体空・法空・非空)を土台にして、智顗は四種四諦を「声聞・縁覚・菩薩・仏」という四位に対応づけています。
つまり、智顗は「四種四諦」を龍樹の四空を基盤に拡張し、さらに『法華経』や『涅槃経』の文脈で位置づけ直したと言えるのです。
そして日蓮に至っては、この「四種の四諦」を一念三千に統合し、「仮諦=声聞」「空諦=縁覚」「中諦=菩薩」「円融=仏」として簡潔にまとめ直した。
まとめると:
こう並べると「四依の菩薩」=龍樹を中心に、智顗が『維摩経玄疏』でそれを四教判・四種四諦に展開している様子が良く分かります。