kagemiya@なりきり

AI泥ジェネレーター(半自動) / 4

38 コメント
views
4

*【宝具】
**『&ruby(たぬきばやし){狸囃子}・&ruby(うらみのざ){怨みの座}』
''ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1-30 最大捕捉:100人''

芝右衛門狸が生前愛した芝居小屋を、怨念と共に再現する宝具。発動すると周囲に幻想的な芝居小屋が出現し、敵を強制的に観客席に座らせる。舞台上では芝右衛門狸の死の場面が何度も再演され、観客(敵)は狸を殺した罪悪感と恐怖によって精神的ダメージを受ける。また、舞台の演技に感動した者は一時的に戦意を喪失する。完全に幻術と恨みを組み合わせた精神攻撃型宝具である。

*【Weapon】
**恨めしの錫杖
山伏の装束に合わせた錫杖だが、頭部の羽根飾りが風狸の幻霊の力によって操られ、風を纏った打撃を放つ。また、錫杖の音色は人々を幻術に誘い込む効果を持つ。風狸の神秘により、杖から放たれる風は敵の回避能力を削ぎ、時には小規模な竜巻を発生させる。

**化けの道具一式
頭陀袋の中に収納された、変化に使用する小道具の数々。面、衣装、小判、書状など、あらゆる変身に対応できる道具が詰まっている。

*【解説】
芝右衛門狸は江戸時代に淡路島の三熊山に住んでいた化け狸で、佐渡の団三郎狸、屋島の太三郎狸と並んで日本三名狸の一匹とされる。生前は芝居を心から愛し、妻のお増と共に月夜に腹鼓を打って人々に親しまれていた。しかし芝居見物の際に犬によって正体を暴かれ、芝居小屋の人々に撲殺されるという悲惨な最期を遂げた。

サーヴァントとしての芝右衛門狸は、その死の際の人間への怨念のみを切り取られて召喚されたアヴェンジャーである。本来の陽気で人懐っこい性格は封印され、人間に対する憎悪と復讐心が前面に出ている。しかし芝居への愛は失われておらず、むしろ恨みと混ざり合って歪んだ形で表現される。

芝右衛門狸単体では英霊として不十分な霊基を補強するため、中国・日本の伝承に登場する風狸の幻霊が外的に融合されている。この幻霊合体により、風を操る神秘的な能力と「風が吹けば蘇生する」という風狸の特性を一部継承している。ただし、これは完全な蘇生能力ではなく、致命傷を受けた際の一時的な延命効果に留まる。風狸の幻霊は芝右衛門狸の怨念と混ざり合い、復讐の風として表現される。

現代においては芝居や芸能の神として祀られているが、アヴェンジャーとして現界した彼にそうした信仰の恩恵は届かない。ただし、芸能関係者や芝居を愛する者に対しては、怨念の奥底にある本来の優しさが時折顔を覗かせる。

*【外見・容姿の詳細】
山伏の装束を基調とした服装だが、所々に芸能関係の装飾が施されている。頭部の兜巾には能面を模した装飾があり、胸元には小さな鼓が下がっている。狸の特徴である耳と尻尾は隠すことなく堂々と晒しており、これが彼のアイデンティティでもある。

錫杖の頭部には色とりどりの羽根飾りが付けられ、これが風狸の幻霊の力の媒体となっている。羽根は感情に応じて色を変え、怒りの時は血のように赤く、悲しみの時は深い青に染まる。また、風狸の力が強く働く時は羽根が風もなく揺れ動き、周囲に微かな風の音を響かせる。

足元は脚絆と草鞋という山伏の標準的な装いだが、草鞋には芝居の演目を描いた絵が施されている。全体的に、伝統的な山伏と芸能者の要素が混ざり合った独特の外見を持つ。

*【人物・性格】
本質的には芝居を愛する心優しい狸だったが、アヴェンジャーとして召喚された影響で人間に対する憎悪が表面化している。特に犬と、芝居関係者でありながら己を裏切った者への恨みは深い。しかし芝居そのものへの愛は失われておらず、優れた演技や心を打つ物語には素直に感動する。

戦闘においては狡猾で、化術を駆使した騙し討ちを得意とする。ただし正面からの戦いでも怯まず、復讐心を糧に執念深く戦い続ける。風狸の幻霊の力により、風を纏った攻撃や高速移動を行うことができ、致命傷を受けても一時的に活動を継続する異常な生命力を見せる。普段は飄々としているが、芝居の話になると目を輝かせ、本来の人懐っこい性格が垣間見える。

マスターに対しては一定の距離を置きつつも、相手が芸術や物語を理解する人物であれば徐々に心を開く。ただし、自分を道具として扱ったり、芸術を軽んじたりする相手には容赦しない。

イメージカラー:深紅(怨念)と琥珀色(芸への愛)
特技:芝居、腹鼓、変化術、物真似
好きなもの:芝居、物語、月夜、太鼓の音
嫌いなもの:犬、心ない芝居、裏切り者
天敵:犬系の使い魔・サーヴァント
願い:真に心を動かす芝居をもう一度見ること

【一人称】儂(わし)
【二人称】お主、そなた
【三人称】あやつ、あの者

*【台詞例】
「芝居とは人の心を映す鏡じゃ。儂の恨みも、そこに映れば立派な演目になろうて」

「化けるというのは、その者になりきることよ。表面だけ真似ても、魂が籠もらねば見破られるわ」

「犬め…!あの忌々しい鼻と牙の音を聞くだけで、あの日の記憶が蘇る…!」

「マスターよ、そなたは芝居を見たことがあるか?人の心を揺さぶる、真の芸術を…」

「復讐とて一つの芸術じゃ。美しく、印象深く、そして心に残るものでなければ意味がない」

通報 ...