【書庫】
初投稿です。
私の場合は、キロランケの出身民族はどこなのか、というところから関連書籍の発掘が始まりましたので、その方面の書籍についてご紹介します。
ロシア極東地域、樺太関連の書籍
谷川健一責任編集「北の民俗誌 ーサハリン・千島の民俗ー」
明治時代後期からに渡る樺太・千島の民俗研究結果集成。野田先生の参考文献にもあります。
古い研究を含むので、現在は誤認とされている内容があることを留意する必要がありますが、各地の民族の生活を現地取材して詳細にまとめられた民俗資料からは、オホーツク文化圏の拡がりを概覧することが可能です。また研究史としても読み取れるものがあるかと思います。
中村逸郎「シベリア最深紀行 知られざる大地へ七つの旅」
ジャーナリストによる現地取材。ロシア帝国〜ソビエト連邦〜ロシア共和国の系譜によるシベリア政策を取材する中から、ロシアの国家概念を超える各民族の精神性、生活様式が浮かび上がってきます。ツングース系、タタール系といった先住民族だけでなく、のちに入植したヨーロッパ系の地域の話題も。
佐々木史郎「北方から来た交易民 絹と毛皮とサンタン人」
18〜19世紀、日本、清国などを相手に絹と毛皮を商っていたアムール川下流域と樺太の交易民。彼等は、アイヌや日本人からは山丹人と呼ばれ、自らはアムール川の人、と名乗っていました。間宮林蔵の現地取材から彼らの居住地、現在のどの民族の先祖に当たるのかを読み解き、後半はその交易の実態と盛衰を解説します。
萩原真子「北方諸民族の世界観 アイヌとアムール・サハリン地域の神話・伝承」
アイヌの口承文芸と、近接民族の神話・伝承の比較研究。創世神話の分布からアイヌより日本、朝鮮との類似を認めたり、似た生活様式を持つ各民族の動物観、世界観を実例をあげて詳細に解説している学術本です。
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書籍写真が追記できなかったので追加投稿します。