考察過程
《3》尾形の経歴(仮)その1
このように、原作開始時の尾形がどういう立場だったのか、複数の可能性がありますが、
とりあえず「日露戦争時に現役兵だった場合」の入営時期を考えてみたいと思います。
(※予備役・後備役の可能性については《4》で。)
【1】1902年12月入営(満期予定は1905年11月末)
1904年2月の日露開戦時、1905年9月の終戦時、どちらも現役兵の立場
※戦後は《2-2》(1)または(2)なら可能
【2】1901年12月入営(満期予定:1904年11月末)
現役中に開戦、満期除隊予定日も戦時中のため、そのまま兵役延長(予備役にあたる)
※戦後は《2-2》(1)なら可能
【3】1900年12月入営(満期予定:1903年11月末)
1903年12月~下士官教育に入ったものの、3ヶ月後1904年2月に開戦し、
上等兵の立場のまま戦地に送られる
※戦後は《2-2》(1)または(3)なら可能
【4】1899年12月入営(満期予定:1902年11月末)
1902年12月~の下士官教育中に開戦(本来なら1904年11月末に修了)
上等兵の立場のまま戦地に送られる
※戦後は《2-2》(1)または(3)なら可能
つまり、
尾形が日露戦争に現役(またはその延長)で参戦しているのであれば、
入営年は1899年~1902年です。
また、入営時には満17~満20歳である必要があります。
…と、ちょっとだけ絞れそうな気配が漂ってきたのですが、
わずかながら「予備役」の可能性もあるため、《4》にて考えます。
※徴兵令は1899(明治22)に大改正が行われ、「必任義務」=「特権にもとづく免役制も金銭による代人制も認めない」ことが原則となった。(大江志乃夫『徴兵制』p.59、p.83)