考察過程
《4》日露戦争に予備役等で召集されていた場合
軍隊で現役期間を終えると「予備役」「後備役」などの立場になります。
「平時は民間人として暮らしているが、戦争が始まったら動員される可能性がある」
という立場です。
※1895年改正の制度下では
「現役3年」+「予備役4年4ヶ月」=常備兵役7年4ヶ月
→後備役5年
→第一国民兵役(40歳まで)
と思われる。
参考:大江志乃夫『徴兵制』
『精選版日本国語大辞典』【常備兵役】
『平凡社 世界大百科事典 第2版』【予備役】
【召集】https://ja.wikipedia.org/wiki/召集
日露戦争には予備役・後備役・国民兵役すべてが動員されているそうなので、
たとえば日露戦争以前:1903年11月末までに満期除隊、
日露戦争開戦時に予備役等で召集されたという可能性も考えられなくはない。
ただし、日清戦争(1894年7月25日~1895年4月17日)には尾形は参加していないと思われますし、
杉元との年齢差は+1~+8歳までなので ※《1》-【3】
予備役等で動員されてる場合、可能性があるのは
入営:1895年~1900年どこかの12月1日
除隊:1898年~1903年どこかの11月30日
でしょうか。
ただ予備役等の場合、あくまで「戦時の臨時召集」なので、
戦争が終われば軍を離れるはずなのですが、
《3》で見たように、そもそも「現在もちゃんと軍人なのか」からして謎です。
「本来は民間人に戻るはずが、あいまいな立場のまま鶴見中尉の下にいた」
という可能性もなくはない。
「現役よりも難しそうだが、可能性は捨てきれない」という感じでしょうか。
いろいろな情報が出てきましたが、現段階では尾形の年齢をほとんど絞り込めていません。
杉元+1~+8歳のままです。(予備役の可能性を排除すればかなり狭まりますが…)
次項からは「勇作さんの年齢を特定する」という方向から攻めてみたいと思います。