S&W社が開発した超大型回転式拳銃。
使用する50口径のマグナム弾は44マグナム弾の約3倍の威力を誇るといわれる。
市販されている拳銃用弾薬では最強と呼んで差し支えない。
バイソン:「おまえさんに良く似合ったGUNだな」
特大フレームであるXフレームを使用したこのヘビーなGUNは、
並の人間では振り回せない。
アドバン:「こいつをカスタマイドして欲しい」
私は工房を構えてはいるものの、看板は出していない。
一般人向けのカスタム製作は受けていないからだ。
ごく限られた一部の人間からしか製作依頼は受けていない。
バイソン:「ケイクの紹介かぁ~ 困ったなぁ~」
私が簡単に製作依頼を受け付けない事は、知ってるよな?」
アドバン:「知っています」
バイソン:「ケイクは何と言っていた?」
アドバン:「多分断られるだろう・・・・と」
バイソン:「その通りだな。 悪いが断る。」
アドバン:「断る理由は?」
バイソン:「お前さん、血の匂いがプンプンするんだよ。
そんな奴が手にするGUNじゃないんだ、カスタム・Bisonは」
その言葉に返す言葉がない男に私は更に言った。
バイソン:「おまえさんにとってGUNってなんだ?」
アドバン:「身を守る為の武器であり、相手を鎮圧する為の道具・・・ですかね。」
と男は答えた。
バイソン:「要するに人殺しの道具な訳だろ。」
俺の母国日本にはその昔お侍さんって人がいてな」
アドバン:「サ・ム・ラ・イ!」
バイソン:「そうサムライだ。聞いたことあるだろ」
アドバン:「はい、私も日系ですから」
バイソン:「お侍さんは自らの刀を武士の魂として崇めたものだ。」
アドバン:「魂・・・」
バイソン:「偉い違いだろ。人殺しの道具と武士の魂とでは」
その違いが分かるか、お前さんに?」
男にはその問いかけに答える術がなかった。
バイソン:「その答えを言えるようになったらまた出てきな。」
しばらく無言でたたずんでいた男が諦めてケースを閉じた。
アドバン:「武士の魂・・・・」
その言葉の意味するところに男は深い興味を抱いた。
アドバン:「その答え、必ず見つけて出直してきます」
バイソン:「お前さん、名はなんと言うんだ?」
アドバン:「アドバン・J・ルーク」
バイソン:「そうか。 覚えておくよ。」
というか忘れる訳がない
これ程までの存在感を漂わせる男を
私はかつて見たことがない・・・