法介の『ツイキャス de 逝こうぜ!』

Web小説『Wild-Bison』 / 3

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法介 2025/09/20 (土) 17:31:19 修正

シーン1 工房・朝

(落ち着いた声で)
「ロンとは昔、ニューヨークの無法地帯“ヘルズ・キッチン”で出会った。
 ワルの匂いを漂わせていたあいつが、まさかそういう機関の人間だったとは……。
 後で知って、ずいぶん驚いたものだ。」

(少し間をあけて)
「その日も、朝のコーヒーを楽しんでいたときだった。
 工房の外から――聞き慣れたバイクの音が近づいてきた。」

(効果音風に低めの声で)
「ドドドド……」

(ハキハキと)
ロン:「よう、おっさん! まだ生きてるかぁ~!」

(強めに)
「私は仕上がったばかりの“INSIST・カイザー”を掴み、奴に向かって――6発ぶっ放した!」

(効果音を入れるように)
「パン! パン! パン! パン! パン! パン!」

(間を置き、ニヤリとした声で)
ロン:「で、それから?」

(落ち着いた声で)
「私はカップをテーブルに置き、右手の銃をブレイク。
 シリンダーを外し、スペアと交換する。」

画像

(やや楽しそうに)
ロン:「いいねぇ~♪ それだ! 俺が求めていたアクションだ!」

(渋く)
バイソン:「片手ワンアクションでブレイクできるように仕上げてやったぜ。」

ロン:「すっげぇ……! 完璧だぜ。さすがおっさん!」

(軽く受け流すように)
バイソン:「おだてても、麦茶しか出せんぞ。」

ロン:「いや、こぶ茶で十分だ。……実はもう一つ、頼みたいことがあってな。」

(きっぱり)
バイソン:「お前の頼みとあっちゃあ、断るしかないな。」

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