お世話になっております。
第74代主務兼会計補佐を務めさせていただきました、石川拓武です。
ここまで部活を続けてこれたのは、OB・OGの方々やヨット関係者や保護者の皆様、ヨット部の皆のおかげです。様々なところで自分を支えていただきました。本当にありがとうございました。次は自分が後輩たちの力になれるよう努めていきます。
自分は第74代のスローガン「未来帆(みらいへ)」について少し書こうと思います。
このスローガンですが、原案はおそらく自分であったはずです。(同回の皆、間違ってたらごめん)
代交代して最初のころ、6人で「インカレ総合10位」という目標を決めた時にとても困難な道のりになることは容易に想像できたと思います。辛いこと、嫌なこと、どうにもならないこと、そんなことばっかりなんだろうと思いました。そんな時に自分たちを奮い立たせてくれる。力を与えてくれる。スローガンには誰かが迷った時の指針や立ち止まれる場所になれるようなものにしたいと思っていました。
迷って悩んで、それでも何とか前に進もうとするのは、それだけこのチームで勝ちたいから。いつかは終わってしまう自分の現役生活を胸張って、自信をもってやりきったと言いたいから。今までこの部活を続けてきた自分自身に最後に何か残したいから。全ては未来の自分のためでもあると僕は思っています。どれだけ挫けそうになってもいつか来る最後まで全力で走り抜けるように。そんな思いを込めて「みらいへ」という言葉をスローガンに使いたいと提案したと思います。
個人的にですが実際にこのスローガン、予選の時にとても自分の力になってくれました。予選2日目、470がどうやっても3位通過することが出来ないと分かった時、最後の2レースをどのような想いで走ったらいいのか、始めは自分の中でどうしたらいいかはっきりできませんでした。上位3大学との圧倒的な差にただ打ちひしがれていました。今年はサポートの体制も変わって、去年よりも自分が応援される立場であるか、期待に応えられているかを意識していました。地元予選ということもあり沢山の方々が応援してくださり、準備してくださり、自分の両親も最初で最後の大会応援に来てくれていました。そんな皆の応援に応えれずあのような結果になり、申し訳なさが募るばかりでした。けれどこのまま予選通過ができないことを曖昧にしてただ終わらせるのは、これまで支えてくださった方々や部員の皆、自分の4年間にも裏切ることになる。そう夜に話が上がって気持ちを切り替えることが出来ました。予選までつけてきた力がどれぐらい通用するのか証明したい。自分は何か4年生として後輩に残して彼らの次に繋ぐことができるように最後まで諦めずに走りぬく姿を見せたい。この二つを胸に走り切ろうと誓いました。スローガンの通り、未来のヨット部や自分自身のために戦おうって思えました。
後輩の皆へ。僕らが最後まで走り切った姿は皆に何か残せたでしょうか。これからの皆が創るヨット部の大切な一部になれるでしょうか。どんな小さいことでもいいから皆のためになれていたらと思います。
普段からのリギンやバラシ、練習での運営や大会での応援などいろんな場面で支えてくれた1年生、ありがとう。
沢山の人数を活かして様々な知恵を出し合って、丘からも海上からも、サポートとしても同じ選手としてもずっと戦ってくれた2年生、ありがとう。
少ない人数ながら同じ幹部としてたくさんチームのために動いてくれて、ヨットもめちゃくちゃ上達して、大きな力になってくれた3年生、ありがとう。
来年は皆が喜ぶ姿を楽しみにしています。まだ金沢にいるので今度は別の角度で一緒に戦いたいです。この1年間本当にありがとう。
同回の皆。一緒に最後まで部活をしてくれてありがとう。今になって振り返ってみるとなんだかんだ皆との時間全てが幸せでした。沢山の思い出をありがとう。
これで終わります。これからの未来が皆さんにとってより良いものでありますように。
4年間ありがとうございました。