平素よりお世話になっております。第75代金沢大学体育会ヨット部主将を務めます一場勝稀です。
私がヨット部に入部し、大きな事が3つありました。
1つ目は新入生歓迎会です。ヨットに関わりを持ったことがない人に向けてヨット部のPRしてもなかなか興味を持ってもらいにくいという観点からヨットの印象を強めるためにキャンパスでのヨット展示やVR体験、ブースの設置などを行いました。結果として30名ほどの部員に入部してもらい、今ではヨット部の中核を担う学年となりました。
2つ目は契約農家プロジェクトです。発案自体は1年の12月から始まったものでした。金大ヨット部の知名度の向上、食費の削減、地域活性化、部員のバイト先といった多くの意味を持ったものとなっており、多くの農家さんのお力添えをいただき、現在成り立っております。また、そのなかで今年の夏に最終目標である米農家さんとの契約が成立しました。このプロジェクトに携わってくださった農家のみなさま、大変ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
3つ目はコンバートです。今年の3月に470クルーからスナイプスキッパーにコンバートをしました。コンバート当初はただ乗っているということに気づかないまま乗っていましたが、2度の転換点があり、インカレ予選ではシングルこそは取れませんでしたが、レース月間からの成長を実感しました。「ヨットはあるときに成長するものだ」ととあるOBさんから教えられました。そのあるときは新しい出会いがあったときだったと思っています。そのため、部としてこの機会を得られる環境を作っていこうと考えています。
以上の3つから私のアイデンティティは「変わり続ける」ことです。
「停滞は衰退」だという言葉があるように新陳代謝の激しい大学の部活動において、変わり続けることは必須であると考えます。新たな取り組みを行う際は最適な形・タイミング・規模で進めていき、新たな金大ヨット部の文化として適応させていきます。しかし、ただ変わるだけでは金沢大学体育会ヨット部の根幹は揺らいでしまいます。「挨拶・礼儀・感謝」という根幹を決して忘れずに、「勝ち」につなげる行動の1つとして取り組んでいく所存です。
今年の75代は新4年が3人、新3年が25人、新2年が11人の比較的若いチームです。それに加え、75周年式典や新艇庫完成を控えた年となっております。例年以上に多くの方々のご協力、ご指導をいただくことがあると思います。第75代をよろしくお願いいたします。
最後になりますが、日頃より応援くださっているOB・OG、ご家族、石倉監督、原田部長を初めとした関係者の皆様、今後とも応援よろしくお願いいたします。