26年度心理学部

認知科学概論 / 214

214
satsukagushinri 2026/07/21 (火) 19:49:40 5adbf@fd355 >> 210

 ティッシュ配り研究で立てた問いは、「もらい手が誰か決まっていない」かつ「もらってくれるかどうかわからない」状況で、どのようにして特定の誰かがもらってくれることになるのかにありました。自分がターゲットになっていることに気づかなくてもいい、ティッシュを別にもらわなくてもいいという点で、傍観者効果とは異なるのではないかと思います。ティッシュ配りの現場は、集団内にトラブルが生じている事態でもないし、目をそらそうが、もらい手になろうとなるまいと、まったく問題はありません。他者の認識内容を推論があろうとなかろうと関係なく、責任の分散はあるかもしれませんが(誰かがもらうだろう)、誰ももらう必要がないのが路上のティッシュ配りです。
 あの研究の成果ですが、配り手が特定の人に視線を送り、うっかりその人が視線を返してしまうことで、両者の間にコミュニケーション事態が生起するため、次のティッシュ渡しを拒みにくくなるというものです。声をかけられたら声を返さないと何か悪いことをした気になるというのがコミュニケーション事態での規範ですが、これを利用しているのですね。
 傍観者効果については、先の投稿者が扱っていますので参照してください。何かに気づくこと、ひらめくことは大切です。その次に試みるのは、ひらめきの中核、本質は何かと探ることでしょう。結びつけようとした二つ(以上)のものが、中核、本質部分で結びつくように考えを巡らす訓練をすれば、あなたの豊かなひらめきが生きると思います。
5点差し上げます。

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