「ひらめき」の前後に生じていることを記述しようとしているのですよね? 「ひらめき」の精緻な記述、ひらめきの現象学のような試みでしょうか。研究対象をじっくり観察して、「たぶん『ひらめき』とはこういうものだ」という仮説を立てることがこの研究の目的になるのかと思います。 ヴントやその弟子のティチナーの時代にこういうことがやられていたように思いますが、知覚と違って、一瞬に過ぎていくようなひらめきが生じる前後の意識の自己観察はなかなか難しそうです。「問題を解いている様子を録画し、視線や手の動き、考え込む時間など、ひらめきの直前に共通する行動」は、比較的観察が容易だと思います。こちらにしてはどうですか。 では、課題として何を使うかを次に考えないといけないですね。そのためには原点にもどって、あなたがどういう「ひらめき」を研究したいのかを考える必要があると思います。授業でも問われていましたが、あなたが興味を持っている「ひらめき」とは、何かを「発見」するようなことなのか、何かを「思いつく」ことなのか、何かを「思い出す」ことなのか。それによって課題は異なります。「発見」であれば数学の幾何問題で適切な補助線を発見するようなもの、「思いつく」であれば「なぞなぞ」みたいなもの、「思い出す」であれば「記憶課題」みたいなものが考えられます。 考えた末、ひらめきがやってくるような課題にして、ひらめき前後に特異的に現れる現象を拾って行ってもいいと思いました。「それがわかって何になるの?」と尋ねられるかもしれませんが、卒論でも修論でもないので、まず出来事を事細かに見てみるのもいいと思います。 伊藤先生、友野先生からも何かアイデアがほしいところです。
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「ひらめき」の前後に生じていることを記述しようとしているのですよね? 「ひらめき」の精緻な記述、ひらめきの現象学のような試みでしょうか。研究対象をじっくり観察して、「たぶん『ひらめき』とはこういうものだ」という仮説を立てることがこの研究の目的になるのかと思います。
ヴントやその弟子のティチナーの時代にこういうことがやられていたように思いますが、知覚と違って、一瞬に過ぎていくようなひらめきが生じる前後の意識の自己観察はなかなか難しそうです。「問題を解いている様子を録画し、視線や手の動き、考え込む時間など、ひらめきの直前に共通する行動」は、比較的観察が容易だと思います。こちらにしてはどうですか。
では、課題として何を使うかを次に考えないといけないですね。そのためには原点にもどって、あなたがどういう「ひらめき」を研究したいのかを考える必要があると思います。授業でも問われていましたが、あなたが興味を持っている「ひらめき」とは、何かを「発見」するようなことなのか、何かを「思いつく」ことなのか、何かを「思い出す」ことなのか。それによって課題は異なります。「発見」であれば数学の幾何問題で適切な補助線を発見するようなもの、「思いつく」であれば「なぞなぞ」みたいなもの、「思い出す」であれば「記憶課題」みたいなものが考えられます。
考えた末、ひらめきがやってくるような課題にして、ひらめき前後に特異的に現れる現象を拾って行ってもいいと思いました。「それがわかって何になるの?」と尋ねられるかもしれませんが、卒論でも修論でもないので、まず出来事を事細かに見てみるのもいいと思います。
伊藤先生、友野先生からも何かアイデアがほしいところです。