26年度心理学部

認知科学概論 / 217

217
F26030 2026/07/27 (月) 02:19:22 a546f@048a7

質問失礼します。「なぜ人はひらめくのか」の研究方法について悩んでいます。最初に、授業で出したテーマは範囲が広すぎるので「なぜ人は『今』ひらめくのか」に変更したいです。人がひらめく前に重点を置きましたが、研究方法が全く見当がつきません。一つだけ思いついたのが、クイズを出してひらめいたと思った瞬間に知らせる、という方法だったのですが、ひらめくことを意識しすぎて自然にひらめくことができなくなってしまうのではないかと思いました。このケースはデブリーフィングをした方が望ましい結果になると思いますか?最後に、この掲示板の質問は質問期間内であれば何回でも質問することが可能ですか?

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    satsukagushinri 2026/07/27 (月) 14:58:51 5adbf@0bee6 >> 217

     質問ありがとうございます。テーマの変更は自由に行なってください。最終レポート提出時に決まっていればいいです。
     「方法」が決まらない一つの原因は、テーマ(知りたいこと)が明確でないことにある場合があります。「『なぜ』ひらめくのか」ということなので、ひらめきを誘発するもの、ひらめきが生じる条件や環境が知りたいのかなと思いました。あなたの試案では「ひらめいたと思った瞬間に知らせる」となっているますが、これは「『ひらめきがやってきた』ことを報告する」という方法ですか。それでどうやって「なぜ」に解答を与えますか。
     ひょっとすると、いろいろな条件を変えて、ひらめきの生じやすさが変わるかを見ようとしているのかもしれません。単に、ひらめき数を計量して条件間の差を見るだけであったら、クイズ番組の回答者のように「ピンポン」を押してもらえばいいと思うのですが、ダメですか。「ひらめくことを意識しすぎて自然にひらめくことができなくなってしまうのではないか」との懸念をお持ちですが、そうするとクイズ回答者は「自然にひらめいていない」状況にあることになりますが、そうなのですか。
     それから、何を「デブリーフィング」するのですか。
     もう少し詳しくあなたの考えていることを教えてもらえると、いろいろ一緒に考えることができるのではないとか思います。お願いします。質問は何回でもできます。

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    回答ありがとうございます。先生のご指摘を受け、私が知りたいことを改めて整理してみました。
     私が調べたいのは、「どのような条件でひらめきやすいか」ではなく、「なぜその瞬間にひらめきが生じるのか」、特にひらめく直前の状態や行動です。そのため、ひらめきを誘発しやすい課題を使って、被験者には答えが分かった瞬間にボタンを押してもらい、その後に「突然ひらめいたのか、それとも徐々に答えにたどり着いたのか」を回答してもらうことを考えました。また、問題を解いている様子を録画し、視線や手の動き、考え込む時間など、ひらめきの直前に共通する行動が見られるかも分析できないかと考えました。
    「自然にひらめく」ことに関して、実験を通して自然なひらめきを見るのは不可能ではないかと考えました。完全100%自然なひらめきは観測するのは現実的に可能だと思いますか?
     なお、前回の質問でデブリーフィングについて触れましたが、調べ直したところ、この場合には適切な用語ではありませんでした。混乱を招いてしまい申し訳ありません。

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    satsukagushinri 2026/07/27 (月) 18:25:55 5adbf@6781b >> 217

     「ひらめき」の前後に生じていることを記述しようとしているのですよね? 「ひらめき」の精緻な記述、ひらめきの現象学のような試みでしょうか。研究対象をじっくり観察して、「たぶん『ひらめき』とはこういうものだ」という仮説を立てることがこの研究の目的になるのかと思います。
     ヴントやその弟子のティチナーの時代にこういうことがやられていたように思いますが、知覚と違って、一瞬に過ぎていくようなひらめきが生じる前後の意識の自己観察はなかなか難しそうです。「問題を解いている様子を録画し、視線や手の動き、考え込む時間など、ひらめきの直前に共通する行動」は、比較的観察が容易だと思います。こちらにしてはどうですか。
     では、課題として何を使うかを次に考えないといけないですね。そのためには原点にもどって、あなたがどういう「ひらめき」を研究したいのかを考える必要があると思います。授業でも問われていましたが、あなたが興味を持っている「ひらめき」とは、何かを「発見」するようなことなのか、何かを「思いつく」ことなのか、何かを「思い出す」ことなのか。それによって課題は異なります。「発見」であれば数学の幾何問題で適切な補助線を発見するようなもの、「思いつく」であれば「なぞなぞ」みたいなもの、「思い出す」であれば「記憶課題」みたいなものが考えられます。
     考えた末、ひらめきがやってくるような課題にして、ひらめき前後に特異的に現れる現象を拾って行ってもいいと思いました。「それがわかって何になるの?」と尋ねられるかもしれませんが、卒論でも修論でもないので、まず出来事を事細かに見てみるのもいいと思います。
     伊藤先生、友野先生からも何かアイデアがほしいところです。
     

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    satsukagushinri 2026/07/27 (月) 18:31:07 5adbf@6781b >> 217

    アダマールという人の「数学における発明の心理」という本がありますが、こういうことじゃないよなぁ、多分。

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    回答ありがとうございます。
     森先生からいただいた意見を元に、問題を解いている様子を録画してひらめきの直前に共通する行動を観察し、「たぶんひらめきはこういうものだ」という仮説を立てることを研究の目的にさせていただきます。
     自分が興味を持ったひらめきは何かを「思いつく」ことです。
    自分の考えがだいぶまとまってきました。アイデアを出してくれてありがとうございます。