F26011
2026/07/24 (金) 20:59:36
b5f3a@5688e
エーリヒ・フロムの『自由からの逃走』について。現代にも権力からの解放と自分らしく生きる自由は存在していると思いますが、ファシズムにはあまり発展していないように感じます。この理由について先生のご意見を伺いたいです。それと簡単な話ですが、私は大学生になってからこれまでのような学校のシステムから解放され、結果として自由を重荷に感じることがありました。なので、フロムの考えは個人規模でも確かに存在している心理だと実感しました。自由から逃走しないために自立した大学生活を送りたいと思います。
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この辺りは認識の差なのかもしれませんが、現在ファシズムに発展していないかと言えば、むしろドイツにおけるネオ・ナチの台頭、日本を含む各国の右傾化と防衛費の拡大など、第2次世界大戦前と似た動きが急速に広がっています。それが旧来のファシズムと同じと言えるかはわかりません。現代的な特徴としては、ポピュリズムと呼ばれる大衆迎合的な考え方の広がりがあるでしょう。これは、ひろゆき氏に代表されるように、エリート官僚主義を大衆目線から批判しつつ人気を得ていくというようなものです。ドナルド・トランプもそうですね。このような動きが起こる背景には、フロムが指摘したような不安があるのかも知れません。自由からの逃走が起こるかどうかを、あなた個人の問題として考えるのではなく、なにがそのような逃走を起来させるのか考えるのも良いかと思います。が、そうなると心理学と社会学の結び目の学問になりますね。よい問題意識かと思います6点。