26年度心理学部

26年度心理学史 / 80

80

査読問題については、臨床心理学がさまざまな流派を切りはりしたキメラのような領域である以上、学問としてのあり方を根本的に問うような論文は「ありがた迷惑」となると思うので、理解されにくいと思います。
近年、学会は枝分かれを繰り返して、さまざまな派閥が乱立する時代になりましたが、インターネットで自由に考えを発信できるようになった今、「学会」という組織の賞味期限が切れかけていると思います。
「査読」という行為は、その論文が「真実」を語っているかどうかを判定する側面があると思いますが、その客観性は2つの意味で揺らいでいます。ひとつは森先生が述べていたように、権威のある学会誌に掲載されるためにはお金が必要であるという事実、もうひとつはSNSなどを通して真実が作られるという側面からです。
これからは、学会ではなくて、直接ユーザーに影響を与えるような方法で、研究成果を提示しなければいけない時代になるように思います。
面白い問題意識ですね。10点あげます。

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