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ドンキのあの言い回しは、掃除屋と血鬼の根源が同じである可能性が非常に高いという事だろう。
かつ、「頭に住居として指定された建物ならば掃除屋から安全になる」のと「掃除屋は頭の指揮下にある」って事は、
血鬼という存在は表の人間が知らないだけで、都市にとっては相当重要な存在なんだろうと思う。
掃除屋の武器も、血鬼の振るう硬化血液武器に似ているし。純度等の関係で質が今ひとつなんだろうけど。
深夜清掃ダンジョンのマスのデザインといい、蚊やコウモリの群れなんかをモチーフにしてそう。
ふと、血鬼（≒頭）はフリーメイソンやイルミナティ等の秘密結社ムーブかましてるんじゃないかなって思い浮かんだ。
会社の代表が必ずしも血鬼である必要はないし（どうせ折れたりするし）、
ある程度大きなフロント組織を各地で牛耳っていれば、かなり色々なことが操作出来るんじゃないかな。
ただ、恐らく監視網としての機能には欠けていると思う。もし自動共有で垂れ流しなら、
ヴェルギリウスが第一眷属の血鬼の目を持っている以上、リンバスカンパニーがやっていることが
ダダ漏れになっているはず。それなのにまだ爪は来ていない。
まあこの点は図書館で長期間様子見されていたアンジェラの例もあるから確定事項じゃないけど。

ともかく、キム・ジフン氏のテーマは取材にもあったけどやっぱり家族なんだなぁって。
掃除屋・血鬼・紫の涙・中指・ドンキホーテ・ヒースクリフ・ウーティス・ホンルと、
それぞれの事情を抱えた面子の思いが交錯する良い章だった。
ジフン氏がねじれたら色欲系になりそうな気がする。