American_Crusoe
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2025/08/14 (木) 16:47:41
私の考えでは、「二次創作」というものの面白さは、この延長線上で説明できるのではないかと思います。ご承知の通り、二次創作は「原作」の受動的な享受、そして特定のキャラクターへの圧倒的な感情移入というものが原点にあります。これを忘れて、まるでゲームのプレイヤーのように勝手にキャラクターを動かすと、同じように原作を享受しキャラクターに共感している人たちから反感をかうわけです。私も喧嘩界を「原作」とした小説を書き、オビディ氏に強烈な駄目出しをされました。非常によい勉強をさせていただいたと思っております。
一方で、原作の受動的な享受だけでは収まらない人々がいるわけです。もともと、ストーリーやキャラクターの受動的な享受にも「解釈」の幅があり、「自分はこう解釈する」というある種の能動性があるわけですが、その範囲では飽き足らず、「自分ならこう動かす」というふうにストーリー改変、そして場合によってはキャラ改変にまで踏み出してしまう人々がいるわけです。
このように書くと、論理的には二次創作全般が「ストーリーの破壊」「キャラクターの破壊」であって、「やってはいけないこと」となってしまうわけですが、現実にはある程度許容され、それどころか面白がられ、場合によっては商業的な価値まで生まれてしまっているわけです。
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