American_Crusoe
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2025/08/14 (木) 16:51:12
ある者は原作への共感や解釈の許容範囲を越えてしまい、リターンを得られない。また別のある者は何のリスクも冒さず、「わざわざ二次創作する意味ある?」というような、能動性もその先にある超越性(原作の面白さという事実を超越しているという意味。音楽でいうとカヴァーバージョンが評価されるケース)もない作品となってしまい、やはりリターンが得られない(まあ、私のように「別にリターンとかいらんねん」という立場もあるでしょうが)。
うーん、ここまで書いてきて、二次創作の場合、「リターン」の概念が難しいということがわかりました。ゲームの能動的享受やストーリーの受動的享受のように「自己満足」で終らせることができない(私は「自己満足」で終らせていますが)。二次創作の読者は、二次創作の作者や改変されたストーリーやキャラクターに感情移入していると言えるでしょう。つまりストーリー(原作)とほとんど同じです。しかし、二次創作の作者はどうなのか?――こういう問題を立てると、今度は「じゃあ、原作の作者はどうなんだよ」と問題が広がっていくように思えますが、私が問題にしているのは、「二次創作の作者の(原作の)消費者としてのリターンはどこにあるのか」ということなのです。
どうなんでしょうね?
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