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なぐも 2025/10/20 (月) 20:35:13

>> 247
私が新社会人になったときの新人研修で、講師がこんなことを言っていた。

「長生きなんかする奴は不真面目だ。定年退職後、すぐに死ぬような働き方をしろ。自分の先輩は、定年までもたずに死んでしまった。本当に素晴らしい人だ。これが社会人の鑑だ」

私は聞きながら「そんなアホな、誰がそんなことするか」と呆れたが、その講師は私よりも何十年も先輩。想像を絶するスーパーブラックな働き方をしてきたのだろうが、しかしこういう人たちの犠牲のうえに高度成長が実現したんだろうな。
この人たちよりも下の世代にも「モーレツ社員」という言葉があった。「24時間働けますか」のCM世代。でもこの世代はたぶん「死ぬほど働くことが美徳」ではなくて「稼ぎまくってやろう」という自分のための色合いが強かったように思う。
でも、バブル崩壊で「モーレツ社員」があっけなくリストラ食らって路頭に迷った。たぶんこのあたりで「何のために働くの?」というのが問われた気がする。あくまで私の感覚だけど。

それよりさらに後の世代の私らはもう、「自分が楽しく暮らすために働く」という、今につながるバランス志向の考えになってた。それ自体は間違っていない生き方だと思う。でも「寿命を捨てて働く世代」に比べるとそりゃ仕事量は減るわ。ただそれでもまだ育児休業とか取る人は身勝手呼ばわりされてたし、特に男性の育休なんて論外だった。
過重労働から徐々に解放されるのはいいことだけど、そのぶん生産力が落ちるのは必然。豊かな社会も便利な社会も、過重労働に支えられてたんだって痛感する。

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    オビディ✩.*˚ 2025/10/20 (月) 21:30:09 >> 248

    リーダーズっていうドラマがまさにそんな感じだったな。
    TOYOTAの創業者がモデルになってるドラマで、日本車がまだなくて外車が主流だった戦前に日本車を作った人たちの奮闘を描いたアツい話なんだけどね。
    実際のTOYOTAと同じく、紡績工場の一部の社員を集めて本来の仕事とは別にほぼ泊まり込みでエンジン分解から組み立て〜と、それが終われば独自のエンジンを作るために研究を〜みたいな今やれば一発で労基が入るようなことをしてた。
    最初はまともなエンジンすら作れるわけもなく失敗続きで、車なんて夢のまた夢みたいな感じだ。

    そうでもしないと新しいものを作るなんて無理なんだろうなって思ったな。
    今の日本にそれができるかってまあ無理だろうなと。
    まあ同じことが自分にできるかと言われるとそれも無理なんだけどね。