ありがとうございます。 古典球は奥が深く、愛好家の方が結構いらっしゃる世界のようですね。 これほど互換性の広いものだとは思っても見ませんでした。 古典球が製造された半世紀以上前にも、これらの規格を調べて同じように差し替えているオーディオ愛好家もいたのでしょうね。時間をかけてじっくり探す事にします。 プアマンズPP3第2弾の記事も楽しみにしております。
RS289、RV210、PX4は同じ設定で動作しますからRS289とRV210の場合はプレートキャップを所定のピンソケットに接続するだけです。 RE604系の場合はバイアス切替スイッチを切り替えるだけですのでとても簡単です。 追加情報としてタングスラムではAD1のUFベースバージョンを製造していましたが、PX4の設定で使えます。 また、AD1をUFベースに変換するソケットアダプターが売られていますのでAD1も使用可能とすることができます。 ヨーロッパ系の中型管の殆どをカバーできると思います。 チューブオーディオラボさんを中心とする球アンプ愛好家の方々は極めて程度の良いヨーロッパ製古典球を所有しています。 今回のアンプが完成すればそれらの球をお借りして実際に音出し確認することも不可能ではありません。 気に入った球に出会ったら時間をかけて極上品を入手すれば良いと思います。
う〜ん、なんかどんどん楽しみが増えて行きますね。ありがとうございます。 そうしますとRS289系に差し替え可能とのことでしたから、この球を使用する時はプレートキャップをつけるだけでスイッチの切り替えなどはいらないということですね。 さらに今回のプランでは切り替えスイッチを増設してRE604系を使用できるようにしたという理解でよろしいですか? 凄い事になってきましたね。素人にはなかなか想像できませんが、大変な万能アンプに仕上がりそうですね。 老後の楽しみが一気に膨らみました。待ち侘びる日々を過ごしております。
PX4アンプの追加情報です。 チューブオーディオラボさんとのやり取りの中で折角の機会だからRE604系の球もスイッチ一つで使えるようにしましょうかという話になりました。 抵抗1本とトグルスイッチ1個を追加するだけです。 これによってヨーロッパ製の中型管のほとんどが使えるようになります。 今は無くても将来入手できればアンプを新たにあつらえる必要がありません。 RE604系としてはフィリップスのD404、バルボのLK460、タングスラムのP460等結構な種類があります。 私の手元にはRE604のクラングフィルムバージョンであるKL71403が1本だけですがあります。 程度の良いヨーロッパ球を自分のアンプで試聴してから購入計画を立てることもできますね!
そうなんですね。 MCカートリッジに上質なトランスを組み合わせたようなイメージでしょうか? これまで数台ELEKITのアンプを自作したり、Marantz7の簡単なカップリングコンデンサー交換などはなんとか独力で行いましたが、やはり電気的な知識がないのが根本的な問題のようで、回路図もまだ読めません。 博士のような長年の蓄積がないので、使用するアンプに関しては今回お願いしているアンプが最後になるかもしれません。もう一台のSV-91Bは名古屋のアンプビルダーY下さんがサンバレーのSV-91Bを改良されたもので、浅野氏が設計された75-76-300B-274Bなどを参考に交流点火方式への改良にも挑戦されたようですが、モノラル仕様でないと残留雑音にも問題があったようで、最終的には出力管のみ直流点火に戻されておりました。 Goodmansとの組み合わせでは、なかなか緊迫感のある音色を楽しませてくれております。
OPTを使用しているCDプレーヤーは業務用の数機種のみで民生用のCDプレーヤーでは皆無と思います。 上質のOPTを使えば音質的なメリットがあるのですがOPTの質が悪ければかえってディメリットになりかねません。 LHH2000のOPTは極めて上質のようです。 ロシアにはドイツから技術導入したと思われるアンプやスピーカーがありますから今回入手のトランスには期待しています。 真空管アンプの自作ぜひ実現してください。 その折は回路設計のお手伝いをいたします。
LHH2000が素晴らしいのは聞いています。 そうなんですか、OPTの使用しているものと不使用の機種があるのですね。 アナログは真空管アンプと同じで、カートリッジの交換で簡単に音質の変化を楽しめるところが良いです。 最近のアナログブームでレコードのリカッティングが増加しており、新品のレコードが手に入るので助かっています。
フィリップスのCD303は名機LHH2000と同じスイングアームメカCDM0とDAC_TDA1540を使用しているのです。 LHH2000はパーマロイコアのOPTが使われていますがCD303にはOPTが使われていません。 そこでパーマロイコアのOPTをビルトインしてみようといのが私の改造趣旨です。 近い将来アナログ系統の復活に向けて準備中です。 最近ジェンセンの10インチフィールドスピーカ―を入手しました。 そのうちブログで紹介できればと思います。
そうでしたか。 学生時代から浅野氏の薫陶を受けていらっしゃるのですね。 フィリップスのCD303は初めて見ました。ロシアのパーマロイは音質がよいのでしょうか? アナログよりCDPをご利用になっているのですね。 我が家ではアナログがどんどん増殖し、現在はYAMAHAの安価なものをたまに使用しております。 CDPは旧世代のスイングアームMarantz/CD-16やTEAC/VRDS-25X、光学系固定方式SONY/XA5ESなどを使用いたしましたが、上手く使いこなすことができず諦めました。 老後の楽しみにしていたアンプ製作も、上達せずに諦めかけております。情けない。
私の真空管との付き合いは長く、小学2年生ころから球集めを始めています。 中学生の時に5球スーパーラジオを組み立て、高校生になると真空管式のオーディオアンプ製作を始めました。 高校生の時に出会った名著「魅惑の真空管アンプ」はボロボロになるまで読み込みました。 サラリーマンになって銘球と呼ばれる球を入手してはみたものの購入価格に見合った音を出すことができずに殆ど処分してしまいました。 その代表格がWE300Aです。 WE300Aを手放した後に何故WE300Aで満足な音を出せなかったのか理解することができた今は惜しいことをしたと悔やんでいます。 ここ数年は母を自宅で介護していたため真空管オーディオは一時中断していましたが少しずつ再開しています。 先日、2か月ほど前にロシアの方から落札したパーマロイコアのトランスがようやく届きました。 このトランスはフィリップスのビンテージCDプレーヤーCD303を改造するために使ってみようかと思っています。
ご自分でアンプ製作もされるのですか。 601をググってみましたが、やはりナス管は独特の雰囲気の綺麗なフォルムと感じました。 一度は使用してみたいですが、値段が高そうなのがネックになりそうです。 やはり出力管を複数楽しめるコンパチアンプが便利ですね。
最近フランスマツダの601というナス型出力管を1本入手しました。 この球はPX4のナス型と同規格の球です。 2本セットですと高額になったかもしれませんが1本で35000円ほどでした。 PX4系とRE604系の球を1本買いで集めています。 人様のアンプ製作がひと段落したら自分用のコンパチアンプを製作予定です。 Ep200~250V、フィラメント電圧2-4-6VのUFベースの球すべてが使用可能なモノラルアンプです。
博士、回路詳細についてのご考察、誠にありがとうございます。 なるほど前段にする球の選択が厳しかったのですね。 しかしなんとか解決策を見出していただけたようなので、安心いたしました。 RV210をググってみましたが、スモークタイプで違った雰囲気を与える球ですね。 またまた楽しみが増えました。どんな音がするんだろう?
所々誤字ありますご容赦
PX4アンプについての解説 今回のPX4アンプは前段管が6SL7と指定されていたので少々頭の体操が必要でした。 6SL7は適度な増幅率を持つ音の良い電圧増幅管です。 しかし古典三極管をドライブするには出力インピーダンスが高くドライブしきれない可能性がありました。 解決策として 1、6SL7の両ユニットをパラレル接続にして出力インピーダンスを半分に減らす。 2、6SL7のプレート負荷を大容量のチョークコイルにすることで動作点をドライブ能力のが高く低歪の領域に設定。 TMSプロダクツさんが200H(ヘンリー)という大容量のチョークコイルを手巻きしてくれたので大助かりです。
次にPX4事態の問題として PX4は古典管の中では電極間の静電容量(以下電極容量)が大きい部類の球です。 前段管の6SL7から見ると少々荷が重いのです。 そこでPX4にブートストラップを掛けることにより電極容量のうち6SL7の負荷となる入力容量を低減しました。 PX4に導入したブートストラップ回路は私がテレビの垂直偏向回路からヒントを得て考案したものです。 PX4の入力容量を低減することにより音にスピード感が増し歪が減少します。
次にPX4と再替え可能となるRS289について RS289はテレフンケンが開発した送信管です。 アメリカ型の増進管は高域に偏った音の球が多いのですがRS289は違います。 三極管接続にすると極めて内部抵抗が低く素晴らしい低音を聞かせてくれます。 物理特性はAD1やEdと非常に近くオーディオ専用管に全く引けを取りません。 送信管特有の高域の抜けの良さも兼ね備えていますからとてもワイドレンジな球です。 圧倒的なスピード感はAXIOM80やLowtherといったハイスピードスピーカーにマッチすると思います。 電極容量はとても小さく前段管の6SL7に優しい球でもあります。 値段が安いのでスペアチューブの心配もありません。
最後におまけです 今回のアンプはRS289を使えるようにしたことでもう一つ使える球ができたのです。 それはテレフンケンの業務用出力管RV210です。 RV210はPX25並みの出力が得られる球ですが今回のアンプでは軽い動作での使用となります。 あまり高価な球ではないので面白い存在と思います。 相場はPX4の1/3くらいと思います。
ありがとうございます。 真空管博士のアドバイスにより、テレフンケンの球も差し替え可能にしてもらえるようです。 回路は疎いですがプレートチョーク結合ですか?素晴らしい! 今後のために回路の詳しい内容をご教授いただければ有難いです。 楽しみですね〜。
PX4アンプの製作が始まりましたね! チューブオーディオラボさんから回路のアドバイスを依頼されました。 最終的にプレートチョーク結合という回路になりました。 6SL7系の球はRC結合ですと直熱三極管に対してはドライブ能力の点で物足りなさを感じることがありますが両ユニットをパラレルに接続にしてプレートチョーク結合にすることにより十分なドライブ能力を持たせることができます。 トランス結合のドライブ能力の高さとRC結合のワイドレンジな再生帯域を併せ持った回路といえます。 6SL7から発生する歪を非常に少なく抑えることができますからPX4の素顔を堪能できると思います。
初めまして 球球コレクションのブログを拝見させていただきました。まさしく真空管の神様ですね! まだ、全て読んだ訳ではありませんが、それぞれの内容を拝見させていただくのが楽しみになっております。 これほどの素晴らしい内容なのに、これまで訪問させていただいていなかったのが不思議です。 当方、専門的な知識は乏しいのですが、長らく真空管オーディオを楽しんで参りました。 稚拙な記事を細々掲載させていただいておりますが、これからも色々とご教授願いますでしょうか。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
初めまして、チューブーディラボさんに6AR6とTSMの手巻きトランスを勧めたのは私です。 私のブログに6AR6について書いています。 https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-326.html チューブオーディオラボさんのアンプには私が考案した真空管の直線性と中高域の音質を改善する回路が使われています。 抵抗1本を追加するだけの単純なものですが私の予想を上回る効果があったようです。 6AR6のオリジナルはWEなのですがWE製は市販されずエンジニアリングサンプルとしてセットメーカーに供給されたのみのようです。 運よくWE製を1本だけ入手できました。 WE製に最も忠実なのは最初期のタングソル製です。 最初期のタングソル製の特徴はジルコニウムを塗布した楕円プレートとヒーターがヘリカルタイプであることです。 チューブオーディオラボさんに相談すれば最初期の6AR6を貸し出してくれるかもしれません。 私が貸し出すことも可能です。 ご迷惑でなければ時折折書き込みをさせてください。
とんでもございません。 再塗装についてはGarrard301ですでにご経験されているのですね。 最近はこちらの耳の性能が劣化してきて、ますます細かい違いなどが聴き分けられなくなってきました。 機械のようにレストアできれば良いのですが、このまま(はっきり分からない)の方が幸せなのかもしれません。 まあ、聴いていて違和感があったりした場合は、様子を見て紙を外すことにいたします。 しかしEMPIREのプレーヤーをレストア(アーム内部配線交換)してケーブルなども色々試したところ、安価なシュアーM44が不満なく肩肘張らずに楽しめるようになりました。 それほど高価でもない国産MC型のSHELTERやコンパクトな石のフォノイコもなかなかの音質でした。 またご一緒に楽しむことができればと考えております。よろしくお願いいたします。
6月7日の記事、拝見しました。 そして、上の返信内容からも私の勘違いであったことがわかりました。「不思議」の意味を音質の変化と早とちりしてしまったようですね。私としては以前の「ガラード301」で痛い目にあったことが頭にあったものですから、つい要らぬ口をはさんでしまいました。ごめんなさい。 6月7日の記事からはKさんの科学的アプローチの様子がうかがえて、そしてその結果が一件落着を見たということに対して敬意を表したく思います。
ただオーディオ的には、紙を一枚はさむことによって音がどのように変わってしまうのかというところに目が行ってしまうのはオーディオ馬鹿である私の悪い癖なのでしょうか。 ちょっとしたことで随分音が変わる、そんなところがオーデイオの醍醐味でもあるわけですからこれからもいろいろと情報交換のほどよろしくお願いいたします。
sigetaさま こちらこそご無沙汰しております。その後お変わりございませんか? いつもご考察が深いですね。 確かにGarrardの重量級プラッターは叩くと「コ〜ン」と鐘のような響きの良さを感じますが、EMPIREのプラッターは二重構造となっており、特にアウタープラッターは華奢で軽く、響くような厚さや重さはありません。 「カンカン」という感じです。 加えてGarrardとは根本的に異なって、ターンテーブル部をスプリングでフローティングする構造となっておりますので、シャーシの塗装状態で音質に影響することは少ないと思われます。 不思議なのは塗装を乾燥させた後、ゴムマットを置くとしばらくしてマットに接した塗料が所々溶けてゴムマットにこびりついているというところです。 調べたところ、最初に使用したスプレーは石油樹脂塗料で、2回目のタムラはラッカー系でした。 最初に使用したメッキ調スプレーはそもそも金属の外装部分に使用するのはNGでしたが、タムラの方は模型用で問題ないはずです。 原因として考えられるのは、完全に乾燥させるには1週間ほどかかるとのことでしたので、ゴールド塗装+クリア塗装ともに2時間ほどで重ね塗りしたところに問題があったのかもしれません。 シャーシ部分は常に外気に晒されているため、完全に乾燥してクリア塗装面がガードしてくれたのかもしれませんが、スイッチ周りの塗装に少し亀裂が入るようになりました。 またこのプレーヤーにはJ字型980アームを搭載しているのですが、アームの内部配線を最新の導体を使用した配線材に交換したところ、この配線材が少し太くてアームの動きに干渉するところがネックとなっております。 アーム内部を通った配線材が支柱上部で下部に引き出し、支柱を通る構造となっておりますが、どうしてもアームの動きにより牽引力が加わってアーム自体の感度に影響するようです。 現在、アームから出て支柱に入る部分の4本の配線材を、それぞれ4方向にたるみ気味になるように調整してバランスを取るようにしております。 使用しているSHUREのMM型カートリッジは比較的針圧も重いので、あまり音質には影響がないような気もしますが、設置場所にも問題があるのか少しハウリングに弱いような気もします。 オリジナルの内部配線材は超極細のボビン状に巻かれたもので、これを最新の素材に交換することによってオリジナルとは方向性の異なるワイドレンジな音質に改善されております。 本当に改造や調整を始めたらキリがありませんね〜。
こんにちは。ご無沙汰しております。 6月4日の「塗装の不思議」の記事、興味深く拝見させていただきました。 エンパイアのプレイヤーは使ったこともない私ですが、参考になればということで投稿いたします。
プレーヤーの塗装でよく出てくるのが「ガラード301」ですね。401よりも古いこともあって301プレーヤーには汚れや塗装の剝がれが目立ちます。従ってオーディオ店では再塗装して販売してるところも多いとか。 その際の塗装の大きなポイントは、油性塗料を用いるか水性塗料を用いるかということだそうです。(聞いた話です)きれいに仕上がるのは油性の方なのですが、そうすると本体の鳴きが抑えられてボッタリとした全く面白くない音となってしまうのです。もともとガラードのプレーヤーは水性塗料で塗られているのでオリジナルの通りに、しかも薄く塗らなくてはいけないということを聞きました。本体だけでもそうなのにプラッター部分に厚ぼったく塗られた物は最悪だったという私自身の経験もあります。 ご存知かと思いますが、ガラードの中古の値段はプラッターの響きの良しあしで値段が決まるということですので、Kさんお使いのエンパイアについても響きの良し悪しを基準に考えてみてはいかがでしょうか。オリジナルの音の良さを大切にということであれば水性塗料の使用をお勧めします。 (今は環境面を配慮して水性塗料の方が多く用いられているようですね)
まあ考えてみればオーデイオとは、ある意味、音の共振点をどの位置に持っていくかという戦いでもあるわけで、今回の記事はそういう根本的な問題提起にもなっているように思いました。
Garrard301+RMG309を2セットもお持ちとは羨ましい限りですね。 なるほどSPが一番音に迫力があるのですか。 モノラル録音を専用カートリッジで聴くと、厚みのある音がするとよく言いますよね。 当方は未だにモノラルの世界には踏み込んでおらず、LPもほとんどありませんし専用カートリッジもありません。 (レイブライアントのお気に入りのモノLPはありますが・・・・) Shure M44のモノラル専用針を購入しようかとも思うのですが、聴くものもほとんどないので機会を逸しております。
18HにはU38 10HにはM7DでたまにSTS-222です。(10Hの連続LP再生機能を省略したのが18Hですが、音は18Hの方がある理由でよいと思います。)garrard301は2台ありRMG309とRF309(2ピンモノ)です。私は気に入ったものは複数持ちたい性格で困ったものです。 ところでいつも思うのですが、SP→monoLP→stereoLP→CDの順で音が薄くなるような感じがします。ビニール系のSPで有名なjazz sceneのセットは最高の音質(LPもありますがSPが圧倒的です)と今でも思ってます。(SP盤とSP用のカートリッジは手放しました。)音質と利便性でLPが私には最も適しているようです。細かい音の違いは私も聴き分けられません。そのためケーブル類にはこだわらないのでここで散財しないで済んでます。ではまたよろしくお願いします。
なるほどOLDーMMで使用するPLを複数お使いなのですね。 当方も以前はSPU用昇圧トランスをあれこれ聴き比べましたが、現在はWE/Langevin/J.sなどで落ち着いています。老化により難聴気味になってきたのが原因のようで、幸か不幸か最近はあまり音質の細かい違和感を聴き分けられなくなってきたようです。 Ortofonの音質はやはり素晴らしく、DENONもDL-103系が2機種ありますが、ほとんど出番がない状態です。 最近はMM型に目覚め、EMPIREのPLを使用しSHURE-M44で針の違いによる音質変化を楽しんでおりますが、あれこれ気にせず気楽に楽しめるのが良いと感じております。
こんにちは、軽くて小さいはプレーヤー周りです。本当は昇圧トランスを色々試したいのですがお目当ての物はずいぶん相場が上がってしまいました。オーディオは何かを変更したくなるので困ったものです。elacはカートリッジも含めて完成された世界ですね。18H(10H)に使用されているスタティックバランスのアームの方が後の40H(40A)のダイナミックバランスのアームより私は好みです。(デザインも含めて)リフター付きの場合はマニュアル機としても使用できるのでそうしてます。ortofonはoldMMより品がありバランスもいいのですが、なぜかU38やM7Dの使用頻度が高いです。おかしな表現ですが、いい音で音楽を聴きたい と 気楽に楽しみたい のバランスがいいように思えます。ksusumu777様のトランスの聴き比べは興味深く拝見しました。
ケロリンさま GARRAD301+RMG309+SPU-GTは最強の組み合わせで、トランスを迷わなくて済むのが良いですね。 当方はケロリンさんが愛用されているELAC/STS-222に興味が湧きましたが、調達するのがなかなか難しそうです。 軽くて小さいとは何のことをおっしゃっているのでしょうか?
お久しぶりです。garrard301が浮いているのでRMG309とSPU-GTを入手しました。ortofon再びです。最近oldMMのみでしたので非常に新鮮です。(SPUに試されているのか?)同じことを繰り返しているような気がしますが・・・SPとAMPはほぼ固定できたので この辺が違いを楽しむ箇所なのかもしれません。何より軽くて小さいのが助かります。またよろしくお願いします。
Y下さま ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか? SUPEXとは懐かしいブランドですね。たぶん聴いた記憶はなかったと思います。 その後PX4アンプの調子は如何ですか? お暇ができましたら、是非また試聴にお越しください。
ご久しぶりです。 ヤフオクで珍しいカートリッジを落札しました、このカートリッジは私が高校生のころ雑誌の広告に載っていましたが広告を見るだけで買えなかった、カートリッジはSUPEXのSD-700Eです。早速機器を接続して音出ししました、大変GOODで不満がありません。このカートリッジはシェル付きで13700円で落札しましてシェルはいらないのでヤフオクに出品しましたら3000円で売れましたよ、差し引き10700円で購入です。オルトフォンのSL-15Dもヤフオクで売ってしまいましたSUPEXのSD-700Eは本来は30000円以上はしますね、 GRACEのトンアームは格好いいですね、私もG-565Fを使っています、もう一本のアームはウッドアームでこれが音が良く気に入っていますよ、
ケロリンさま ご投稿ありがとうございます。 elac 18HというPLは初めて見ました。オートチェンジャーのようですが、BSRのようなコンパクトで美しいデザインですね。カートリッジも全てヴィンテージ品で素晴らしいコレクションだと感じております。 MM型はこれまでELAC/PICKERING/SHURE V15など使用してまいりましたが、M44で初めて素晴らしさを理解しました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ksusumu777様 はじめまして以前より時々訪問させていただいておりました。特にアナログ関係は参考にさせていただいております。私は以前はSPU-Aを使用していたのですが、断線したのを機会に初期MMに変更して50~60年代のジャズを中心に聴いております。愛用はpickeringU38、shureM7D、elacSTS222、shureM44-7です。PLはelac18Hをメインで使用しております。SPが604のため低域が強力なU38を使用する機会が多いです。しかしながらortofonもまた使ってみたい。k様の情熱には頭が下がる思いと同時に公開されていることが大変貴重です。では今後もよろしくお願いします。
Sigetaさま 本日はご来訪いただきましてありがとうございました。 まあ何事も設置しているリスニングルームの中で、使用している機器やケーブルなど、入り口のソースから出口のスピーカーまで全ての機器の組み合わせバランスですから、「球転がし」もアンプ以外の組み合わせをそのままにアンプだけに限って少しでも好みの音色に近づけるために行う手軽な儀式と当方は考えております。 この簡単に出てくる音の傾向をユーザーが変えられると言うのも、オーディオへの"こだわり"だと考えております。 今回のアンプの試聴ではこだわりの強いアンプを愛用されているSigeta様からも高い評価を受けることができ、次回のアンプ製作を依頼している当方としてはホッとしたところです。 アンプの完成が楽しみですが、また完成しましたらご感想を伺わせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。
ksusumu様 本日は長時間にわたり楽しいオーデイオタイムを有難うございました。 本日伺った第一の目的は、Kさんの最近のブログに登場する6RA6メインアンプを聞かせていただくことでしたが、想像以上のすばらしさにびっくりしました。
何が素晴らしいかというと出力管6RA6のフラットな特性ということで、帰りがけにもお話ししましたが、真空管の個性を感じさせるのは実は歪みであったり色付けであったりすることが大変多いということだと私は思うからなのです。その点このアンプは無個性といってもいいくらいのフラットな特性で、それでなくてはジュリーニのブルックナーのシンフォニーの開始の部分のヴァイオリンのユニゾンがあんなにも空気感を伴って再生されることにはならないでしょう。あの弦の倍音とさわさわとした空気感の再生はアナログオーディオの醍醐味ともいえるのではないのでしょうか。そんなことを感じさせてくれたアンプ製作者の高い技術力と、もちろんそれだけではなく、その他の部分でのKさんの丹精込めたセッテイングの見事さに大きな拍手をお送りしたいと思います。
多くの時間を玉転がし(初段管と整流管)に費やしましたが、上記のビックリに比べれば大きな違いを感じなかったと言えばうそになりましょうか。といいますのは、どれもそれなりになっていたと思いますし、これについてはピンケーブルを変えただけで評価がガラリと変わってしまうことを日頃経験していますので、どうしても評価を下すのであるならば「現時点においては」という但し書きが必要であると私は思うのです。そのことを踏まえずしてパーツの良し悪しを論じてはいけないということがやっとわかってきた私です。ですからブログ上の評価もそのようにご理解ください。
Kさん宅の音を聴かせていただくのはこれで四回目になりますが、今回の音は「一皮むけた」感じを持ちました。今までが決して悪かったわけではないのですが、魂込めて手づくりしたガレージメーカーの音は普通のメーカー製のアンプに比べて悪いわけがないというのが私の持論です。私もそういうアンプを使っていますので、何か仲間が増えたような感じがして帰途につきました。またの機会を楽しみにしています。
Y下さま SPはまだヴァイタボックスの12インチを愛用されているのですか? エージングが進んだあとの比較試聴が楽しみですね。 またその結果をよろしくお願いいたします。
PX4はテスト的に鳴らしただけですがこの球は新品未使用ですから時間をかけてエージングをしないと本領発揮 しないと思います。エージングが済めばもっと良い無サウンドが聴けるはずですが今は模型で薬師寺の西塔を製作していますからオーディオはこれで一旦中止です。またエージング終了しましたらPX25,PX4の比較試聴をしてご報告します。 特注のアンプの完成が楽しみですね、K様のオーディオへの情熱は凄いですね、羨ましいです。 2年以上オーディオから遠ざかっていると残念ですが耳は退化しているのがわかります。
Y下さま もう完成したのですか? 流石に腕は鈍っていないですね。 そうですか。試聴の結果素晴らしい音質のようで羨ましいです。 当方はまだまだ完成には至りませんが、早く聴き比べが実現すれば良いですね。 楽しみだな〜。
だいぶ構想が進んでいますね、 やっとPX25、PX4切り換え型のコンパチアンプに改造しました、管理人さまから使用する機会があると云われて PX4を聴かずに売却はもったいなくて一度使ってみようとアンプの改造をしました、PX25とPX4との比較 先にPX4を聴きました、一言大変透明感のある音で繊細さも持ち合わせていて文句なし、ヴィンテージスピーカー にはぴったりで芳醇な響きには感服した、次にPX25に差し換えて音を出した、PX4とは違う音でこれも絶賛、どちらを選ぶとすれば背の高いPX25のが見た目にはインパクトがあるがどちらの球も共通点があり球よりパートリッジのトランス が音を決めている印象です。パートリッジは1950年代のヴィンテージトランスですから現代のトランスとは音の傾向が違いますね、
Y下さま そう仰らずに、また使用する機会もあるのではないですか? 大分先の話ですが、 当方のPX4が完成したら聞き比べをしましょう。
ありがとうございます。
古典球は奥が深く、愛好家の方が結構いらっしゃる世界のようですね。
これほど互換性の広いものだとは思っても見ませんでした。
古典球が製造された半世紀以上前にも、これらの規格を調べて同じように差し替えているオーディオ愛好家もいたのでしょうね。時間をかけてじっくり探す事にします。
プアマンズPP3第2弾の記事も楽しみにしております。
RS289、RV210、PX4は同じ設定で動作しますからRS289とRV210の場合はプレートキャップを所定のピンソケットに接続するだけです。
RE604系の場合はバイアス切替スイッチを切り替えるだけですのでとても簡単です。
追加情報としてタングスラムではAD1のUFベースバージョンを製造していましたが、PX4の設定で使えます。
また、AD1をUFベースに変換するソケットアダプターが売られていますのでAD1も使用可能とすることができます。
ヨーロッパ系の中型管の殆どをカバーできると思います。
チューブオーディオラボさんを中心とする球アンプ愛好家の方々は極めて程度の良いヨーロッパ製古典球を所有しています。
今回のアンプが完成すればそれらの球をお借りして実際に音出し確認することも不可能ではありません。
気に入った球に出会ったら時間をかけて極上品を入手すれば良いと思います。
う〜ん、なんかどんどん楽しみが増えて行きますね。ありがとうございます。
そうしますとRS289系に差し替え可能とのことでしたから、この球を使用する時はプレートキャップをつけるだけでスイッチの切り替えなどはいらないということですね。
さらに今回のプランでは切り替えスイッチを増設してRE604系を使用できるようにしたという理解でよろしいですか?
凄い事になってきましたね。素人にはなかなか想像できませんが、大変な万能アンプに仕上がりそうですね。
老後の楽しみが一気に膨らみました。待ち侘びる日々を過ごしております。
PX4アンプの追加情報です。
チューブオーディオラボさんとのやり取りの中で折角の機会だからRE604系の球もスイッチ一つで使えるようにしましょうかという話になりました。
抵抗1本とトグルスイッチ1個を追加するだけです。
これによってヨーロッパ製の中型管のほとんどが使えるようになります。
今は無くても将来入手できればアンプを新たにあつらえる必要がありません。
RE604系としてはフィリップスのD404、バルボのLK460、タングスラムのP460等結構な種類があります。
私の手元にはRE604のクラングフィルムバージョンであるKL71403が1本だけですがあります。
程度の良いヨーロッパ球を自分のアンプで試聴してから購入計画を立てることもできますね!
そうなんですね。
MCカートリッジに上質なトランスを組み合わせたようなイメージでしょうか?
これまで数台ELEKITのアンプを自作したり、Marantz7の簡単なカップリングコンデンサー交換などはなんとか独力で行いましたが、やはり電気的な知識がないのが根本的な問題のようで、回路図もまだ読めません。
博士のような長年の蓄積がないので、使用するアンプに関しては今回お願いしているアンプが最後になるかもしれません。もう一台のSV-91Bは名古屋のアンプビルダーY下さんがサンバレーのSV-91Bを改良されたもので、浅野氏が設計された75-76-300B-274Bなどを参考に交流点火方式への改良にも挑戦されたようですが、モノラル仕様でないと残留雑音にも問題があったようで、最終的には出力管のみ直流点火に戻されておりました。
Goodmansとの組み合わせでは、なかなか緊迫感のある音色を楽しませてくれております。
OPTを使用しているCDプレーヤーは業務用の数機種のみで民生用のCDプレーヤーでは皆無と思います。
上質のOPTを使えば音質的なメリットがあるのですがOPTの質が悪ければかえってディメリットになりかねません。
LHH2000のOPTは極めて上質のようです。
ロシアにはドイツから技術導入したと思われるアンプやスピーカーがありますから今回入手のトランスには期待しています。
真空管アンプの自作ぜひ実現してください。
その折は回路設計のお手伝いをいたします。
LHH2000が素晴らしいのは聞いています。
そうなんですか、OPTの使用しているものと不使用の機種があるのですね。
アナログは真空管アンプと同じで、カートリッジの交換で簡単に音質の変化を楽しめるところが良いです。
最近のアナログブームでレコードのリカッティングが増加しており、新品のレコードが手に入るので助かっています。
フィリップスのCD303は名機LHH2000と同じスイングアームメカCDM0とDAC_TDA1540を使用しているのです。
LHH2000はパーマロイコアのOPTが使われていますがCD303にはOPTが使われていません。
そこでパーマロイコアのOPTをビルトインしてみようといのが私の改造趣旨です。
近い将来アナログ系統の復活に向けて準備中です。
最近ジェンセンの10インチフィールドスピーカ―を入手しました。
そのうちブログで紹介できればと思います。
そうでしたか。
学生時代から浅野氏の薫陶を受けていらっしゃるのですね。
フィリップスのCD303は初めて見ました。ロシアのパーマロイは音質がよいのでしょうか?
アナログよりCDPをご利用になっているのですね。
我が家ではアナログがどんどん増殖し、現在はYAMAHAの安価なものをたまに使用しております。
CDPは旧世代のスイングアームMarantz/CD-16やTEAC/VRDS-25X、光学系固定方式SONY/XA5ESなどを使用いたしましたが、上手く使いこなすことができず諦めました。
老後の楽しみにしていたアンプ製作も、上達せずに諦めかけております。情けない。
私の真空管との付き合いは長く、小学2年生ころから球集めを始めています。
中学生の時に5球スーパーラジオを組み立て、高校生になると真空管式のオーディオアンプ製作を始めました。
高校生の時に出会った名著「魅惑の真空管アンプ」はボロボロになるまで読み込みました。
サラリーマンになって銘球と呼ばれる球を入手してはみたものの購入価格に見合った音を出すことができずに殆ど処分してしまいました。
その代表格がWE300Aです。
WE300Aを手放した後に何故WE300Aで満足な音を出せなかったのか理解することができた今は惜しいことをしたと悔やんでいます。
ここ数年は母を自宅で介護していたため真空管オーディオは一時中断していましたが少しずつ再開しています。
先日、2か月ほど前にロシアの方から落札したパーマロイコアのトランスがようやく届きました。
このトランスはフィリップスのビンテージCDプレーヤーCD303を改造するために使ってみようかと思っています。
ご自分でアンプ製作もされるのですか。
601をググってみましたが、やはりナス管は独特の雰囲気の綺麗なフォルムと感じました。
一度は使用してみたいですが、値段が高そうなのがネックになりそうです。
やはり出力管を複数楽しめるコンパチアンプが便利ですね。
最近フランスマツダの601というナス型出力管を1本入手しました。
この球はPX4のナス型と同規格の球です。
2本セットですと高額になったかもしれませんが1本で35000円ほどでした。
PX4系とRE604系の球を1本買いで集めています。
人様のアンプ製作がひと段落したら自分用のコンパチアンプを製作予定です。
Ep200~250V、フィラメント電圧2-4-6VのUFベースの球すべてが使用可能なモノラルアンプです。
博士、回路詳細についてのご考察、誠にありがとうございます。
なるほど前段にする球の選択が厳しかったのですね。
しかしなんとか解決策を見出していただけたようなので、安心いたしました。
RV210をググってみましたが、スモークタイプで違った雰囲気を与える球ですね。
またまた楽しみが増えました。どんな音がするんだろう?
所々誤字ありますご容赦
PX4アンプについての解説
今回のPX4アンプは前段管が6SL7と指定されていたので少々頭の体操が必要でした。
6SL7は適度な増幅率を持つ音の良い電圧増幅管です。
しかし古典三極管をドライブするには出力インピーダンスが高くドライブしきれない可能性がありました。
解決策として
1、6SL7の両ユニットをパラレル接続にして出力インピーダンスを半分に減らす。
2、6SL7のプレート負荷を大容量のチョークコイルにすることで動作点をドライブ能力のが高く低歪の領域に設定。
TMSプロダクツさんが200H(ヘンリー)という大容量のチョークコイルを手巻きしてくれたので大助かりです。
次にPX4事態の問題として
PX4は古典管の中では電極間の静電容量(以下電極容量)が大きい部類の球です。
前段管の6SL7から見ると少々荷が重いのです。
そこでPX4にブートストラップを掛けることにより電極容量のうち6SL7の負荷となる入力容量を低減しました。
PX4に導入したブートストラップ回路は私がテレビの垂直偏向回路からヒントを得て考案したものです。
PX4の入力容量を低減することにより音にスピード感が増し歪が減少します。
次にPX4と再替え可能となるRS289について
RS289はテレフンケンが開発した送信管です。
アメリカ型の増進管は高域に偏った音の球が多いのですがRS289は違います。
三極管接続にすると極めて内部抵抗が低く素晴らしい低音を聞かせてくれます。
物理特性はAD1やEdと非常に近くオーディオ専用管に全く引けを取りません。
送信管特有の高域の抜けの良さも兼ね備えていますからとてもワイドレンジな球です。
圧倒的なスピード感はAXIOM80やLowtherといったハイスピードスピーカーにマッチすると思います。
電極容量はとても小さく前段管の6SL7に優しい球でもあります。
値段が安いのでスペアチューブの心配もありません。
最後におまけです
今回のアンプはRS289を使えるようにしたことでもう一つ使える球ができたのです。
それはテレフンケンの業務用出力管RV210です。
RV210はPX25並みの出力が得られる球ですが今回のアンプでは軽い動作での使用となります。
あまり高価な球ではないので面白い存在と思います。
相場はPX4の1/3くらいと思います。
ありがとうございます。
真空管博士のアドバイスにより、テレフンケンの球も差し替え可能にしてもらえるようです。
回路は疎いですがプレートチョーク結合ですか?素晴らしい!
今後のために回路の詳しい内容をご教授いただければ有難いです。
楽しみですね〜。
PX4アンプの製作が始まりましたね!
チューブオーディオラボさんから回路のアドバイスを依頼されました。
最終的にプレートチョーク結合という回路になりました。
6SL7系の球はRC結合ですと直熱三極管に対してはドライブ能力の点で物足りなさを感じることがありますが両ユニットをパラレルに接続にしてプレートチョーク結合にすることにより十分なドライブ能力を持たせることができます。
トランス結合のドライブ能力の高さとRC結合のワイドレンジな再生帯域を併せ持った回路といえます。
6SL7から発生する歪を非常に少なく抑えることができますからPX4の素顔を堪能できると思います。
初めまして
球球コレクションのブログを拝見させていただきました。まさしく真空管の神様ですね!
まだ、全て読んだ訳ではありませんが、それぞれの内容を拝見させていただくのが楽しみになっております。
これほどの素晴らしい内容なのに、これまで訪問させていただいていなかったのが不思議です。
当方、専門的な知識は乏しいのですが、長らく真空管オーディオを楽しんで参りました。
稚拙な記事を細々掲載させていただいておりますが、これからも色々とご教授願いますでしょうか。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
初めまして、チューブーディラボさんに6AR6とTSMの手巻きトランスを勧めたのは私です。
私のブログに6AR6について書いています。
https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-326.html
チューブオーディオラボさんのアンプには私が考案した真空管の直線性と中高域の音質を改善する回路が使われています。
抵抗1本を追加するだけの単純なものですが私の予想を上回る効果があったようです。
6AR6のオリジナルはWEなのですがWE製は市販されずエンジニアリングサンプルとしてセットメーカーに供給されたのみのようです。
運よくWE製を1本だけ入手できました。
WE製に最も忠実なのは最初期のタングソル製です。
最初期のタングソル製の特徴はジルコニウムを塗布した楕円プレートとヒーターがヘリカルタイプであることです。
チューブオーディオラボさんに相談すれば最初期の6AR6を貸し出してくれるかもしれません。
私が貸し出すことも可能です。
ご迷惑でなければ時折折書き込みをさせてください。
とんでもございません。
再塗装についてはGarrard301ですでにご経験されているのですね。
最近はこちらの耳の性能が劣化してきて、ますます細かい違いなどが聴き分けられなくなってきました。
機械のようにレストアできれば良いのですが、このまま(はっきり分からない)の方が幸せなのかもしれません。
まあ、聴いていて違和感があったりした場合は、様子を見て紙を外すことにいたします。
しかしEMPIREのプレーヤーをレストア(アーム内部配線交換)してケーブルなども色々試したところ、安価なシュアーM44が不満なく肩肘張らずに楽しめるようになりました。
それほど高価でもない国産MC型のSHELTERやコンパクトな石のフォノイコもなかなかの音質でした。
またご一緒に楽しむことができればと考えております。よろしくお願いいたします。
6月7日の記事、拝見しました。
そして、上の返信内容からも私の勘違いであったことがわかりました。「不思議」の意味を音質の変化と早とちりしてしまったようですね。私としては以前の「ガラード301」で痛い目にあったことが頭にあったものですから、つい要らぬ口をはさんでしまいました。ごめんなさい。
6月7日の記事からはKさんの科学的アプローチの様子がうかがえて、そしてその結果が一件落着を見たということに対して敬意を表したく思います。
ただオーディオ的には、紙を一枚はさむことによって音がどのように変わってしまうのかというところに目が行ってしまうのはオーディオ馬鹿である私の悪い癖なのでしょうか。
ちょっとしたことで随分音が変わる、そんなところがオーデイオの醍醐味でもあるわけですからこれからもいろいろと情報交換のほどよろしくお願いいたします。
sigetaさま
こちらこそご無沙汰しております。その後お変わりございませんか?
いつもご考察が深いですね。
確かにGarrardの重量級プラッターは叩くと「コ〜ン」と鐘のような響きの良さを感じますが、EMPIREのプラッターは二重構造となっており、特にアウタープラッターは華奢で軽く、響くような厚さや重さはありません。
「カンカン」という感じです。
加えてGarrardとは根本的に異なって、ターンテーブル部をスプリングでフローティングする構造となっておりますので、シャーシの塗装状態で音質に影響することは少ないと思われます。
不思議なのは塗装を乾燥させた後、ゴムマットを置くとしばらくしてマットに接した塗料が所々溶けてゴムマットにこびりついているというところです。
調べたところ、最初に使用したスプレーは石油樹脂塗料で、2回目のタムラはラッカー系でした。
最初に使用したメッキ調スプレーはそもそも金属の外装部分に使用するのはNGでしたが、タムラの方は模型用で問題ないはずです。
原因として考えられるのは、完全に乾燥させるには1週間ほどかかるとのことでしたので、ゴールド塗装+クリア塗装ともに2時間ほどで重ね塗りしたところに問題があったのかもしれません。
シャーシ部分は常に外気に晒されているため、完全に乾燥してクリア塗装面がガードしてくれたのかもしれませんが、スイッチ周りの塗装に少し亀裂が入るようになりました。
またこのプレーヤーにはJ字型980アームを搭載しているのですが、アームの内部配線を最新の導体を使用した配線材に交換したところ、この配線材が少し太くてアームの動きに干渉するところがネックとなっております。
アーム内部を通った配線材が支柱上部で下部に引き出し、支柱を通る構造となっておりますが、どうしてもアームの動きにより牽引力が加わってアーム自体の感度に影響するようです。
現在、アームから出て支柱に入る部分の4本の配線材を、それぞれ4方向にたるみ気味になるように調整してバランスを取るようにしております。
使用しているSHUREのMM型カートリッジは比較的針圧も重いので、あまり音質には影響がないような気もしますが、設置場所にも問題があるのか少しハウリングに弱いような気もします。
オリジナルの内部配線材は超極細のボビン状に巻かれたもので、これを最新の素材に交換することによってオリジナルとは方向性の異なるワイドレンジな音質に改善されております。
本当に改造や調整を始めたらキリがありませんね〜。
こんにちは。ご無沙汰しております。
6月4日の「塗装の不思議」の記事、興味深く拝見させていただきました。
エンパイアのプレイヤーは使ったこともない私ですが、参考になればということで投稿いたします。
プレーヤーの塗装でよく出てくるのが「ガラード301」ですね。401よりも古いこともあって301プレーヤーには汚れや塗装の剝がれが目立ちます。従ってオーディオ店では再塗装して販売してるところも多いとか。
その際の塗装の大きなポイントは、油性塗料を用いるか水性塗料を用いるかということだそうです。(聞いた話です)きれいに仕上がるのは油性の方なのですが、そうすると本体の鳴きが抑えられてボッタリとした全く面白くない音となってしまうのです。もともとガラードのプレーヤーは水性塗料で塗られているのでオリジナルの通りに、しかも薄く塗らなくてはいけないということを聞きました。本体だけでもそうなのにプラッター部分に厚ぼったく塗られた物は最悪だったという私自身の経験もあります。
ご存知かと思いますが、ガラードの中古の値段はプラッターの響きの良しあしで値段が決まるということですので、Kさんお使いのエンパイアについても響きの良し悪しを基準に考えてみてはいかがでしょうか。オリジナルの音の良さを大切にということであれば水性塗料の使用をお勧めします。
(今は環境面を配慮して水性塗料の方が多く用いられているようですね)
まあ考えてみればオーデイオとは、ある意味、音の共振点をどの位置に持っていくかという戦いでもあるわけで、今回の記事はそういう根本的な問題提起にもなっているように思いました。
Garrard301+RMG309を2セットもお持ちとは羨ましい限りですね。
なるほどSPが一番音に迫力があるのですか。
モノラル録音を専用カートリッジで聴くと、厚みのある音がするとよく言いますよね。
当方は未だにモノラルの世界には踏み込んでおらず、LPもほとんどありませんし専用カートリッジもありません。
(レイブライアントのお気に入りのモノLPはありますが・・・・)
Shure M44のモノラル専用針を購入しようかとも思うのですが、聴くものもほとんどないので機会を逸しております。
18HにはU38 10HにはM7DでたまにSTS-222です。(10Hの連続LP再生機能を省略したのが18Hですが、音は18Hの方がある理由でよいと思います。)garrard301は2台ありRMG309とRF309(2ピンモノ)です。私は気に入ったものは複数持ちたい性格で困ったものです。
ところでいつも思うのですが、SP→monoLP→stereoLP→CDの順で音が薄くなるような感じがします。ビニール系のSPで有名なjazz sceneのセットは最高の音質(LPもありますがSPが圧倒的です)と今でも思ってます。(SP盤とSP用のカートリッジは手放しました。)音質と利便性でLPが私には最も適しているようです。細かい音の違いは私も聴き分けられません。そのためケーブル類にはこだわらないのでここで散財しないで済んでます。ではまたよろしくお願いします。
なるほどOLDーMMで使用するPLを複数お使いなのですね。
当方も以前はSPU用昇圧トランスをあれこれ聴き比べましたが、現在はWE/Langevin/J.sなどで落ち着いています。老化により難聴気味になってきたのが原因のようで、幸か不幸か最近はあまり音質の細かい違和感を聴き分けられなくなってきたようです。
Ortofonの音質はやはり素晴らしく、DENONもDL-103系が2機種ありますが、ほとんど出番がない状態です。
最近はMM型に目覚め、EMPIREのPLを使用しSHURE-M44で針の違いによる音質変化を楽しんでおりますが、あれこれ気にせず気楽に楽しめるのが良いと感じております。
こんにちは、軽くて小さいはプレーヤー周りです。本当は昇圧トランスを色々試したいのですがお目当ての物はずいぶん相場が上がってしまいました。オーディオは何かを変更したくなるので困ったものです。elacはカートリッジも含めて完成された世界ですね。18H(10H)に使用されているスタティックバランスのアームの方が後の40H(40A)のダイナミックバランスのアームより私は好みです。(デザインも含めて)リフター付きの場合はマニュアル機としても使用できるのでそうしてます。ortofonはoldMMより品がありバランスもいいのですが、なぜかU38やM7Dの使用頻度が高いです。おかしな表現ですが、いい音で音楽を聴きたい と 気楽に楽しみたい のバランスがいいように思えます。ksusumu777様のトランスの聴き比べは興味深く拝見しました。
ケロリンさま
GARRAD301+RMG309+SPU-GTは最強の組み合わせで、トランスを迷わなくて済むのが良いですね。
当方はケロリンさんが愛用されているELAC/STS-222に興味が湧きましたが、調達するのがなかなか難しそうです。
軽くて小さいとは何のことをおっしゃっているのでしょうか?
お久しぶりです。garrard301が浮いているのでRMG309とSPU-GTを入手しました。ortofon再びです。最近oldMMのみでしたので非常に新鮮です。(SPUに試されているのか?)同じことを繰り返しているような気がしますが・・・SPとAMPはほぼ固定できたので この辺が違いを楽しむ箇所なのかもしれません。何より軽くて小さいのが助かります。またよろしくお願いします。
Y下さま
ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか?
SUPEXとは懐かしいブランドですね。たぶん聴いた記憶はなかったと思います。
その後PX4アンプの調子は如何ですか?
お暇ができましたら、是非また試聴にお越しください。
ご久しぶりです。
ヤフオクで珍しいカートリッジを落札しました、このカートリッジは私が高校生のころ雑誌の広告に載っていましたが広告を見るだけで買えなかった、カートリッジはSUPEXのSD-700Eです。早速機器を接続して音出ししました、大変GOODで不満がありません。このカートリッジはシェル付きで13700円で落札しましてシェルはいらないのでヤフオクに出品しましたら3000円で売れましたよ、差し引き10700円で購入です。オルトフォンのSL-15Dもヤフオクで売ってしまいましたSUPEXのSD-700Eは本来は30000円以上はしますね、
GRACEのトンアームは格好いいですね、私もG-565Fを使っています、もう一本のアームはウッドアームでこれが音が良く気に入っていますよ、
ケロリンさま
ご投稿ありがとうございます。
elac 18HというPLは初めて見ました。オートチェンジャーのようですが、BSRのようなコンパクトで美しいデザインですね。カートリッジも全てヴィンテージ品で素晴らしいコレクションだと感じております。
MM型はこれまでELAC/PICKERING/SHURE V15など使用してまいりましたが、M44で初めて素晴らしさを理解しました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ksusumu777様 はじめまして以前より時々訪問させていただいておりました。特にアナログ関係は参考にさせていただいております。私は以前はSPU-Aを使用していたのですが、断線したのを機会に初期MMに変更して50~60年代のジャズを中心に聴いております。愛用はpickeringU38、shureM7D、elacSTS222、shureM44-7です。PLはelac18Hをメインで使用しております。SPが604のため低域が強力なU38を使用する機会が多いです。しかしながらortofonもまた使ってみたい。k様の情熱には頭が下がる思いと同時に公開されていることが大変貴重です。では今後もよろしくお願いします。
Sigetaさま
本日はご来訪いただきましてありがとうございました。
まあ何事も設置しているリスニングルームの中で、使用している機器やケーブルなど、入り口のソースから出口のスピーカーまで全ての機器の組み合わせバランスですから、「球転がし」もアンプ以外の組み合わせをそのままにアンプだけに限って少しでも好みの音色に近づけるために行う手軽な儀式と当方は考えております。
この簡単に出てくる音の傾向をユーザーが変えられると言うのも、オーディオへの"こだわり"だと考えております。
今回のアンプの試聴ではこだわりの強いアンプを愛用されているSigeta様からも高い評価を受けることができ、次回のアンプ製作を依頼している当方としてはホッとしたところです。
アンプの完成が楽しみですが、また完成しましたらご感想を伺わせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ksusumu様
本日は長時間にわたり楽しいオーデイオタイムを有難うございました。
本日伺った第一の目的は、Kさんの最近のブログに登場する6RA6メインアンプを聞かせていただくことでしたが、想像以上のすばらしさにびっくりしました。
何が素晴らしいかというと出力管6RA6のフラットな特性ということで、帰りがけにもお話ししましたが、真空管の個性を感じさせるのは実は歪みであったり色付けであったりすることが大変多いということだと私は思うからなのです。その点このアンプは無個性といってもいいくらいのフラットな特性で、それでなくてはジュリーニのブルックナーのシンフォニーの開始の部分のヴァイオリンのユニゾンがあんなにも空気感を伴って再生されることにはならないでしょう。あの弦の倍音とさわさわとした空気感の再生はアナログオーディオの醍醐味ともいえるのではないのでしょうか。そんなことを感じさせてくれたアンプ製作者の高い技術力と、もちろんそれだけではなく、その他の部分でのKさんの丹精込めたセッテイングの見事さに大きな拍手をお送りしたいと思います。
多くの時間を玉転がし(初段管と整流管)に費やしましたが、上記のビックリに比べれば大きな違いを感じなかったと言えばうそになりましょうか。といいますのは、どれもそれなりになっていたと思いますし、これについてはピンケーブルを変えただけで評価がガラリと変わってしまうことを日頃経験していますので、どうしても評価を下すのであるならば「現時点においては」という但し書きが必要であると私は思うのです。そのことを踏まえずしてパーツの良し悪しを論じてはいけないということがやっとわかってきた私です。ですからブログ上の評価もそのようにご理解ください。
Kさん宅の音を聴かせていただくのはこれで四回目になりますが、今回の音は「一皮むけた」感じを持ちました。今までが決して悪かったわけではないのですが、魂込めて手づくりしたガレージメーカーの音は普通のメーカー製のアンプに比べて悪いわけがないというのが私の持論です。私もそういうアンプを使っていますので、何か仲間が増えたような感じがして帰途につきました。またの機会を楽しみにしています。
Y下さま
SPはまだヴァイタボックスの12インチを愛用されているのですか?
エージングが進んだあとの比較試聴が楽しみですね。
またその結果をよろしくお願いいたします。
PX4はテスト的に鳴らしただけですがこの球は新品未使用ですから時間をかけてエージングをしないと本領発揮
しないと思います。エージングが済めばもっと良い無サウンドが聴けるはずですが今は模型で薬師寺の西塔を製作していますからオーディオはこれで一旦中止です。またエージング終了しましたらPX25,PX4の比較試聴をしてご報告します。
特注のアンプの完成が楽しみですね、K様のオーディオへの情熱は凄いですね、羨ましいです。
2年以上オーディオから遠ざかっていると残念ですが耳は退化しているのがわかります。
Y下さま
もう完成したのですか?
流石に腕は鈍っていないですね。
そうですか。試聴の結果素晴らしい音質のようで羨ましいです。
当方はまだまだ完成には至りませんが、早く聴き比べが実現すれば良いですね。
楽しみだな〜。
だいぶ構想が進んでいますね、
やっとPX25、PX4切り換え型のコンパチアンプに改造しました、管理人さまから使用する機会があると云われて
PX4を聴かずに売却はもったいなくて一度使ってみようとアンプの改造をしました、PX25とPX4との比較
先にPX4を聴きました、一言大変透明感のある音で繊細さも持ち合わせていて文句なし、ヴィンテージスピーカー
にはぴったりで芳醇な響きには感服した、次にPX25に差し換えて音を出した、PX4とは違う音でこれも絶賛、どちらを選ぶとすれば背の高いPX25のが見た目にはインパクトがあるがどちらの球も共通点があり球よりパートリッジのトランス
が音を決めている印象です。パートリッジは1950年代のヴィンテージトランスですから現代のトランスとは音の傾向が違いますね、
Y下さま
そう仰らずに、また使用する機会もあるのではないですか?
大分先の話ですが、
当方のPX4が完成したら聞き比べをしましょう。