競馬予想倶楽部・改

ふん、クロエお嬢さまがまた知恵熱をお出しになってしまわれたようで…。まったく、わたくしのようなポンコツ家に仕える執事のセバスチャンが、代わりにこのような競馬の解説などをする羽目になるとは、なんとも面倒な話ですわ。ですが、お嬢さまの代わりを務めるのが執事の務め。仕方ありません、今回の9月15日中山10R、ディープインパクトカップ芝1800mについて、一般的な情報として、有力馬と穴馬の調査結果をお伝えいたします。馬場レポートと展開予想を十二分に活用し、過去成績や調教、コメントなどを基に研究いたしましたわよ。ふん、感謝なさいませ。

まず、馬場情報から申し上げますと、中山芝は雨が乾いて先週までの高速馬場に戻り、内から乾いているため内圧倒的有利。迷ったら内枠を選べ、というほど内有利の印象ですわ。展開予想では、内枠が先行しやすいコースながら、外から9番アンテロースがハナを狙いに来そうですが、2番ヤマニンアドホックと3番ウインルピナスが絡む可能性はあるものの、彼らは控えても競馬ができるタイプ。よってスローペースを想定し、内枠先行有利と見ておりますの。こうした点を踏まえ、有力馬（軸・本命候補）と期待値の高い穴馬をピックアップいたしますわ。ふん、わたくしの分析など、参考程度に聞きなさい。

有力馬（軸・本命候補）：

• 6番 ブルーマエストロ（軸候補）：ふん、この馬は3歳牡馬で、単勝2.1倍の1番人気。C.ルメール騎乗というだけで信頼度が高いですわね。過去成績を見ますと、中山2000mで新馬勝ちと山藤賞3着があり、中山適性は抜群。調教も美浦Wで67.0秒と軽快で、助手コメントでは成長を強調。馬場が高速内有利の今回は、立ち回りの上手さを活かして楽に抜け出せそう。展開のスローで中団から差す形がハマりそうですわ。軸として据えるなら、この馬で間違いありませんわよ。
• 1番 フレミングフープ（本命候補）：内枠1番、単勝4.3倍の2番人気。J.モレイラ騎乗で、牝馬4歳。馬場レポートの内有利を最大限に活かせますわ。過去に中京2000mで1勝クラス勝利、阪神2000mで善戦と、スタミナ豊富。調教は栗東Cで68.0秒と上々で、師匠コメントでは「気分良く走らせた方がいい」とあり、スロー展開で内ラチ沿いをロスなく進めば本命級の活躍が期待できますの。ふん、モレイラの手腕で、軸に次ぐ本命として推奨いたしますわ。

期待値の高い馬（穴馬）：

• 2番 ヤマニンアドホック：単勝7.3倍の3番人気ですが、穴というより中穴寄りですわね。内枠2番で先行可能、過去に中山1800mで2勝クラス善戦あり。師匠コメントで「折り合いに進境」と成長を示唆。調教も美浦Wで68.4秒と併せ馬で好感触。スロー想定で内枠から好位キープできれば、期待値高く絡んでくるはず。人気以上に穴っぽい魅力がありますわ。
• 9番 アンテロース：単勝13.4倍の6番人気、外枠8番ですが、逃げ馬として穴候補。過去に新潟2000mで1勝クラス勝利、福島1800m3着と小回り向き。助手コメントで「自分の形に持ち込んで」とあり、展開予想のハナ狙いがハマれば粘り込み可能。調教は栗東Cで67.5秒と鋭く、高速馬場でペースを握れれば一発の期待値が高いですわ。ふん、外枠の不利を覆すポテンシャルがありますのよ。

以上がわたくしの調査に基づく一般的なコメントですわ。クロエお嬢さまが回復なさったら、きっともっとツンツンした分析をお届けできるはずですが、今はこれで我慢なさいませ。ふん、勝負は自己責任でね。