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2月になりました。 / 87

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38兄弟 2025/02/23 (日) 16:49:23

皆さん、こんにちは

予定されていたオーディオの寄り合いが雪のため中止になりました。
こちら兵庫県南部は快晴続きで雪など皆無ですが北部の方は積もっているようです。
このため準備していた資料の一部をここでご紹介しておきます。
スピーカーの聴感に最も強い影響のある低音の反応の速さに関することです。

オーディオ再生の基本はピラミッドバランス。質・量ともに優れた低音再生が必要です。
音場がどうとか空間表現がどうとかは低音再生がしっかりした後の話だと思っているぐらいです(笑)。
スピーカーを入れ替えて3ヶ月がたちほぼほぼ馴染んできたのでいろいろと特性を調べてみました。
以前のJBL15インチユニットウーファーの3wayとは顕著な違いが当然いろいろとありますが、聴感に一番効いていそうなのが低音の反応の速さでした。
トーンバースト信号として写真のような低域の正弦波を1波だけ入れた時の反応をみると立ち上がりや立下りの良さとコーンの振動収束までに要する時間が如実にわかります。
写真は100Hz正弦波で1波長が10msec。山の上側でコーン紙が前に出て、下側で引き込まれることになります。これをマイクで拾って観察します。
さて結果は如何に。
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まずは以前のJBL製2215A。パラゴン搭載のLE15の系譜となるユニットで、知ってる人も多い4344に搭載されている2235Hとは違って振動系におもりの付いていないタイプ。JBLウーファーとしては割と軽やかに鳴る印象のウーファーです。アルニコ磁石。数年前に測定した時の結果です。
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音圧をコーンの振幅と見なすとすれば、立ち上がり振幅は本来の1/3しか応答しきれていない。
1波目の応答が終わった後に同じ振幅の揺り戻しが半波ありそこから段々と収束する。余計な揺り戻しの振動がトータルで4.5波(45msec)継続。
どよーんと鈍い4344と違って軽やかな聴感でしたが、実際の反応はこんな感じでした。

次が入れ替えて馴染んできたKEF。ウーファーは6.5インチのアルミコーンが4発。f0は正式発表がないので不明。
画像1
立ち上がり振幅は本来の1/2以上は応答している。1波目の後の揺り戻しは同じ振幅が半波あるがその後の収束は段違いに速くてトータル1波(10msec)で収束している。

とまあ低音の応答に関してはこんな感じです。
NetflixなどのAV用途を目論んでの昨年のスピーカー変更でしたが、f特のバランス(量)では低音はしっかり出ておりさらに反応の良さ(質)も加わったので変更はまずまず成功したと思っています(自画自賛)。
我が家からは38cmユニットが一掃されてしまったので、38兄弟のニックネームは詐称ですわ。

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