「よう!あたしゃ『ロッキーマウンテンホース』。トウモロコシ畑で働いてんだぁ。
おめぇトウモロコシは好きか?トウモロコシは良いぞ!
焼いても茹でても美味いし、粉にしたらパンにだってなるんだぜ!
ただ美味いってぇ事はそんだけ荒らしに来る奴も多いって事でよぉ…
鳥や動物ならお裾分けだと思って勘弁のしようもあるがよぉ、セルリアンの野郎は食いもしねぇのに荒らしに来やがんだぜ?!ひでぇだろ?
もし今度セルリアンが来やがったら畑に漉きこんで肥やしにしてやろうと思ってんだが、その前にどっかから腕の立つ助っ人を借りて置かねぇとな…おめぇ誰か良い奴知らねぇかい?」
アメリカ・ケンタッキー州東部原産の汎用馬『ロッキーマウンテンホース」のオリフレです。
アメリカ中東部にあるケンタッキー州の東部では古くからアメリカ北東部の英国系の馬と南部のスペイン系の馬とを掛け合わせ移動手段や農耕用として理想的な馬を作る試みが行われており、1890年代にアパラチア山脈の麓に遠く離れたロッキー山脈から一頭の種馬が持ち込まれたのもその中の一つでした。
チョコレート色の体色に亜麻色の鬣と尻尾を持つこの牡馬は縦揺れの少ない歩き方が出来る特製を持っていた事から現地で人気を集めたものの、持ち込まれた地域が交通の便の悪い僻地だった事からその血筋を引く馬は地元民から『ロッキー山脈の馬(つまりロッキーマウンテンホース)』と呼ばれる地域品種となりました。
その後20世紀に自動車が登場すると移動手段としての馬の需要に影が差し始め、1950年代になると農耕用の需要がトラクターの導入によって失われたことでロッキーマウンテンホースの頭数は急速に減少する事になりましたが、ブリーダーであるサム・タトル氏がその保全に尽力し、中でもタトル氏の保有していた『オールド・トビ―』という名前の種牡馬は安定した歩行と当時ナチュラルブリッジ州立公園で行われていたトレイルライドで初心者向けの馬として貸し出される程気性が穏やかな人気の馬だった事から34歳まで繁殖を行い(その後37歳で大往生)現在のロッキーマウンテンホースの血統に大きな影響を与えました。
1986年に『ロッキーマウンテンホース協会』が設立されてその頭数増加に向けた活動が始まった当初、その登録数は26頭しかいませんでしたが2015年には2万5千頭を超える程になり、昔からの農耕は勿論、子供や老人の様な体力の低い人でも乗れる乗馬用の馬として活躍しています。
快活なカントリー娘さんなのだ
右手に持ってる農具はなんですのだ?
牛や馬に曳かせて畑を耕す「プラウ」をフレンズ用に手持ち仕様にした魔改造農具になります
なるほど~
勉強になりましたのだ
もろこしホース!
米国の田舎といえば何となくトウモロコシ畑なイメージだったのでコーンLOVEな子になりました
俺もトウモロコシ大好きー!
セルリアンも畑の肥やしになるのかw
地面に漉きこまれたセルリアンが分解してできたサンドスターが農作物の生育を促すサンドスター農法なのだ!