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○○科学館 ○○おにいさん
「えー、ヨーロッパモグラは、ヨーロッパの地下にすむモグラの仲間です。
手のひらが外を向いた『シャベルのような手』が特徴で、自分の体重の何倍もの土をガシガシ掘り進めます。
狭いトンネルでもバックしやすいように、毛並みが前後どちらにも倒れる特殊な生え方をしているんですよ」
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「かばんちゃん、大丈夫かなぁ……。」
サーバルは土砂で完全に塞がれてしまった壁を見つめながら、耳をペタリと寝かせてポツリと呟いた。
「大丈夫だよ、サーバル。あっちには大きなホラアナグマも、空を飛べるテングコウモリもついているんだから〜」
フェネックがサーバルの肩をポンポンと叩きながら、少しでも安心させるようにいつもの穏やかなトーンで声をかける。
「そうなのだ! かばんさんはとっても賢いし、ボスも一緒なのだ! アライさんたちがここでモタモタしている間に、もう別の出口を見つけてるに違いないのだ!」
アライグマは煤に汚れた顔のまま、腰に手を当ててフンスと鼻を鳴らした。
「ふむ……。あちら側にはヒトが作った非常に頑丈なシェルター構造のエリアがあるようなのです。」
アフリカオオコノハズクは、周辺の構造が載った看板を見つめながら、賢そうに指先を顎に当てた。
「これ以上の崩落に巻き込まれている可能性は低いのです。」
その言葉を受けて、ワシミミズクも大きく羽角をピコピコと揺らしながら頷く。
「そうなのです。我々が心配すべきは、むしろこちらの足元の脆さなのです。」
「うん……みんな、ありがとう!」
二人の冷静な分析を聞いて、サーバルの瞳に再び強い光が戻った。
「私たちも、ここでかばんちゃんたちが戻ってくるのを待とう! きっと、別の道を見つけてこっちに来てくれるはずだよ!」
サーバルはパッと耳を立て、グッと拳を握りしめて力強く頷いた。
――ズズズ、ズガガガガッ!!!
サーバルたちがその場所で待つことを決めた、まさにその時。
目の前を塞いでいた巨大な土砂の壁が、不自然に激しく震え始めた。
「わわっ!? 何この揺れ!?」
サーバルが身構えた瞬間、土砂の壁の真ん中がボコッと大きく盛り上がった。
――ザッパーン!
もの凄い勢いで土砂が前方へと弾け飛ぶ。
「ハァッ!! 掘り抜きましたよ!」
もうもうと立ち込める土煙の中から現れたのは、大きな手袋のような両手を掲げたヨーロッパモグラだった。
そのすぐ後ろから、見慣れたラッキービーストの明かりが差し込んでくる。
「サーバルちゃん!!」
「か、かばんちゃん!?」
驚くサーバルの前に、土まみれになったかばんがひょっこりと顔を出した。
テングコウモリやホラアナグマも、その狭い穴の向こうに続いている。
「な、なのだーっ!? かばんさんが壁を突き破って戻ってきたのだ!」
アライグマが目を丸くして大声を上げた。
「あはは、アライさん、かばんちゃんじゃなくて新しいフレンズさんが掘ってくれたみたいだよ〜。」
フェネックが感心したようにクスクスと笑う。
サーバルは一気に笑顔になり、今すぐにかばんの元へ駆け寄ろうと足を踏み出した。
お互いの無事を喜び合うフレンズたち。
しかし、ホラアナグマが今入ってきたばかりの穴の向こうを振り返り、険しい表情で腕を組んだ。
「……しかし、これだけの土砂が流れ出たとなると、上の建物はただじゃ済まないな。」
「上の建物って……さっきアタイたちがいた、ホラアナグマの家のことかい?」
テングコウモリがハッとして、大きな目をさらに丸くした。
「ええ。この真上が、ちょうど私たちの住処だった場所のはずです。今の崩落の規模を考えると、おそらく……。」
ホラアナグマが静かに首を振ると、かばんがハッと息を呑んだ。
「そんな……! ボクたちを助けるために避難路を教えてくれたのに、そのせいでホラアナグマさんたちの家が……無くなってしまったんですか……!?」
「う、嘘でしょ……? アタイたちの、あのあったかいお家が……?」
テングコウモリが絶望したようにその場にへたり込んでしまった。
「す、すまないのだ……! アライさんたちがセルリアンと戦った衝撃のせいで、こんなことになっちゃって……」
事の重大さに気づいたアライグマが、耳を完全にペタンと寝かせ、今にも泣きそうな顔でホラアナグマを見上げた。
「……いや、気にするな。もともと古い建物だったんだ。遅かれ早かれこうなっていたさ。それより、全員の命が助かったことの方が重要だ」
ホラアナグマは優しく微笑み、アライグマの頭に大きな手をポンと置いた。
「でも、これからどうするんだい? 住む場所がなくなっちゃったよ……。」
テングコウモリが翼をすぼめて力なく呟く。
「ふむ……。我々の図書館に居候しても良いのですが、少し手狭なのが否めないのです。」
アフリカオオコノハズクがもっともらしく羽をすぼめると、ワシミミズクも横で深く頷いた。
「そうなのです。博士の料理の材料を置くスペースも、これ以上は厳しいのです。」
「あの! もしよければ……いい住処が見つかるまで、ボクたちのジャパリバスにしばらく一緒に乗っていきませんか?」
かばんが何かを思いついたようにパッと顔を上げて提案した。
「えっ? バスに?」
テングコウモリがきょとんとしてかばんを見つめる。
「はい! ボクたちは今、この島のいろんなところを旅しているんです。バスの中なら雨風も凌げますし、新しい住みやすい場所が見つかるまでご一緒することだってできますよ!」
「それ、すっごくいいアイデアだよ、かばんちゃん!」
サーバルがポンと手を叩き、目を輝かせてホラアナグマたちの前に乗り出した。
「バスはとっても広いし、動くお家みたいで楽しいよ! 一緒に行こうよ!」
「あはは、人数が増えると賑やかになりそうだね〜。私も大歓迎だよ〜。」
フェネックもクスクスと笑いながら賛成する。
「な、こなのだ! アライさんたちが家を壊しちゃったお詫びに、新しい最高のお宝スポット……じゃなくて、最高のお家を一緒に探してあげるのだ!」
アライグマが拳を握りしめて熱弁すると、ホラアナグマとテングコウモリは顔を見合わせた。
「……フッ、新しい住処か。悪くない響きだな。テングコウモリ、どうだ?」
「そうだねぇ。お家がなくなっちゃったのは寂しいけど……なんだか、新しい冒険が始まりそうでワクワクしてきたよ!」
テングコウモリの大きな耳が、嬉しそうにピクピクと動いた。
「モグラさんはどうされますか? 一緒に行きませんか?」
かばんが尋ねると、ヨーロッパモグラは大きな手を胸の前で合わせ、ふんわりと微笑んだ。
「お誘いは大変嬉しいのですが……私はやっぱり、この暗くて静かな地下を掘り進めるのが一番性に合っているのです。皆さんのバスが通る地下の安全は、私もしっかり掘って守っておきますね」
「そうですか……。でも、いつでも遊びにきてくださいね!」
かばんが笑顔で言うと、ヨーロッパモグラは嬉しそうに頷いた。
「ヨシ、ルート再検索完了。中央管理区画ヲ抜ケレバ、地上ノジャパリバス付近ニ出ラレルヨ。」
ラッキービーストがポーンと電子音を鳴らし、前方を明るく照らし出す。
「よし! それじゃあみんなで、新しいお家探しの旅に出発だよ!」
「突撃なのだーーっ!」
サーバルの元気な掛け声にアライグマが続き、一行は賑やかな声を洞窟に響かせながら、地上にあるバスを目指して歩き出した。
【エンディング】
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の の
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の の タイリク予告 の の
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どうも。タイリクオオカミだ。
今回は割と早く投稿できたんじゃないか?
さてさて、今回はテングコウモリ、ホラアナグマが新たにバスに乗ったみたいだが……
今後ももしかしたら、新しいフレンズがバスに乗ることもあるかもしれないな……。
さて、今回の雑談はこんなところで。
次回、「あれちちほー」。
モグラのフレンズが存在してたとは!
オリフレではいるけども稀有な存在ですのだ
新しいおうち探しということは
アリツカ不動産の出番か!?