夫婦間で財布の実権を握っているのは?!
ところで貴方の家庭は如何ですか
夫婦間で財布の実権を握っているのは概ね7:3で女性だそうです。
裏付けとなる調査データがあります。代表的なのは、オウチーノ総研が実施した「夫婦のお財布事情」に関するアンケート調査(2016年)で、首都圏在住の既婚男女846名を対象に行われたものです。
この調査によると:
家計を妻が管理している世帯は全体の約7割以上
具体的には、「夫が給与全額を妻に渡し、妻が管理する」ケースが49.6%
「夫が給与の一部を生活費として妻に渡し、妻がやりくりする」が18.9%
「夫婦ともに決められた額を家計に入れ、妻が管理する」が3.8%
一方、「夫が家計を管理している」と回答した人はわずか5.8%
つまり、約7:3の割合で女性(妻)が財布の実権を握っているという傾向は、実際の調査結果に裏付けられています。
この傾向は、共働き世帯でも専業主婦世帯でも大きくは変わらず、「家計は妻がやりくりするもの」という意識が根強く残っていることがうかがえます。
さらに深掘りすると、子どもの誕生をきっかけに財布の管理が妻側に移るケースが増えるという調査結果もあり、ライフステージによっても変化が見られます。
共働き世帯の主な家計管理スタイル
管理スタイル 概要 傾向・特徴は?
費目別分担型 家賃は夫、食費は妻など、支出項目ごとに分担 自由度が高いが、全体の支出把握が難しく貯蓄が不透明になりがち
共有口座型 夫婦で共通口座を作り、一定額を入金して生活費・貯蓄を管理 公平感があり、貯蓄も計画的にできるが、使途が見えることで気を遣うことも
片方負担型(1人の収入型) 片方の収入で生活し、もう一方の収入は貯蓄に回す 貯蓄効率が高いが、金銭的負担の偏りや不満が生じる可能性あり
共働き世帯では「共有口座型」や「費目別分担型」が増加傾向にあり、夫婦それぞれが一定の自由を持ちながらも協力して家計を管理するスタイルが主流です。
専業主婦世帯の傾向
「夫が収入を全額妻に渡し、妻が家計を管理する」スタイルが圧倒的に多い
妻が生活費をやりくりし、夫に小遣いを渡す「こづかい制」が一般的
家計の見える化や貯蓄計画は妻主導で行われるケースが多い
専業主婦世帯では、家計管理の実権は約8割以上が妻にあるとされ、伝統的なスタイルが根強く残っています。
年代別の傾向(参考)
20〜30代:共働きが多く、財布は「分担型」や「共有型」が主流。デジタル家計簿やアプリを活用する傾向
40〜50代:共働きと専業主婦が混在。子育て期に妻が家計管理を担うケースが多い
60代以上:専業主婦世帯が多く、妻が家計を一括管理する伝統的スタイルが主流
若年層ほど「夫婦で協力して管理する」意識が強く、年齢が上がるほど「妻が主導する」傾向が強まります
私のところは「専業主婦管理型」だと思います。
私は好きに使っているつもりでしたが、妻が何とかやりくりしてくれて助かっています。