どうする !?
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あんみつ
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私が彼女のことを好きになった決定的瞬間は、たぶん小6のときです
当時、一部のやんちゃな男共が(あくまでおふざけですが)気弱な奴に対して、強く殴ったり蹴ったり、ということがありました😨
私は関わりたくねぇなと思いながら、野蛮人から距離をとっていましたが、転校生だった彼女は違いました。終学活で、堂々と、どういった行為は慎むよう、注意をしたのです😲
恐れ知らずだったとか、当たり前のことをやった、とかではなく、かなりの勇気を振り絞ったことが後に卒業作文からわかりました
解決になってないよね
そうかな、良い点数を取ったり、授業で活躍すれば、自信に繋がると思うんだけど🤔
おっそw
時代はマッハ人生だぞ
畳んでください❤
授業が始まった。うちの学校では、毎回最初に、前回の復習問題のプリントが配られる。
前回は素因数分解の単元だった。ささっと終わらせ、ペンを置くと、隣からさっと手が伸びて、私のプリントを乱暴に掻っ攫った。
あんみつ「…なんかお前、今日態度悪いな」
お隣りさん「え?前からこうだよ?君は私の何を見てきたの?」
あんみつ「いや、知らねぇけど」
ここで、ようやく、お隣りさんの顔をまじまじと眺められた。こうしてしっかりと目を合わせたのは、いつぶりだろうか。やはり不美人である。
すると、プリントと、小さな丸まった紙が飛んできた。
お隣りさん「これあげるよ」
丸まった紙の正体は、さきほど配られた紙切れである。私は顔をしかめた。
あんみつ「一番もらって嬉しくないプレゼントだ」
お隣りさん「え?こんなのが一番なの?」
あんみつ「めんどくせぇ…」
お隣りさん「よく言われるw」
どうやら、今日はテンションが高目のようだ。
一番もらって嬉しくないプレゼントだってセリフ洋画でありそう
ピンチの状況で言う謎のジョーク
普通になかええやん
いや、向こうがフレンドリーなだけで、仲はそこまで良くないんだ
こくれ
あんみつって好意を恋愛感情と勘違いしてそう
昨日、髪をばっさりと切ってきた。
自意識過剰といえばそうなのだが、必ず、頭について尋ねられると思い込んでいた私は、キョドるのを防ぐため、かねてより、質問を何通りか予想し、それらに対する答えを考えていた。
そして、数学前の休み時間。深呼吸して、席へ向かう。心臓がうるさい。それどころか、私の存在にさえ気づいていないかのような、佇まいである。
座って、自習用のワークを開いた。お隣りさんは、教科書をぱらぱらとめくっており、私の髪
一分ぼどしたとき、先に、背後から声をかけられた。
後ろの女「あ、あんみつ髪切ったんだ」
あんみつ「ああ、うん」
お隣りさん「え?髪切ったの?全然気づかなかった^^」
予想外の返答だった。ここで黙るわけにもいかない。適切な返答を考えるよりも先に、口を開く。
あんみつ「っ…いやいや、一目瞭然でしょ!?」
お隣りさん「私、君に興味ないから^^」
当然、ウブな私はショックを受ける。もはや、私の脳は動かない。
あんみつ「お前は…なんなんだ」
お隣りさんは、あははははははと笑った。
私は、たぶん赤くなっている顔を隠すようにして、ワークを進める。
お隣りさん「汚い字だなぁ」
話しかけてくれるのはありがたいが、今は体勢を立て直したいので、そっとしといてほしかった。
あんみつ「自分が読めれば十分でしょ^^」
お隣りさん「先生に提出するじゃん」
あんみつ「……確かに」
お隣りさん「なんだお前w」
ここでようやく、始業のベルが鳴り始める。
起立礼着席。隣に好きな人がいるとはいえ、授業中は関係ない。しっかりと切り替えて集中するべきである。
そう思い、ノートを開いた矢先
剣道部「先生ぇ、席替えまだっすか!?」
と、離れた席から、大きな声で言い放つ。
剣道部「俺、あんみつがいなくて寂しい、死んじゃいそう」
お笑い担当のこの男は、三分に一回はジョークを言って、みんなを笑わせる。
しかし、こちらは、今、至高の席なのだ。冗談でも、滅多なことは言わないでほしい。
後ろの女子「よかったね、剣道部にモテモテじゃんw」
お隣りさん「私の妹もあんみつのファンだよ^^」
これは事実である。彼女の妹(小3)はなぜか私に懐いており、バレンタインデーにチョコをくれたこともある。
後ろの女子「あんみつ、バレンタイン2つは確定じゃんw」
お隣りさん「私もあげようか?^^」
あんみつ「結構だ^^」
くそー、たぶん、俺の顔は赤く染まってるはずだ
かっこ悪いなぁ😨
あんみつの字うp
たいして仲良くないのに謎の煽りされるのめちゃくちゃ嫌い
うえーい!
有理化について学んでいるときである。私の指は、なぜかわからないが、非常に冷えていた。
見上げると、壁に設置してある扇風機が動いている。
あんみつ「先生、なんか寒くないっすか」
*先生「あ、そう?じゃあ消そうか...」
すると、四方より「は?」「いや普通に暑いわ」「病院行け」といった声が上がった。ざわざわでも現実でも非難されている私は、とても可哀想である。
しかし、私も退くわけにはいかなかった。なにせ、本当に指が寒いのだ。
試しに、後ろの席の男子の指に触れてみる。
後ろの男子「うわっ!なにこいつ、めっちゃ冷てぇ!」
興味を持ったのか、後ろの女子も私の手に手を重ねる。
後ろの女子「えっ、やばっ!」
女子の指に触れたのは何ヶ月ぶりだろうか。この時点でもうラッキーなのだが、さらに、驚くべきことが起こる。
後ろの女子「ねぇねぇ、お隣ちゃん。あんみつマジで冷たいよ!」
その言葉を聞き、お隣さんは私の手を握る。
え?
お隣さん「えっ、あんみつやばっw」
思っていた以上に、大胆に握られた。
暖かい。とてもスベスベとした手である。
あんみつ「お前は...めっちゃ暖かいなw」
後ろの女子「お隣ちゃんは冬でも暖かいよねw」
数秒間ではあったが、お隣さんと手が繋がった。これは一生の思い出になりそうだ。
いや、しかし、こんな物語みたいなこともあるんだな😊
いかんいかん、手を握られた程度で満足しては、俺は成長できねぇぞ😠
いやだめだ、もう幸せ過ぎて蕩ける😊
高い金払って握手会のチケットを買うオタクの気持ちが、理解できたかもしれない☺
冷え性で良かったと思ったのは初めてだ☺