H.O.P.E.

便所の落書き / 36

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なぐも 2025/04/06 (日) 07:03:15

>> 25
私も昔はシナリオってかストーリー重視だった。今でもそれは変わらないんだけど、描いてる「世界」もだんだん重視するようになってきた。
極端な例ではサザエさん。アレは元々四コマ漫画をアニメ化したやつだからストーリーも何もない。でも「サザエさんの世界」が確立されてて、好みはあるだろうけど広く支持されてる。断片的なエピソードの寄せ集めでもひとつの世界が構築されていればその世界を評価するようになった。

>この世に既に産み落とされた骨組みを利用した作品なのか新しく生み出された骨組みなのか

これはオリジナリティの問題だから作品の価値を決める重要な部分になるよね。ただ私は既存の路線の延長であっても、何らかの要素が加われば作品としての価値を評価できる。科学技術に例えるなら、全く新しい技術の開発か、既存の技術の改良か、前者なら内容によってはノーベル賞級になるが後者がノーベル賞を取ることはほぼない。

うーむ細かいこと言われたら分からなくなっちゃうんだけど、ハルヒが最初の自己紹介で列挙した中で「異世界人」だけが登場してない事実がどうにも気になって、これが何らかの形で登場することで結末につながるんじゃないかと思ってる。そして異世界人は新しく現れるんじゃない、実はキョンだった、と。

実は祭囃し編の赤坂で私がずっと疑問に思ってたことがあった。
赤坂は梨花に「東京に帰れ」と言われて帰ったことで妻の命が救われたと感謝してる。
けどそのカケラの赤坂は「帰らなかったら妻が死んでいた」ということを知らないハズじゃないかってね。帰らずに妻が死んだのは別のカケラの事件であって、祭囃し編では別人が階段から転落してる。同じ階段を妻がいつも使っていたとしても別人が転落した事実が、帰らなければ妻が転落していたとする根拠にはならない、ってね。
日向の話でやっと納得できたわ。その赤坂は、帰らずに妻が転落したパターンを知っていたんだな。

何編だったか忘れたけど雛見沢大災害の後で赤坂が北海道まで行って退職後の大石に会って、連続怪死事件が始まる前に梨花が未来をすべて知っていたのに救えなかった、と悔やむ場面があったっけ。原作とアニメでは演出が違うかもしれないけど祭囃し編の赤坂は別のカケラで梨花を救えずに後悔したことも知ってたんだ。
だから梨花のほうもそれだけ赤坂を信頼していた。

どうしても尺の都合やらで原作の全部をアニメに表現することはできないから、アニメでは描ききれない部分ってのが出てくるんだな。
Key作品になるけど私はKanonとAIRは原作プレイした上でアニメを見てるから、アニメで「そこ話が違う」という部分が出てくる。クラナドは原作やってないから、原作やってる人から聞かないと分からない部分がある。ひぐらしでも、アニメでは分からない部分が色々あるんだな。

私は目が悪いせいで子供の頃、いわゆるテレビゲームの類いは全面禁止されてたんだよね。で、最初に接したのがPC版の信長の野望や三国志だった。でも当時の16bitのPCでは限界があって単純な陣取りゲームに能力値が付加されたような感じだった。そういうのを面白いと思ってやってたら、最近のバージョンの演出についていけなくなった。結局は陣取りゲームっていう骨格は変わらないのに演出とのギャップが大きくなりすぎて。
三国志Vは今やっても面白いから数年ごとに思い出したようにハマリ直すことがある(この三国志Vで戦艦三笠とけっこう話が弾んでた)。

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