H.O.P.E.

便所の落書き / 40

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なぐも 2025/04/06 (日) 23:44:37

>> 38
作品をどういう部分で評価するかは個人によるけど、昔の私は大したストーリーのない作品を嫌っていた。それがひとつの世界を構築して描写できていたらストーリーにこだわらない立場になったことに、特別なきっかけや特定の作品との出会いはなくて、徐々に変わっていった感じかな。
ひぐらしのようなストーリー性の高い作品の場合、厳密に価値を判断するならPCゲーム界隈に限るべきではないと思う。ストーリーで価値を産み出すものは小説や映画など様々で、PCはそれを表現するツールに過ぎない。たとえば名探偵コナンみたいな探偵漫画(アニメ)は源が探偵小説にある。コナンを評価するのに、漫画やアニメの範疇だけで判断はできない。

…けど、正直言うと私はそんな難しいことは考える必要ないと思ってる。ひぐらしにせよ月姫にせよハルヒにせよ、視聴者としては単純に「面白けりゃいいじゃねえか」と。面白いと思う人が多ければ商業的価値が生まれる。商業的価値とは別の文化的、芸術的価値みたいなのは、こちとら正しく評価する知識も教養もねえんだよ、だから後は自分の好みに合うかどうかなんだってね。

後悔してもう間違えないって誓うのは詩音もそうだったなあ。
てか最初はみんな間違えるんだよね。圭一も「どうしてこんなことになったんだ」って、後悔と言うよりわけがわからない状態で最後の電話ボックスに向かう。登場人物がそれぞれ間違った道を選んだことを後悔したり、次は間違えないと決意したり、それを百年間ループしていく中で徐々に修正されて、最後に「誰も間違えなかった世界」として祭囃し編になる。そう考えたらそれは奇跡じゃない必然といえる。
それでも間違えた人間として鷹野が残ったから、業で鷹野が高野一二三の遺書を発見して「鷹野も間違わない世界」が生まれたのも必然なのかもね。

私はKeyじゃないけどTacticsの「ONE~輝く世界へ~」がストーリー性の高いPCゲームの初見だった。これは元々エロゲなんだけど「この内容にエロシーン要らん、邪魔」と思った。そこで、Tacticsから独立してKeyを結成したスタッフの初作「Kanon」と二作目「AIR」に移った(全年齢対象版)。
ただ、いい作品なんだけど正直疲れるから三作目の「クラナド」はもうプレイしなくて、ずっと後になってアニメだけを見た。それ以降はアニメも見てない。

ひぐらしもそうだけどすごく面白いし楽しいんだけど構造が複雑すぎてどこかついていけない自分がいる。クラナドにはかなりハマったんだけど、もっとシンプルでいいじゃんということで結局Kanonのほうが素直に楽しめてみたり。
私は反射神経や動体視力が致命的だからアクションはやられてばっかだし信長みたいなSLGが向いてたけどそれも合わなくなった。

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