なぐも
諫議大夫 620c55222a
2025/06/20 (金) 17:56:19
>> 4に関連して。
荊軻がこうやって旅に出たのは秦王政(始皇帝)暗殺のため。
燕の太子丹が計画したけど荊軻は実行にあたって、秦のお尋ね者である樊於期将軍の首が必要と言う。
樊於期将軍は政に一族を皆殺しにされ、一人で燕に亡命してきた人物で、政への復讐をいつも考えていたがこれという策がなかった。
太子丹は行き場もなく自分を頼ってきた将軍の首を差し出すことなどできないと拒否するが、荊軻は絶対に必要な条件だと考える。
そこで荊軻はみずから樊於期の邸を訪ね、政を暗殺するためには信用を得る必要があり、それにはあなたの首が不可欠だと説得する。
その策を聞いた樊於期の言葉
「此れ臣の日夜切歯腐心するところなり。乃ち今、教えを聞くを得たり」
そう言って樊於期は自刎し、その首を荊軻に託した。
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