石破の次が高市になるのはいいが、参政党と組むのは危険だ。あくまで直感にすぎないけど参政党はやばい。
これまでの野党にせよ今回の参政党にせよ、急伸した勢力は「風」に乗ってきたが、参政党は「風」で終わらない可能性がある。
中身がしっかりしていたら自民党の代替勢力に成長してもいい。けど参政党はおそらく力を持てば暴走する。自民党というのは巨大勢力で右派から少し左派寄りまで幅広い考えがあって、バランスを保ってきた。そして良い意味でも悪い意味でも海千山千の手練れだった。
参政党はトランプと同じ雰囲気がある。アメリカは超大国だからトランプの無茶がまだしも通用するが、日本はそんなに強くない。加えてトランプはモウロクして多少危ないにしても根が商売人だから利益計算で動く。損すると思えばやらない。だから昨日言ったことを今日になれば平気で変える。
参政党は、自民党のような政治的な手練手管も、トランプのようなカネ至上のずるさもない。ある意味では純粋だが、政治においては「純粋さ」ほど危険なものはないんだ。
自民党は汚い。だから安全なんだ。自民党は汚くて、自分の汚さを知っている。汚いことをやりすぎると議席を失うことも知っている。議席を失えば利権も失う。利権を失いたくない。だから汚いことも隠れてこそこそやったり、やりすぎた時は誤魔化しもする。今後はキレイになりますと嘘もつく。国民を誤魔化せそうな範囲でしか悪事をやらない、それが暴走を防いでいる。
この世で最も危険なのは、正義を信じて純粋になることだ。そうなるとブレーキを失う。政治において正義に純粋であることほど危険なものはない。
参政党、というよりもその支持者は、自民党の汚さに愛想を尽かせた人たちが多いんじゃないだろうか。
日本は日本人ファーストであるべきだ。日本という国は何よりも日本国民のためにある。それは間違っていない。当たり前のことだ。そんな当たり前のことが、これまで後回しになってきた。当たり前のことを当たり前にやろうではないか。それは何も間違っていない。
だが、当たり前のことを当たり前にやれば望んだ結果が得られるほど、政治は単純でもなければ甘くもない。
正しいことを正しく実行すれば正しい結果になるなんて、そんなのは「正義は勝つ」と同じ素朴な理想主義にすぎない。だけどこれは人間の心を掴むし、机上で理屈を論ずるかぎり正しいことは正しい。
極左にせよ極右にせよ、そんな素朴な正義と理想から生まれる。
参政党がそんな道を辿らないことを願うが、なにしろまだ正体がよくわからないから何とも言えない。
自民党の数が足りなくなったからどこかと組むというのであれば、国民民主であるべきだし、国民民主や維新が拒否すれば、選挙の結果どおり弱小与党でやるべきだ。政治が不安定化し、意思決定が鈍くなるだろうが、それならそれで仕方がない。