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政治・経済(旧「参議院選挙」) / 104

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なぐも 2025/11/14 (金) 23:58:31

>> 103
高市さんが中国を牽制したというか、高市さんは「台湾有事は日本有事」と言ってた安倍さんと同じ考えですね。

中国は例えば台湾で親米の民進党から大統領が出そうになると、派手に軍事演習をやって台湾の恐怖心を煽ったりします。台湾の人は日本よりもずっと中国の脅威を身近に感じているから、怖くなって民進党を支持しなくなる人が増えるように仕向けるわけです。それが裏目に出て逆に民進党の支持が高くなることもありますが。

高市さんも中国にとっては目障りなうえ、支持率が高いので厄介な存在です。そこで噛みついてくるわけです。高市さんは対中強硬派に支持者が多いので、もしも弱気な態度に出ると支持を失います。かといって強気な態度を続けると、日本国内で「高市は戦争をしたがっている」と叫ぶ人々が勢いづくうえに、これという主張を持たない層も「中国が怒った、中国怖い、高市が余計なことを言ったせいだ」と思います。もちろん日本で反高市の人もそうなるように煽ります。

要するに中国にとって高市政権は面白くない存在である上に支持率が高いので、支持率を下げて高市政権を潰したい。そうして、中国に融和的な、言うことを聞く政権に変えてしまいたい。特に高市さんはトランプともうまくやっているから、中国としては困ります。日本だけならともかくアメリカの強い支持があると中国としても日本を軽く見られません。

戦争をするというのは中国にとっても一大事です。失敗したら共産党政権が吹っ飛ぶリスクがある。だから台湾侵攻をするかしないかは、高市うんぬんではなく「勝算はあるのか?」という現実的な計算によって決まります。計算が甘くて泥沼化したロシアの例が目の前にあるうえ、中国は孫子をはじめ「戦わずに勝つ」を重視する思想です。

仮にロシアがウクライナに勝っても、計り知れない消耗でロシアの国力は大幅にダウンです。中国も、たとえ台湾を取ってもそのせいで衰退したら意味がありません。台湾ですらそうなのに、日本と正面切って戦争したら米国の介入は間違いなしですから、よほど慎重な計算で確信が持てない限り動かないでしょう。

大阪総領事による脅迫、中国政府の強硬な態度も、「高市政権の支持率を落として対中融和の政権に代える」という政治的な目的であって、台湾有事は石破でも高市でも小泉でも危険度は変わらないでしょう。むしろトランプとうまくやってる高市のほうが、中国は実戦は始めにくいと思います。

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