>> 63
核攻撃をされた場合に防ぐ方法は、現実的には無いんだよね。
ミサイル防衛だって迎撃率100%じゃないし、核ミサイルの場合は1発でも迎撃に失敗したらおしまい。敵も核攻撃をする覚悟を決めたら命中するまで撃ってくるだろう。加えて極超音速ミサイルは現在のシステムでは迎撃できない。
だから核攻撃を防ぐ方法は撃つことを思いとどまらせるしかなくて、その方法は核抑止力しかないという…。
だけど日本が核兵器を作ることは技術的にはできても政治的に困難というね。
ただ、なんだかんだでロシアもウクライナに対して核を使ってない。プーチンも今とは比較にならない非難を受けるのが怖いんだろう。核は持っていても使わない暗黙のルールがある。それを使ったら「通常兵器ではウクライナに勝てませんでした」と宣言をするのも同然になって、プーチンの権威が国内的にも国際的にも失墜する。核を使えば戦争に勝てるのは当たり前で、使わなくてもすぐに勝てるつもりだったんだから、使ったら通常兵器での敗北宣言になってプーチンはおしまいだ。独裁国家は自分一身の繁栄や安全を第一にするからプーチンは自分のために核を使えない。
核を使わずに勝てるならどの国も使わない。本気で使うことを検討する段階で、すでに戦況はかなり苦しいはずで、独裁者の権威はかなり落ちてるはず。その状況で禁断の発射命令を出すことは、へたをするとクーデターの引き金にもなりかねない。
なので例えば中国が攻めてきても、ミサイルやドローンの飽和攻撃で日本の「弾切れ」を狙うと思う。それに失敗しても核を使うのは自分にとってリスクが高すぎる。日本が核を持たなくても核攻撃はないと思う。ただ、それだけに頼るのは心細いし、脅迫効果は絶大なので、万一の核シェルターや、不完全でもミサイル防衛、可能ならば核抑止力も欲しいんだよね。