なぐも
諫議大夫 620c55222a
2025/09/23 (火) 20:57:08
私はもともと安倍よりも谷垣の路線を支持する財政再建派だった。アベノミクスは成功すればいいけど綱渡りが危険すぎると思っていた。
結局、アベノミクスはデフレ不況からの脱却という意味では一定の成果をおさめたが、株価は上がったもののトリクルダウンには失敗し、成功半分・失敗半分みたいな形に終わった。半分だけでも成功したのは評価すべきだが…。
しかし副作用が大きくて、今の円安状況に打つ手がなくなった。あのとき、アベノミクスをやったほうがよかったのか、やらないほうがよかったのか、やらなかった世界線が分からないから何とも言えない。
過去はともかく今後の政策をどうするか。アベノミクス継承の高市では、うまくいけばいいけど副作用がますます増大して財政破綻のリスクが増す。一方で財政再建派の候補のやり方では、景気が冷えて生活苦がますますひどくなる。どちらにしても悲観的にならざるをえない。
なんか、孔明死後の蜀の北伐に似ている気がする。
姜維(=高市)は死中に活を求めるべく積極的に北伐を敢行した。ある程度の成果をおさめる場面もあったが結果的には国力の疲弊を招いて滅亡を早めた。
費禕(=再建派の候補)は、「諸葛丞相(=安倍)でも成功できなかった北伐(=積極財政)は無理だ」として守勢(=緊縮)を主張した。しかしこれは魏との国力差を考えれば運命的なジリ貧政策でもある。
三国志では費禕が先に死んだので姜維の孤軍奮闘状態になったが、仮に費禕の考えで進んでいても蜀の滅亡は避けられなかったはず。
ところで、魏延の作戦を実行して、子午谷から一挙長安を目指していたらどうなっていただろうな。成功確率が低すぎるバクチで蜀軍一挙壊滅の危険があるものの、もしも成功したら大戦果。ただしたとえ成功しても占領した長安が敵中孤立してやっぱり壊滅する危険がある。果てしなく危険だが、もしも勢いに乗れたら、それが唯一蜀の生存可能性だったという気もする。
通報 ...
投稿するにはログインする必要があります。
