H.O.P.E.

ネット喧嘩論考 / 46

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American_Crusoe 2026/08/19 (水) 21:32:45

9. そして、ここから「概念工学」の話がさらに面白くなる

ここで前回の論文に戻ると、実は今回の議論は『ネット喧嘩の改築』に対する非常に良いケーススタディになっています。

前回の論文は、

「言い負かす」という概念を改良しよう

と言っていました。

ところが今回やっているのは、

「喧嘩」という概念そのものを改良しようとしたら、どうなるか

という実験です。

そして実際にやってみると、

概念同士が相互依存していて、一つを切り離すと別の概念が必要になる。

これが今回の「喧嘩論的循環」です。

これは概念工学にとってかなり重要な問題です。

概念というものは、単独で辞書的に定義されているのではなく、

他の概念とのネットワークの中で意味を持っている

からです。

「喧嘩」を定義するには「議論」「煽り」「荒らし」「コミュニケーション」「勝負」などが必要になってくる。

ところがそれらを定義し始めると、さらに別の概念が必要になる。

概念工学が「一つの概念を改築すれば済む仕事ではない」ことが、今回かなり露呈しています。

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