トーマスさんから「P-27.15.スクエア」に関して、いくつか回答をいただいたので、私の感想も含めてお知らせします。
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トーマスさんの回答:
FCスコアの採点において、「P-27.15.スクエア」は、現時点では演技の形状に対する減点は行われていません。
私の感想:
最初に「演技の形状を見ていない」と言われた際は疑問に感じましたが、確かに、採点の様子を見れば、各要素のチェックはあっても、全体の形状のチェックはありません。
ここではまず「演技の形状」について整理する必要があります。
単純なループやスクエア・ループであれば、Rや辺の長さによって形状が決まりますが、ハンプティバンプ、トップハット、ダブルインメルマン、コメット、フィギュアMのように、複数の要素から成る多くの演技では、ラインとRの比率や全体の縦横比などに明確な基準はありません。
つまり、多くの演技には形状そのものに統一された正解がないということです。
また、ルールブックにも形状に対する具体的な減点量は明記されていないとのことです。
したがって、FCスコアでは通常、全体の形状という見方での減点は行われていません。
そんな中で、「P-27.15.スクエア」は全体の形状が問われる珍しいケースとなります。
もちろん、全体形状を算出して判定に用いることも可能とのことですが、 それには大きな手間がかかるようです。
また、実際に減点を行ったとしても、差は最大でも0.5~1.0程度にとどまるとのことです。
このような事から、手間と効果を考えた結果、不完全ではありますが他の演技と同様の採点方法が今のところ採用されていると考えられます。
したがって、現在のFCスコアの採点では、正方形の形状は考慮されていないという結論になります。
なお、ルールブックに改訂があれば再検討されるとのことです。
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トーマスさんの回答:
FCScoreに表示されるテンプレートは、各要素が個々の飛行要素の平均値と一致するように作成されており、要素間のスケーリングは反映されていません。
私の感想:
各要素はそれぞれの演技ごとに独立していると理解。
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トーマスさんの回答:
プロッターにあるテンプレートは参考情報としてのみ提供されており、採点プロセスとは直接関連していません。
私の感想:
プロッターに表示される演技の形状はあくまで参考情報と理解。
また、プロッターのテンプレートとFCスコアの採点は直接的な関連はないという点も理解しました。
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なお、プロッターのテンプレートを正方形に修正する件もお願いはしてありますが、
フライコーチの研究開発がFCスコアが中心となっている現在においては、優先順位は低いようです。
プロッターのテンプレートは、スクエアをはじめ、現実の演技とかけ離れている部分も多いので、あくまで演技の参考程度として捉え、ラインの角度やRなどの確認だけに利用するのが現状に即した使い方ではないでしょうか。
この点でも、FCスコアを用いれば演技の分析まで可能であることから、プロッターのテンプレートの存在意義は薄れていると言えます。

