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次に、中段の空諦を見ていきましょう。
この段は、縁覚の「空・仮・中」となります。
天台の四門でいえば、ここは空門にあたるところです。
では、智顗は、この空門をどのように説いているのでしょうか。
え?
なんで四門で見ていくのかって?
実は、ここにも日蓮さんの重要な御文があるんです。
『三世諸仏総勘文教相廃立』で日蓮さんは、
今見ている三乗の法について、次のように言われてます。
つまり、
四教には、それぞれ四門がある、と。
ですから、先ほどから三諦を単純に「空・仮・中」という言葉だけで追うのではなく、
四教(三蔵教・通教・別教・円教)における四門
という視点から、この図の「空・仮・中」が何を意味しているのかを一つ一つ観ているんです。
そして、ここでちょっと面白いことを言っておきます。
実はみなさん、
今、天台の『摩訶止観』という止観を行じているんです。
「えっ?
ただブログを読んでいるだけじゃないの?」
と思われるでしょう。
ところが、そうでもないんです。
先ほど上段の仮諦で、
立有 → 泯空 → 泯立融法
と、「空・仮・中」がどのように開かれていくのかを見てきました。
そして今度は一段下がって、
中段の空諦
を見ています。
ここでは、同じ「空」という言葉でも、その意味が変わってきます。
つまり、
「空とは何か」
を辞書のように学んでいるのではなく、
三蔵教ではどういう「空」なのか。
そして通教になると、その「空」がどう変わるのか。
さらにその先で、別教、円教ではどう開かれていくのか。
それを一つずつ実際に観ていく。
これが天台智顗の摩訶止観なんです。