法介教学

『三世諸仏総勘文教相廃立』 / 9

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法介 2026/09/30 (水) 18:08:36 修正

次に、中段の空諦を見ていきましょう。

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この段は、縁覚の「空・仮・中」となります。

天台の四門でいえば、ここは空門にあたるところです。

では、智顗は、この空門をどのように説いているのでしょうか。

え?

なんで四門で見ていくのかって?

実は、ここにも日蓮さんの重要な御文があるんです。

『三世諸仏総勘文教相廃立』で日蓮さんは、

今見ている三乗の法について、次のように言われてます。

「此の権教の中にも分分に皆悉く方便と真実と有りて権実の法闕けざるなり、四教一一に各四門有つて差別有ること無し語も只同じ語なり文字も異ること無し」

つまり、

四教には、それぞれ四門がある、と。

ですから、先ほどから三諦を単純に「空・仮・中」という言葉だけで追うのではなく、

四教(三蔵教・通教・別教・円教)における四門

という視点から、この図の「空・仮・中」が何を意味しているのかを一つ一つ観ているんです。

そして、ここでちょっと面白いことを言っておきます。

実はみなさん、

今、天台の『摩訶止観』という止観を行じているんです。

「えっ?

 ただブログを読んでいるだけじゃないの?」

と思われるでしょう。

ところが、そうでもないんです。

先ほど上段の仮諦で、

立有 → 泯空 → 泯立融法

と、「空・仮・中」がどのように開かれていくのかを見てきました。

そして今度は一段下がって、

中段の空諦

を見ています。

ここでは、同じ「空」という言葉でも、その意味が変わってきます。

つまり、

「空とは何か」

を辞書のように学んでいるのではなく、

三蔵教ではどういう「空」なのか。

そして通教になると、その「空」がどう変わるのか。

さらにその先で、別教、円教ではどう開かれていくのか。

それを一つずつ実際に観ていく。

これが天台智顗の摩訶止観なんです。

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