gikiさん
やれることはやりつくしましたか。
さすがにちょっと早すぎる気はしますが、どう見ても「オーディオ大事」って風ではないのでそれで良いと思いますよ。生活環境を犠牲にしてまで沼にはまる趣味ではないです。
多くの人は見映え重視の調度品的オーディオ揃えで満足しています。人のことを偉そうには言えませんが。
では最後に、出音が良くなるかかえって改悪になるかは神のみぞ知るですが、簡単に実施できて出音を劇的に変える方法をお教えします。
ウーファーに対してツィーターの位相を180°ひっくり返す方法です。
と言っても極めて簡単にできます。
昨日の写真にバイワイヤ用端子へのケーブル接続が写っていましたが、ツィーターに向かう配線をクロスさせてプラスマイナスを逆につなぐだけ。簡単でしょ?
写真で見る限りは皮をむかんでも届きそうな感じです。
市販スピーカーだけしか使ったことのない人は、4端子あってもプラスはプラスにマイナスはマイナスにとしか考えてない人がほとんどです。
お使いのスピーカーをwebカタログで見ると2.5KHzクロスの2wayになっていました。最も耳に付く2~4KHzの間にクロスポイントが来てしまうのが2wayの難点です。
ネットワークの設計は大変難しい作業でして、仮に12dB/octのカットオフスロープだとすると(そこはwebカタログに明記されていないので仮定)クロスポイントを境に低域と高域で180°の位相回りが生じてしまいます。もちろんメーカーは熟知しているので逆位相になるよう配線するとともにクロスポイント周辺でのウーファーとツィーターの和特性が極力フラットになるよう肩特性(バターワース型とかベッセル型と言う言葉ぐらいは聞いたことあるでしょう)を吟味して作っています。
まあ、あまり小難しい話を書いても興味ないと思いますが、メーカー製のスピーカーは公約数的・標準的な聴き方で作られていますが、スピーカーからの距離がどの位置で聴いても同じようなレスポンスになるようには残念ながらなってはいません。
バラユニットを組み合わせてネットワークを作ったりチャンデバマルチをやっているユーザーだとユニットの位相を最後は聴感をたよりに決めているのが現状です。特にJBL製の古めのウーファーだとユニット自体が逆相で作られているので「聴感を頼りに」でした。
話を戻しますが、ウーファーに対してツィーター位相をひっくり返すと劇的に変わります。
空間が広がって立ち上がり良く前後感も感じれるようになるか、あるいはその反対ですべての要素が希薄になるかは聴く位置によって神のみぞ知るです。
YS-2さんは便利なトリノフを駆使していると聞いたことありますが、普通は聴感を頼りに決めるしかないです。
さて、これを読んでもらって、やるもやらないもご自由ですが、簡単にできて元に戻すのも簡単なことであることは間違いありません。