お世話になっております。主将の山内拓海です。
先週の個人戦予選をもってレース月間の全てのレースが終わりましたのでご報告させていただきます。
今年は予選が羽咋開催ということで、特にプレと個戦ではレースの運営に岩城さんをはじめとした多くのOBOGの皆様にご協力いただきました。
また、支援艇では矢田さん、野村さん、小田さんを中心にご協力いただき、支援艇体制を現役とともに確固たるものにすることが出来ました。事前の準備から本当にありがとうございました。
レースの結果はチームとして目標とするインカレ総合10位とは程遠い結果となりました。地元開催であることの強みを活かすことができず、トラブルも多いレースとなりました。レースで実力を100%発揮することができていないと感じました。普段の練習で小さなミスや甘えを許容していたことが、レースでの動き、結果に全て現れていました。改めて、練習からシビアな活動をしていく必要性を実感しました。
一方でレースへの取り組み方として、強風下のレースにおいて、単に出場艇数を減らすのではなく、どうすれば安全に2年生艇もレースに参加することができるかを考え、エントリーした艇数でレースに臨むこともできました。もちろん、トラブルは多々ありましたが、ただ削るのではなく、どうやったら艇数を出すことができるかを考え、出場させることができたことで、チーム全体として士気を高めながらレースに臨むこともできました。これからの練習でもどうすれば厳しいコンディションでも艇数の多い練習をすることができるかを考えて練習したいです。
470チームとしてはボートスピードにおける課題が残るレースになりました。特に強風コンディションにおいては、根本的な走らせ方から、スピードが他大学のトップと比べて劣っていました。他大学などがいない練習環境で、ボートスピードで勝つことができるようになるのか必死に頭を使って考えないと、予選突破はできません。とにかくどうすればできるか時間を使って考えて、練習をしていきたいと思います。
とはいえ、全く歯が立たなかったかというとそうでもありませんでした。成功体験としていい順位で帰ってくる艇や、1上でいい景色を見る艇もいました。なぜうまくいったのかというところもしっかり振り返り、その再現性を高めるということもしていきたいと思います。
ここから予選まであっという間に時間がながれていきます。レース月間を踏まえて、より密度の高く大量の練習をしなければ爆発的な成長はできません。どうすればそんな練習を実現することができるかということをしっかりと考えて、必ず予選突破できるように練習に取り組みたいと思います。
最後になりますが、自分はこのレース月間においてレースにいつも以上に集中して臨むことができました。これは中心となって支援艇の準備を進めてくれた碧衣、奏名、そしてヨットに乗れずとも運営艇や支援艇からサポートしてくれた2年生、暖かいメッセージや艇担当で励ましてくれた1年生のおかげです。本当にありがとうございました。予選では必ず結果で返すことができるようにします。
予選そして本選の最後のレースまで一緒に全力で戦い抜きましょう!
今後とも金沢大学体育会ヨット部をよろしくお願いいたします。
お世話になっております。
副将を務めております、野々村です。
最後のレース月間が終わりました。
本当に、あっという間でした。
2年の頃から、ありがたいことにレースに出場させていただく機会に恵まれ、いつしかヨットに乗ることが当たり前となっていました。
しかし、まさかこのレース月間で自分が出場できない立場になるとは、正直思ってもいませんでした。
最初にその現実を受け止めたときには、悔しさや焦り、無力感のような感情が確かにありました。
でも、時間が経つにつれて、こう考えるようになりました。
「私は今、この状況で何ができるだろう?」
ヨットに乗らなくても、勝負はできる。
戦える場所は、海の上だけじゃない。
そう思い、自分に課した裏目標は「ヨット以外での戦い方を、行動で伝える」ことでした。
現在、金沢大学ヨット部には47人の仲間がいます。
しかし、インカレ予選・本戦となると、各クラスたった6人しか出場できません。
それでも、「レースに出られない=戦えない」わけでは決してないと、私は思っています。
むしろ出場できないからこそ見える視点や、できる行動があると思います。
今回、私が取り組んだのは「支援艇体制の土台づくり」でした。
これまで曖昧だった支援艇の役割や運用体制を明確にするために、まずは学生だけに固執せず、より知識や経験のあるOBの方々に協力をお願いしました。
そして、平日には支援艇に特化したミーティングを企画・運営し、選手のために必要なサポートについて部内で共有する仕組みを作りました。
また、選手向けにもペアミーティングや技術ミーティングの機会を設けるなど、支援と技術の両面からチームを支える取り組みを行いました。
こうした動きは、自分にとっても、部としても初めての試みでした。
自分の手でチームの仕組みを一歩前に進めることができたことは、レースに出場することとはまた違った「価値ある経験」であり、心からやってよかったと感じています。
ただ、ここで自分の話だけで終わらせるつもりはありません。
今回の個人戦予選を含め、最近のチームの結果を冷静に見てみると、現時点では「インカレ総合10位」という目標には到底届きません。
私たちにある大きな課題は「チーム全体の空気」と「意識の共有」にあるのではないかと感じています。
幹部や選手だけが危機感を抱いても、47人という大きなチームではそれは焼け石に水です。
選手であってもそうでなくても、自分事として「このままではいけない」と本気で思えるかどうか。
その意識の差が、この先の数ヶ月を大きく左右すると思っています。
特にこの期間、2年生は思い悩んだ人も多かったのではないでしょうか。
レースに出場した人、運営を担った人、丘でサポートした人、様々な立場がありましたが、誰一人として欠けてもこのレースは回らなかったと私は思います。
「誰かの努力の上に、誰かの挑戦がある。」
そんな構図が、まさに今回のレースで体現されていたと思います。
悔しい思いをした人も多いかもしれません。その気持ちを次の行動につなげ、2年生全体のレベルアップに繋げて欲しいです。
そして、1年生。
まだ入部して間もないにもかかわらず、たくさんの質問をしてくれて、自分たちで考えて動こうとする姿勢が随所に見られました。
その一つひとつの行動が、私たち上級生に元気をくれ、チームに活気を与えてくれました。
この短い期間でも確実に成長している姿を見て、私自身何度も励まされました。
今、私たちには47人という最高の仲間がいます。
その全員が、「レースに出ること」にとらわれず、それぞれの立場で「チームのために何ができるか」を考え、動けたとき、私たちは本当に強くなれるはずです。
この夏、一人ひとりが当事者意識を持って行動し、もう一段階上のチームへと進化していけるように。
私自身も、ヨットに乗らずとも、チームの勝利に貢献し続けられる人間でありたいと強く思っています。
長く、まとまりのない文章ではありますが、最後まで目を通していただきありがとうございました。
お世話になっております。
マネージャーリーダーを務めております桃井奏名です。
碧衣さん前述の通り、これまでに無いほど支援艇体制や当日の動きに関してのミーティングを重ねたうえで毎大会に挑みました。また、矢田さん、野村さん、小田さんには何度もミーティングに参加していただき多大なるお力添えをいただきました。御三方ともお忙しい中誠にありがとうございました。
このレース月間を通して、これまでの自分はレースや"勝ち"に対する考え方が甘かったのだと気付かされました。碧衣さんが次々に新しいことを始めていくのを見て、本当に勝とうと思っているならずっと前からこの支援体制を取るべきであったし自分からその考えに至るはずだったと感じ後悔しています。
またレース当日には、ここまで本気で支援艇体制について考えたからか選手側の行動や言動に疑問を持ったりすることもありました。そんな場合にはサポート側から指摘することが大事だし何よりそれがチームを勝たせるための責務であると感じました。
この3大会での気づきを無駄にせず、この代の間はもちろん次の代、その次の代にも受け継いでいくのは自分の役目だと思っています。そのためにも、碧衣さんのサポートに対する姿勢を見習い多くのことを吸収して自分のものにしていきます。そしてそれを体現していけたらと思います。
お世話になっております。
4年470クルーの石川拓武です。
今回のレースで個戦の際に自分は大学院入試の面接があり、一日だけレースに参加せずにオープンチャットやふるはいくなどSNSから状況を把握したり、実際にレースの時に起こったことを外から見たり聞く立場になったことがありました。
個戦ではトラブルが多く、支援艇1艇の中でヨットと支援艇間での連携がなかなかうまくいかないことが多々ありました。その中にはレースに出ている立場としてしてはいけないこと、一緒に戦ってくれている仲間に見せてはいけない姿もあったと思います。
特に自分が印象的だったのはリタイアに関してです。レースではどれだけ準備をしても思いもよらないことが起きてしまいます。それでも海に出て、最後まで戦い抜くこと。それこそがレースに出場する選手の果たすべき使命というか、責務というか。何はともあれ戦う意思を放棄してはいけないし、周りに見せてはいけないということを強く感じました。
昨年、自分が江ノ島でのインカレ本選に出場させていただいた際に、同じようにトラブルによってリタイアしてしまったことがあります。あの時の姿は見せてはいけないものでした。当時は悔しい気持ちよりも喪失感が勝ってしまいましたが、今回の個戦で選手が簡単にリタイアしてしまうことへのサポートの人たちの想いを聞いて、そんなことを考えていた自分の弱さを再認識する機会ともなりました。
この先もう自分たちは前を向き続けるしかありません。自分たちの精一杯を出し尽くして胸を張って終わります。
失礼します。
ふるはいくをいつも楽しみに読んでいるOBの桃野です。
個戦予選の応援に行った7/6に伝えきれなかったことを書きます。
もう知っている現役もいるかもしれませんが、
7月に発売された月刊Kaziの8月号にとても有用な記事があったので、以下に紹介します。
特集⓶でインカレ6連覇への挑戦「早稲田大学勝利の方程式」について、全12ページにわたって記載されています。
1)インタビューでは、「早稲田を支える2本の柱は総合優勝と圧倒的な練習量」について、いかにして効率的に目標に合わせた練習を確保しているか等が書かれています。
(敢えてえい航して、上りの練習を繰り返し重点的に行うなど、目からうろこのような内容)
2)より良い成功のための「関口功志監督の思考回路」と題して、➀練習編➁指導者編➂レース編に分けて、セオリー等を可能な範囲で公開されています。
3)対談「小松一憲(43年間早大コーチでかつオリンピアンのレジェンド)に共鳴した次世代の指導者、本吉夏樹(東京科学大学、甲南大学等のコーチかつプロセーラー)」
・「海に出られるときは最大限海で練習する。練習すればするほどうまくなります。」(小松一憲)
・「自分の限界を少し超えた負荷を掛けることが、スポーツの競技力向上の基本です。」(本吉夏樹)
勝手に掲載させていただきましたが、幹部をはじめ現役諸君は一読する価値があると思い敢えて記載しました。(すでに読んで持っている人は、部内でぜひ情報共有してください。)
強豪チームの真似をすれば強くなるという単純なスポーツではありませんが、主将をはじめ今後の部活動を検討するうえで何かのヒントになるのではないかと感じました。
もしもKaziの8月号の情報が入手困難であれば、私の買ったものを持参しますので、その旨を電話等で伝えてください。
(早ければ、7/19頃に滝港へ持参可能なので、7/17頃までに要否を連絡願います。)
年配のOBの戯言なので、今後の検討の採否はお任せしますが、(自分が読んだ限りは)一読の価値は十分あると考えました。
また、最近ではOB戦から先日の個選まで、現役諸君を近くで見させてもらいました。
大人数による部内競争等のメリットや、これから団体戦予選にかけて部全体として伸びしろがまだまだあると可能性を感じています。
・本番で実力が出し切れるように、練習を本番と思って頑張ってください。
(長文となり失礼しました。)微力ながら、皆さんを応援しています!
以上
お世話になっております。
スナイプリーダーの佐々木穂乃佳です。
プレ個戦北陸スナイプとレース月間は滝港マリーナでの開催ということもあり、たくさんのOB、OGの皆様に運営をしていただき、また支援艇からチームの活動を見ていただきました。心より感謝しております。ありがとうございました。
レース月間の結果はスナイプチームとしては目標達成には程遠いものになりました。全艇基礎がなっておらず、練習も効率が悪く時間の使い方が良くなかったのが浮き彫りになったかなと思います。できていないことが明確なので、練習方法をもっと練ればまだまだ成長の余地はあります。なあなあにして見逃してたことが多かったので、まずは練習している時間をもっと増やせるように厳しくするところは厳しくしていきます。この期間ですが、プレッシャーに苛まれてヨットそのものの楽しさを少し忘れていて、おそらく苦しそうにヨットに乗っていたと思います。それはヨットにも、チームの仲間にも失礼な態度だったかと思います。ヨットは本来楽しいもの、成長する過程も含めて楽しんで残りの期間を過ごそうと思います。
最後になりますがいつも応援してくださるOB、OG、保護者の皆様、ありがとうございます。予選までレースはないですが、常に改善を意識して突っ走ってまいります。今後とも金沢大学体育会ヨット部をよろしくお願いいたします。
お世話になっております。
3年主務、スナイプスキッパーの一場勝稀です。
運営艇、支援艇、丘から多くのOBさん・サポートメンバーからご支援をいただき、プレ・個戦・北陸スナイプ3週連続のレースを走り抜けることができました。本当にありがとうございました。
今年初めてレースメンバーとしてレース月間を終え、率直な感想としてはヨットに乗れることは楽しいということです。結果は思わしくなくまだまだ課題が目立ちますが、ヨットに乗り、自分の技術を追求できることは当たり前ではないことを改めて認識しています。チームとしての課題は問題点に気づけていなかったということです。ホームでのレースをアドバンテージにできたのかといえばそういったことはなく、チームの未熟な点が浮き彫りになる形となりました。物事が起こってから対処するのではヨット競技の性質上、手遅れになってしまうこともあることを再認識し、これからのチーム運営に取り組みます。しかし、その課題を予選前、夏合宿前に自覚できるきっかけになったと前向きに捉えることも大切だと思っています。チームの未熟な点についてですが、安全面や精神面など基盤になる部分から見直すことが必要であり、部全体として正しい方向に進むために対策を講じていきます。
また、自分の課題はコミュニケーションや艇整備が足らなかったという点は大きな反省です。順風以上の風域でのレースが行われ、普段起こらないようなことが起こるということを考慮した準備を行うべきであったと思います。コンバートしてからの日の浅さは言い訳にできない段階に入ってきていること、レースに出ている以上責任を持って、出艇することを意識した行動を心掛けます。
最後になりますが、74代で掲げた「インカレ総合10位」を成し遂げるためには並大抵の努力では不可能であることは明白です。日頃ご支援いただいているOB・OGさん、ご家族、関係者のみなさん、今後とも応援よろしくお願いいたします。特にOB・OGさんには技術やチーム運営、サポートなどさまざまな面でご支援、ご指導のお力添えをお願いいたします。
いつもお世話になっております。4年470スキッパーの名和洸太です。投稿遅くなり申し訳ございません。
まず初めに、レースで支援艇に乗っていただいたりハーバーに足を運んでいただいた他、今回羽咋での開催のため学連の仕事も多くあったのですがレース委員長をしていただいた岩城さんをはじめ何ヶ月も前から準備、運営をしていただいたOBOG、県連、ハーバー等関係者の皆様お忙しい中本当にありがとうございました。団体戦も引き続きお願いいたします。
今回の夏季大会、個人戦予選は良いところ、まだまだ改善できるところがどちらもはっきりしたレースでした。
まず夏季大会では2日間を通して軽風で、オンデッキからハーフトラッピーズくらいの自分たちが得意な風では上位に食い込むことができました。一方、色々な船が走れる風ということもありスタートを失敗した時等順位を崩してしまうこともありました。また、風がかなり落ちた時のボートスピード、スタート等課題である部分も改めて実感しました。
個人戦予選は順位を安定させることとスタートを特に意識して夏季大会での課題を潰そうと臨みました。風は2日間とも強風が吹きました。まず順位をまとめることについて、夏季大会よりもまとまった順位をとる事ができました。しかし、上位艇を見ても安定した順位の船が多く強風だとまだ上位になかなか食いこんでいけず実力の差を感じました。スタートについても特に上位艇の近くで出た時に上手く生き残ることができすスタートの瞬間にフルスピードでラインを切るということをもっと極めないとこれ以上順位をあげることは難しいと痛感しました。
2大会を通じてレース全体としては1日目の課題を2日目で改善できたこと等良いところもありましたが、4日間かけても解決できなかったこともありあと予選まで約3ヶ月大きなレースはありませんが不安要素を潰した状態で団体戦に挑み、江ノ島でインカレ総合10位を達成できるよう練習に取り組もうと思います。
最後になりますが、いつも応援してくださるOBOGその他関係者の皆様ありがとうございます。団体戦まであと約3ヶ月ラストスパートとなりますが、ご都合合えば是非練習にも来ていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
お世話になっております。
4年470クルーまた会計を務めさせていただいています、谷山実咲です。
事前準備の大切さを改めてチームとして個人としても再確認するレース月間となりました。
自艇は平日にもハーバーに来艇整備をしていたことにより主な艇トラブルなくレースを終えることができました。しかし、トラッピーズのリングがきれるなど、レース前日はもっと細部まで確認すること。またチームとして他艇の準備状況を把握することも必要だということも学びました。
レース中の事前準備としては、役割分担だけを把握するだけでなく、よくあるレースパターンを考えそれに基づいた解決策をいくつか考えて臨む必要があると思いました。
このレース月間私は同じペアでレースに出させていただきました。
自艇の主な課題として強風域ではボートスピード、微風−順風では(スタート死んだ時も含め)スタート後の走りだしが主な課題です。
また私個人としてはスピンアップ、スピンダウンの動作を含め、スピンの扱い方に課題があります。上りでは他大学に負けないボートスピードの風域があるので、下りでも負けないよう全風域でレベルアップします。そのために練習でまずは金大1番の下りの走りをします。
最後になりますが、レース月間470チームは全日程1番にレース海面に着き、風をはかることができました。これも平日から細部まで事前準備をしていただいたサポートメンバー全員のおかげです。ありがとうございます。
それだけでなく、レース間やレース中、レース後様々な場面で丘からも海からも支援をしてくれてありがとう。
海面に1番についた意味のある結果をこのレース月間で残すことはできなかったですが予選では残せるようこれからも努力していきます。
これから予選までもサポートを全力でよろしくお願いします。
いつも応援してくださる保護者やその他の関係者様ありがとうございます。運営に携わっていただいた皆様、厳しいコンディションの中数多くのレースを回していただきありがとうございます。
また、支援艇にのっていただいた矢田さん、野村さん、小田さんをはじめ、OB・OGの皆様には、事前準備から当日の支援、そして温かいご声援まで、本当にありがとうございます。
残り3ヶ月、平日も含め全力で活動してまいります。今後とも変わらぬご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
お世話になっております。
副将を務めております 野々村です。
桃野さん
いつも温かいご声援とご支援をいただき、誠にありがとうございます。
また、個人戦予選の際にも滝港マリーナにお越しいただき、現地でのサポートに心より感謝申し上げます。
ご紹介いただいたKazi8月号の記事につきまして、部内でも一部の部員がすでに目を通しており、私自身も拝読させていただきました。
早稲田大学の練習体系や関口監督の指導哲学、そして小松一憲さんと本吉夏樹さんの対談は、非常に学びが得られるものでした。
中でも、「量で質を凌駕する」という言葉がとても印象的でした。日本一である早稲田大学がこの言葉を口にするという事実は、私たちのような挑戦者にとって、大きな覚悟と努力を改めて突きつけられるように感じました。練習に対する姿勢や組み立て方、そしてそれを支える「量」と「質」へのこだわりは、まさに私たちが今、向き合うべき課題だと痛感しております。
貴重な情報を共有してくださり、本当にありがとうございました。
すでに読んでいる部員もおりますが、改めて部内全体で共有し、団体戦に向けた練習の質向上に活かしていけるよう努めてまいります。
また、Kaziをお持ちいただけるとのご提案もありがとうございます。現時点では部内にて共有可能な状態です。お気遣いありがとうございます。
最後に、OB戦から個人戦まで私たちの活動を見守ってくださっていること、そして「伸びしろがある」とのお言葉をいただけたことは、何よりの励みとなっております。
本番で力を出し切るためにも、日々の練習に真摯に向き合い、チーム一丸となって成長していけるよう、これからも努力を重ねてまいります。
今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
S62年卒OBの桃野です。
副将の野々村さん。
丁寧な返信をありがとうございます。
僭越ではありましたが、少しでも金大ヨット部の力になれればと思い、
Kazi8月号の早稲田大学の特集記事を紹介させていただきました。
日本一の早稲田大学が、あらゆる工夫や努力をして、練習量を作り出していることを知り、素直に驚きを感じました。
(野々村さんの言葉にもあるように、まさに「量で質を凌駕する」ということです。)
同じようにすれば強くなるという簡単なものではありませんが、今の金大ヨット部をさらに強くするためのヒントは沢山あると思います。
限られた期間の中で、できるだけ早く強化するポイントを決めて、実践されることが良いと思います。
このように言うのは簡単ですが、それを継続して実践することは容易いことではないと、遠い昔の現役時代を思い出して、今でも反省する時があります。
ヨット部の活動できる時間は有限ですが、トライ&エラーするのもありかなとも思います。
とにかく強い信念と自信を持って、不安もあるでしょうが仲間と励まし合って、団体戦を乗り越えてもらいたいと祈っています。
あまり参考にならないかもしれませんが、自分たちを信じて、前に進んでください。
【おまけ】
個選予選の時、同期のよしみで、同志社の兵藤監督と少し雑談しました。
1)関心したのは、昨年の予選の時に比べ、監督の車でヨットを運ぶ船台を改造して、乗用車一台で3隻牽引していたのを、今年は4隻に増やしていました。
おまけに、ヨットの三段積みは、備え付けのジャッキのようなものを使い、自分一人でできると自慢していました。(私からは聞いてもいなかったのに。)
私は思わず特許でも取ればと冗談で言ったところ、ケガして訴えられるのは嫌だからしないと真面目に答えてくれました。
新しい船台は自分のものらしく、彼の思いで設計・製作(?)したようでした。
監督の仕事の範疇かもしれませんが、彼の向上心は見習うべきことが大きいと思いました。
2)兵藤監督の膳所高ヨット部の後輩でもあり、私が現役の時スナイプでペアを組んでいた「山本純介」のことも話題になりました。
純介は、金大ヨット部の元主将であり、スナイプクラスのみの時代(約一年間)から部員を大人数にした立役者です。(と私は思っています)
彼は、伊藤忠商事に勤めていて、イランのテヘラン辺りに赴任していましたが、最近戦闘が始まったため隣国へ移動し、何とか無事に地元の滋賀へ帰れたそうです。
私は、純介のSNSの投稿等で近況を何とか知っていましたが、純介が無事で良かったねと兵藤監督と情報交換しました。
余談が長くなってしまいすみませんが、少し勇気を出して、関係のありそうな人と話をしてみると、意外と繋がっていたりして、世界や視野が広がることもあるよという例え話です。
人それぞれの価値観もあるし、考え方もどれが正解か簡単には決められない昨今ですが、ヨット部諸君の参考になれば幸いです。
団体戦予選にも応援に行くつもりなので、金大ヨット部の成長を楽しみにしています。
何かありましたら、気軽にご連絡ください。
以上
お世話になっております。
副将の野々村です。
桃野さん
改めまして、この度は、温かいご連絡とKazi8月号の記事のご紹介、誠にありがとうございました。
すでに記事は読ませていただいておりましたが、桃野様のように熱意を持って内容を紹介してくださる方がいることに、部員一同、心強く、そして背筋が伸びる思いです。
「同じようにすれば強くなるわけではないが、ヒントはたくさんある」というお言葉にも、深く納得しております。
自分たちに合ったスタイルで、けれど迷わずチャレンジしていく。その繰り返しを大切にしながら、部全体で考え合い、前に進んでいきたいと思います。
兵藤監督とのお話や、山本純介さんのご近況も、とても興味深く拝読しました。
船台の工夫や、金大ヨット部の元主将としてのご活躍など、「人の力」と「工夫の力」が歴代の中にも息づいていることを実感し、大きな勇気をいただきました。
山本さんが無事に帰国されたとのこと、本当に安心いたしました。
「余談」とおっしゃっていましたが、どのお話も、私たち現役にとっては貴重な学びであり、大きな励みです。
今回いただいたお言葉の一つひとつを胸に、仲間とともに悩み、支え合いながら、団体戦予選に向けて全力で努力してまいります。
団体戦予選でハーバーに来てくださると、以前お話しいただいたことも覚えております。
またお会いできることを、心より楽しみにしております。