『イハナシの魔女』読了レビュー(甘口5:厳口5)【満足したポイント:甘口5】
圧倒的な没入体験: 中盤から一気にギアが上がり、毎日何時間も読み耽るほど熱中しました。最後にはしっかり「感動」に辿り着ける、芯の強い物語です。
愛すべきヒロインたち: アカリは文句なしに最高。冗談好きな彼女の魅力や、リルゥの「優しくされて好きになる」という純粋な一貫性には深く共鳴しました。
比嘉さんの起爆力: 「やべーやつ」比嘉さんが物語をかき乱す面白さは格別。声優陣の演技も完璧で、キャラクターと声の一致が没入を助けてくれました。
「魔法」の描き方: 魔法を使うシーンのわくわく感と、クロテズリ様の底知れぬ怖さ。光と影のバランスが絶妙でした。
【注文をつけたいポイント:厳口5】
演出の物足りなさ: ビジュアルノベルなのに大事な場面で黒背景(文字のみ)が多く、演出が不足。アカリの泣き顔スチルがないなど、視覚的な配分に疑問が残りました。
主人公の能動性と一貫性: リルゥを差し置いて比嘉さんに「可愛い」と言いすぎるなど、光の言動に「誠実さ」が欠ける場面があり、最後のツーショットでも彼を「異物」と感じてしまいました。
恋愛描写の深み: 「ボーイ・ミーツ・ガール」を掲げるなら、光側がリルゥを好きになるプロセスや二人の絡みをもっと丁寧に、カットせずに描いてほしかったです。
BGMのフック: 音楽を「飯」にするタイプとしては、全体的に似た雰囲気の曲が多く、世界に馴染むための強力な「一曲」があればもっと良かったです。
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