海と花束BBS

一番くだらない事を言った文豪が優勝

8 コメント
views

それはささやかな贅沢のはずだった。
気が付けば初夏の風吹く公園の昼下がりに僕は蹲っている。
わんぱくな子供達が遊ぶ声を聞き「ぎゅるる」寝返りを打ち始めたお腹の中のカレーライス。
すぐに煮え滾る怒りに変わり出口を求めて駆け巡る。
「鬼ごっこしようよ」
僕がトイレに駆け出すのと少年たちの合図は同時だった。

訳・カレー食った後公園で腹痛くなってやばかった

多摩川ザウルス
作成: 2024/06/10 (月) 20:48:48
通報 ...
1
オルティス 2024/06/11 (火) 10:29:25 cf6cb@27b0e

手に力が入らない。ものが掴めない。
意識が朦朧とする。
なのに手はある地点の往復を繰り返している。
目の前の人の話を聞いていられない。

意 酔って眠い

2
はるこ 2024/06/11 (火) 11:21:52 eca34@73c40

 どうして、どうして。私は手を握りしめてむせび泣いた。ピコンと鳴る携帯の通知を無視したままで、ごそごそと鞄を探る。あった。あったのだ。でも、ほんの一瞬、遅かった。間に合わなかった。
 涙で歪む視界を甘受する。二度と、二度と同じ過ちは起こさないと決めていたのに    
 また大切なものを失ってしまったのだ、他でもない自分のせいで。でももう、前を向いて今できることをこなしていくしかない。私は荒れる心をそのままに、静かに手を動かした。

意:ちゃんとやってあった課題を提出だけ忘れて大切な平常点を失った

3
波多野ゆら 2024/06/11 (火) 12:37:58

天使たちが踊る中、謎を解き明かす。騒がしい青年たち。不可解な点はあと1つだと言うのに。

サイゼリヤでまちがいさがししてる

4
seller♪☆ 2024/06/12 (水) 14:13:38

その日はとても暑かった。
アイスクリームを食べていたなら一瞬で溶けてしまうかのような。
いや、もっともっと異常な暑さだ。
たとえ冷凍庫にアイスクリームが入っていようともそれが溶けてしまうほどに。
だからそう、誰かが食べてしまったからアイスクリームがなくなってしまったわけではない。
異常気象の犠牲故にアイスクリームはなくなってしまったのだ。
やがて異常気象は私の凍てついた心までも溶かしいった。
一言。
「すまなかった」

意 アイスクリーム食べてしまった

5
多摩川ザウルス 2024/06/12 (水) 22:10:38

「これで最後にしよう」終電待ちのホームで恋人達が別れを告げるよう粛々と、そしてある種の決意を持って購入画面に進んだ。
何かが僕の大事なものが抜け落ちてしまった。そんなスースーとした透明な確信。
残りの人生という残高をすり減らしながら、けれど僕は一抹の切なさと期待を胸に明日という日を待っている。

(Amazonポチった)

6
はるこ 2024/06/12 (水) 22:51:51 d0b63@73c40

 体が鉛のようだ。さながらナマケモノにでもなってしまったかのように、緩慢に動く。ああ、今日が消えそうだ、まだやり残したことがあるというのに。
 闇夜の中で煌々と輝く白い光を私はもはや享受することができない。

(眠い)

7
新月 2025/01/15 (水) 03:29:35 修正

気がついたら日付が変わろうとしていた。どうやらこれ以上の引き延ばしはできない様だ。
人間臭さが染みついた薄い布団に横たえた上体を引き起こし、地に足をつける。そして向かう。
たかだか数歩、されど数歩。気が乗らない移動はいつであろうが、水気を含んでいるかの如く重く淀んでいる。そしてそれは星間ガスが寄り集まって主系列星となり、そしてその輝きの出涸らしがまた矮星を形成するまでにかかる時間より長く感じられる。そんな悠久の時をしれっと乗り越えて机に向かった。
 古びた建屋の隅の隅、歴戦の傷が彫り込まれた黒ずんだ机。その机上には、この部屋にはあまりにも不釣り合いな、青白い光を放つ機器が鎮座していた。型落ちのノーパソである。流行に取り残された存在という意味では、この侘しく辛気臭い部屋とその主に相応しい物なのかもしれない。
錆びついた背もたれの板バネがギシギシと不快な音で不満を表す。それを気にも留めずノーパソに向かう。締め切りが近いからだ。ヘッドホンを刺し、パスワードを打ち込む。そしてお気に入りの曲を再生する。これだけがけだるさをまとわずに実践できる動作であり、知的生物としての体裁を保っていられる生命線だった。
思考が聴覚に占領されている間に指を動かす。ソフトを立ち上げ、進捗を確認。それから過去の自分の甘えを恥じて詰る。
一連の無駄かつ非効率の極致の様な動作を記憶に残しつつ作業に取り組む。
死んだ魚の目に徐々に焦りが混じる。怠惰なくせに妙なところだけ心配性で実直なのはいつものことだった。
思考はいつしか聴覚による占領から奪還され、視覚による支配を受けるようになった。ディスプレイに映し出される文字、正確には二進数の羅列の意味を組み立て、推敲、時には消し、また打ち込む。それをひたすら繰り返す。時間が分かるのが嫌だという理由で主に伏せられた時計が、音だけで状態と時間を四次元的に保存していた。

どれくらいたっただろうか。少なくとも、布団上の泥が這いずって机に向かい、人の形を成すまでにかかった時間よりははるかに長い。正しく無限が流れたと言える。しかしそうは感じられなかった。脳という髄液に浮かぶ豆腐は思ったよりも馬鹿らしい。真っ白な画面で網膜と精神に的確にダメージを与えていた進捗は、程よく黒い斑点で埋まり、網膜に小気味良いコントラストを映していた。その目元から溢れていた焦りはいつの間にか引っ込み、元の死んだ魚の目の様相を呈していた。安堵を滲ませていたような気がしなくもないが、よくわからなかった。
煌々と青白い光を投げかけるディスプレイと蛍光灯。
カーテン越しに散乱した、柔らかく、見慣れた主系列星の光は、しれっと第三の光源となろうとしていた。

(布団の上でだらだらしていたら思ったより進捗やばくて徹夜することになった。)

8
なつき 2025/05/03 (土) 21:05:43 a9874@f143f

それは僕を狂わせた………それは僕を魅了し続ける。僕を魅了した君は今日も僕の指と過ぎ行く時間をただただ支配していった。それは時に多くの人をも魅了し、視力という名の報酬を根こそぎ奪っていった………今宵も君は光を放ちながらその世界へと僕を誘惑してゆく………

意味:スマホ(のネット)に夢中になりすぎた自分。恋愛小説じゃないよ