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b65d18fed8
2026/06/05 (金) 00:22:07
「今日お店やってないんですね…」
「すみません、主役がいないので」
突然バンと扉の開く音がする。
「なぜ閉店するんだ?」
「あなたはだれですか?」
「私は帽子屋だ!だが!それと同時に帽子屋じゃない!」
「なるほど帽子屋さんですね」
「違う!いや違わない!」
「どっちでしょうか?」
「わからない!」
「そうですか」
「話を戻します。
閉店するのは主役がいないからです」
「主役?」
「主役ならここにいるじゃないか!」
帽子屋さんはお客さんの1人を指さした。
「私?」
「そうだ!」
「それから君に!君!君!」
「そして店主、君もだ!」
「違います」
「更にわたしもだ!!」
「あなたもですか」
「ここは誕生日の人を祝う店なのだろう?」
「はい。そうです」
「なんで誕生日の人だけを祝うんだ勿体ない!」
「1年は365日!
そのうちたった1日しか祝わないなんて勿体なさすぎる!」
「364日祝うべきだ!」
「1日足りませんが。365日ですね」
「そうだった!誕生日と誕生日じゃない日を祝おう!!」
「毎日ですね」
「そうだ!!」
「なるほど」
「というわけで何でもない日おめでとう!」
「おめでとう!」
「おめでとう!」
「おめでとう!」
そう言いながら帽子屋はみんなに帽子を次々と被せていく。
「ありがとうございます?」
お客さんは困惑している。
帽子屋はレンにも被せようとした。
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