H.O.P.E.

ノート・メモ / 11

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オビディ✩.*˚ 2025/08/09 (土) 23:38:42 修正

>> 1とはあんま関係ないけど、戦国武将メモ。
日本史(特に戦国時代)を勉強してて個人的に興味深いのが、名前。
諱と字もそうなんだけど、字の中にも輩行名と受領名があってややこしい。
さらにややこしいのが戦国武将ってアホみたいに名前変えるんだよね。

輩行名は太郎とか次郎とかいわゆる一族内の序列をあらわす名前で、後には源太(源氏の太郎)や平次(平氏の次郎)みたいな自分たちの血統をあらわしてたりする。
これのややこしいのは父親の名前を継承することがあるってところ。
織田信長でいうと三郎ってのがそう。
信長は嫡男だけど、そもそも信長の家自体が分家筋だから三郎になってる。
徳川家康でいうともっと複雑で、次郎三郎になる。
これは次郎家の三郎の家って意味で次郎三郎っていう……(ちなみに家康は嫡男)

受領名は本来は先祖のもらった土地に由来したり先祖のもらった官職を名乗るものなんだけど、けっこうデタラメだったりする。
特に戦国時代は自分の立場によって名乗りを変える傾向にある。
かみ・すけ・じょう・さかんはしっかり守ってて、これでその人が偉いかがわかる。

だいたい左(右)衛門尉がいちばん下の武将で、ちょい偉い人になると掃部助とか名乗るようになる。
もっと偉くなって家老や戦国大名クラスになると、大和守とかを名乗るようになる。
さらに偉くなると、左京大夫とか民部少輔とか名乗るようになる。
後北条氏でいうと、現当主は左京大夫を名乗って隠居した当主は相模守を名乗ったとか(ちなみに鎌倉時代の執権北条氏にあやかったもの)。
ちなみに大夫クラスになると朝廷に認めてもらわないと名乗れなかったらしい。

ちなみに輩行名は幼名や元服したての時に名乗ることが基本。
家を継ぐとその家の受領名を名乗ったり(織田信長でいうと弾正忠とか)、敵対勢力に喧嘩売る理由で相手の受領名を名乗ったりする(真田昌幸の安房守とか)。
〇〇守の場合は自分の先祖の出身地だったり、適当だったりするらしい(一応国ごとの格があってその格がそのまま反映されてるとかされてないとか)
特に地元愛の強い武将は自分のいる土地を名乗ることもある。
家康の三河守とかね(まあ家康のに関しては朝廷から任命を受けてるけども)。

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