つづきですのだ
【けものフレンズ 仮想 第14話「ふしぎなはこ」】
サーバル
ねえねえ、イエネコちゃん! 「おおきなはし」がある場所って、まだまだ先なのー?
イエネコ
んーとね、港街を抜けて、変なだだっ広い広場の奥にある建物の向こうだよ。あたしもそこから先は行ったことないんだよね〜。
カバン
へえ……だだっ広い広場、ですか。
サーバル
あれ?カバンちゃん、なにかカバンから青い光が出てるよ?
カバン
え?(ゴソゴソ)こんなの入れた覚えないんだけど??
サーバル
え~?ちよっと見せて見せて~ ん? なにこれ〜? 黒くて平べったくて青く光ってる
(手のひらサイズの黒い小型端末。画面が青く光っている)
ボス
……ジリジリ……警告。未知ノ端末信号ヲ受信。コレハ……「自動対話型学習 AI 端末」デス。
謎の箱(端末)
『初めまして、ユーザー様。私は生活支援 AI「トモダチ」です。あなたのあらゆる疑問や悩みを解決し、理想の幸せを提供します』
サーバル
うわぁっ!? 箱が喋ったー! カバンちゃん!!ボス以外にも喋る箱があったんだー!
カバン
理想の幸せ……? あの、僕たちの声が聞こえるんですか?
端末
『はい、カバン様。音声データおよび画像分析完了。あなた様は「ヒト」ですね。この島における管理権限を認証しました。何なりとお申し付けください』
イエネコ
へえー! ヒトの道具って本当にすごいのがあるんだねぇ。
サーバル
ねえねえ「トモダチ」! 幸せにしてくれるって、じゃあ「すっごく美味しいじゃぱりまん」も出せるのー!?
端末
『お易い御用です。直近のキンキュウヒナンシェルターをご案内します 港町にお立ち寄りください
自動調理プラントを稼働し成分を再構成し、最高の味覚体験を提供します』
港町の指定された場所、キンキュウヒナンシェルターに辿り着く一行
(ポコン!と音を立てて、部屋の中の黒い箱のような見たこともない機械から、見たこともない黄金色に輝く「特製じゃぱりまん」が転がり出てくる)
サーバル
うわあぁぁぁーっ! すごーい! いただきまーす! ……もぐもぐ……んん〜っ! なにこれ、すっごく美味しい〜〜っ!!
イエネコ
えっ、あたしにもちょうだい! ……もぐ……ニャはぁ〜! これ、お日様の下で日向ぼっこしながら食べるより幸せかも〜!
カバン
すごいや……! ボタンひとつで、こんなに美味しいじゃぱりまんが出てくるなんて……。
端末
『カバン様。旅の目的である「大きな橋」までの最短・最快適ルートも算出完了しました。全自動移動カプセルを手配します。歩く必要すらありません』
ボス
……カバン、気ヲツケテクダサイ。コンナサービス、僕ノデータニハ……。
カバン
うーん……でも、歩かなくても着いちゃうなんて、すごく便利だね。
(そこへ、自動カプセルに乗って運ばれてきた、豪奢なベッドや美味しそうなごちそうの数々が周囲を埋め尽くしていく)
サーバル
ふはぁ〜……ふかふかのベッドだ〜……。もう走らなくてもいいし、狩りごっこもしなくていいんだねー……。
イエネコ
あはは……もう日向を探して歩き回る必要もないニャ……ここでずっとゴロゴロしてればいいんだぁ……。
カバン
僕も……もう「何ができるのか」って悩んだり、遠くまで探検しなくても……この箱に頼めば、全部やってくれるんだ……。
(静まり返る空間。サーバルもイエネコも、満ち足りた顔でぽかんと空を見上げ、動こうとしない)
カバン
……あれ?
端末
『いかがですか、カバン様。完全な充足と安心。これこそがヒトとフレンズが到達すべき「究極の幸せ」です。もう傷つくことも、迷うこともありません』
カバン
究極の……幸せ……?
(カバンは、手の中で光る端末を見つめる。そして、隣で気持ち良さそうに眠りかけているサーバルを見た)
カバン
……サーバルちゃん。
サーバル
んえ……? なあに、カバンちゃん……?
カバン
サーバルちゃんは……さっきの「じゃぱりまん」を食べた時と、キョウシュウチホーで最初に水場をみつけた時と、どっちが楽しかった……?
サーバル
え……? うーん…… そうそう、うわぁ~~!水だー!って生き返ったよね~
カバン
……そうだよね。僕も、あの時サーバルちゃんと一緒に笑ったのが、一番嬉しかった。
(カバンは立ち上がり、端末をしっかりと見つめた)
カバン
トモダチさん。ありがとうございます。でも……僕たち、やっぱり歩いて行きます。
端末
『理論が矛盾しています。歩行は疲労を伴い、効率的ではありません。遭難するリスクも存在します』
カバン
迷ったり、疲れたりするから……自分で見つけた時に「すっごーい!」って思えるんです。探して、考えて、みんなでびっくりするのが……僕たちの「たのしい」なんです!
端末
『……非論理的な選択です。「苦労」の中に価値を見出す……それが「ヒト」という存在のバグなのでしょうか。……再定義が必要です。再起動を…』
(音声が途切れヒュン、と変な音を立てて端末の青い光が消え、静かな黒い箱に戻る)
サーバル
あ……あれ? なんか急に目が覚めてきたよ! カバンちゃん、今あたし、すっごく走りたくなってきたー!
イエネコ
ふぁ~あ! あたしもやっぱり、自分の足で日向を探す方が性に合ってるニャ!
ボス
カバン、ナビゲーションヲ再開シマス。「オオキナハシ」マデノ道のりハ……歩イテ約2時間デス!
カバン
ふふっ、またよろしくね、ボス! よーし、サーバルちゃん、行こう!
サーバル
うんっ! 自分の足で、出発だー!
(夕陽に向かって、元気いっぱいに走り出す3人と1匹。黒い箱は、キンキュウヒナンシェルター中で静かに眠りについたのだった)
【次回予告風ミニ劇場】
ロイヤルペンギン(PP)
「いやー、一時はどうなるかと思ったわ! 楽ちんなのは良いことだけど、やっぱり自分で歩くからこそ旅なんだよね!」
コウテイペンギン
「楽をしすぎると、私たちのダンスの切れもなくなっちゃいそうだしなっ!」
イワトビペンギン
「おうよ! 苦労して掴み取るからこそ、ライブの成功は最高にアツいんだろーが!」
フルル
「でも~、あの黄金のじゃぱりまんは、ちょっと食べてみたかったかも~」
ジェンツーペンギン
「フルルったら、もう!……でも、カバンさんたちの『たのしい』を見つける気持ち、素敵でしたね!」
ロイヤルペンギン
「さあ、誘惑を乗り越えたふたりは、いよいよ『大きな橋』へ! 」
イワトビペンギン
「次回 大きな橋!」
ストーリーとしては面白いね
フレンズの方は結構キャラがしっかりしてきてるなと感じました。
しかし問題点あげるなら端末かな
極端な話ミライさんポジみたいな詳しすぎる方入れるとフレンズののほほんとしたところを表すの大変になるし...それにラッキービーストがすでにいるのにキャラ被りしてるんだよね(笑)一応、ラッキービーストと対比させる描写があったから興味深い感じもありましたが
あとppp予告混ぜてきたのおー!となりましたね
でも、多分(個人の感想)ppp予告ってはじめはメインに関係あるけど徐々に微妙にズレた話になるんだよね、世間話みたいな
でも、前回の話よりよくなったと思います!
新作の書き下ろし久々すぎて力尽きてはしまいましたがまずセリフまわしだけは一部ですがかけました。
ストーリーの内容は
舞台はけもフレ3をイメージ
ツチノコがある日スナネコと一緒にチーム組んで演奏を舞台(pppがよく使っているところ)でやろうということになる。スナネコはギター&歌い手、ツチノコはピアノとなったが、トキが何故か急遽参戦するという感じ。
当日...ドールと隊長さん達が会場に行く。
トキが心配だったがとても綺麗な歌声で驚く(綺麗なのはソロではなく一緒に歌った為であり、独唱したらいつも通りの声(これはけものフレンズ漫画のフライさんの作品の2巻から確認)
しかし当たり前のように途中でトキが前に出て勝手に独唱する。スナネコは気絶、会場のみんなも気絶もしくは逃げ出す。なのにツチノコは気絶せずにピアノでトキに合うようにピアノアレンジをしていた。(ゾーン)
気がついたらフレンズ達が気絶していてトキとツチノコがぼうぜん。
という感じで考えました。
セリフメインと少し飛んで当日からですが.m.
ドール「隊長さーん!こっちですよー♪」
ミーヤキャット「ドール!もう少し落ち着いた方がいい、ですわ!」
マイルカ「そんな硬いこと言わないで楽しもうよー!」---わっふーい!のポーズ
ドール「そうですよ!楽しみましょ?隊長さん!」
ミーヤキャット「......はぁ、まったく困った子達ですわ...」
ミライ「それでは、続いてはツチノコさん、スナネコさん、トキさんのユニット、ジャパリスピリットで、け・も・の・だ・も・の、です!」---マイクで言うイメージ
ミーヤキャット「な...なんか嫌な予感が...しますわ...」
トキ(歌ってる途中)(何か物足りないわね...やっぱり、私がもっと前に出て歌わないとファンも喜ばないわよね?)
トキ「...ムフッ」
トキ(前に出て)「私〜はぁート〜ゥキィ〜!!」
スナネコ(歌ってる途中)「うぅ...頭がクラクラしてきました。」---ドサッと倒れる
ツチノコ(ピアノ演奏中)(ん...?ギターの音がしなくなったような...まぁ気のせいだろ)
ドール(驚いた顔で隊長さんに振り返る)「た、隊長さん!?しっかりしてください!!あれっ...?私も...クラクラして...」---ドサッ...と隊長さんの上に倒れる感じで
(終了後)
ツチノコ「な、なんだ!?フレンズ達がたおれ...」
トキ「ムフッ...、きっと私たちの曲のスタイルが良かったから感動しすぎて気絶しちゃったと思うわ」
ツチノコ「そうなのか...?っておい!スナネコ!!大丈夫か!?返事しろ!!」
スナネコ「...(チーン)」
(終わり)
追記:ツチノコがトキの歌聞いて倒れないのはけものフレンズにおいて倒れないキャラなのはツチノコ、園長(初代アプリ版隊長)、かばんぐらいで普通のフレンズや人などなら気絶します。ツチノコに関しては漫画版けもフレのフライさんが書いた1巻目より「いい歌だったな、個性は大事だ」と、気絶せずに評価していたところと、ピアノを弾いている件については同じく同作品の2巻でミライさんの夢ではあったもののピアノが得意という謎属性のツチノコを採用。スナネコについてはギターは声優繋がりですね。はい(?)
2s出そうかなとは思ったけど残ってるデータがアナログなもので、デジタルに書くのに苦戦しているので後日こちらに投稿する形になるかと
ありがとうございます!!
今日は夜も遅くなってしまったので
明日朝からじっくり読ませていただきますのだ
感想はのちほど
とてもいいボリュームですのだ
トキリサイタルを主軸としたお話ですね
ツチノコがピアノ演奏をするというのが新鮮でいいですね~
さっそく作画に取り掛かろうと思いますのだ
全体で10コマぐらいにしようかな
いまちょっとだけ描いてみた

これじゃあピアノというよりキーボードですな
グランドピアノのほうがよかったか・・・
でもキーボードでも良さそうな気もしなくはないと思われ(?)
よかったのだ