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スターダンス作業所 / 49

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少年王の蹂躙

開戦前夜、少年王タキオンの心は明日の戦場を一時離れて個人的な物思いにふける。そばにはカサンドラ=カンフーがいる。

タキオンは少年王として結構立派に威儀を示しながらカンフーと二人のときは姉弟の関係で扱ってほしい。そう吐露してそれをカンフーは拒む。カンフーが冷たいのでタキオンはそれ以上甘えようともせず、兄スターダンスとタナティアの父母の思い出を懐かしむ。要するに孤独だ。肉親の情に餓えている。

そこに二人が闖入する。ステファニアはタキオンを見てすぐに懐旧の情に囚われるが、ロマンシアはタキオンを単なる敵の王とみなす。タキオンがカサンドラに利用されていることを悟っても、その場でタキオンの心情を慮ることはなく「めでたい王だ」と冷酷に突きのける。

タキオンの心が幼いことはロマンシアも一瞥で見て取ったはず。だが、今のロマンシアにはカサンドラを殺すことしか頭になく、彼自身の心は「鬼」のようになっている。その言葉がタキオンにショックを与えることは承知の上で、頓着しない。

カンフーがタキオンを欺いていたのは事実だが、タキオンの心を直接手にかけ、踏み躙ったのはロマンシアの所業とみなす。

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