NameErr0r
2025/08/04 (月) 19:41:17
ec1f8@edda9
『Recent枠の仕組み』に記載されているものと食い違う挙動をしたので、調査してその結果をまとめました。ここに書き込んでおきます。
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重要な結果だけ、先に簡潔に書き込んでおきます:
Recent候補枠に新たな記録が追加されたとき、除外される記録は次のものである:
(1) 新たな記録のグレードがEX以上、または、ハイスコアが更新された場合
譜面別ポテンシャルの最も低い記録(新たな記録も含む)
(2) 新たな記録のグレードがEX未満、かつ、ハイスコアが更新されなかった場合
最も古い記録
ただし、パートナースキル『HARD』を使用し、想起率ゲージが0%になることで強制終了されTRACK LOSTになった場合は、(1)の場合と同様の記録が除外される。また、(1)の場合も、(2)の場合も例外がある。
Recent枠、Recent候補枠に関して調査するのは今回が初めてです。そのため、現在の仕様がver.3.0実装時のものと異なるかどうかは、私には分かりません。
0.準備
『記録』という語を、次の情報が付随するものとして、今後扱うことにする:
①プレイした譜面 ②スコア ③スコア取得日時 ④譜面定数 ⑤譜面別ポテンシャル ⑥グレード
※ 『④譜面定数』は『①プレイした譜面』に付随する情報、『⑤譜面別ポテンシャル』は『②スコア』と『④譜面定数』から導出される数値、『⑥グレード』は『②スコア』を元に判定される評価である。ゆえに、本質的には①②③の情報が、『記録』に付随するものとなる。
※ 『①プレイした譜面』、『②スコア』が一致する2つの記録があったとしても、『③スコア取得日時』が異なるので、別の記録と考える。
記録の集まりに対し、譜面別ポテンシャルの高い順で、順位を定めることにする。
ただし、譜面別ポテンシャルの等しい記録があった場合は、『③スコア取得日時』の古い方を順位が高いとみなす。この順位をP-順位と呼ぶことにする。
1.Recent枠に入る記録
Recent候補枠の30個の記録から、次の(i)(ii)(iii)の手順で選んだ10個以下の記録が、Recent枠に入る:
(i) スコアが0の記録を除いておく
(ii) 同じ譜面の記録があれば、その中で(『0.準備』で定めた)P-順位の最も高い記録を残し、それ以外のものを除いておく
(iii) (i)(ii)の操作で残った記録の中でP-順位を考え、上位10位までの記録を選ぶ
※ Recent枠に入っている記録は、ARCAEA ONLINE ポテンシャルのページで確認できる(直近のTOPプレイ)。これらの記録は、P-順位順に並んでいる。
2.Recent候補枠の記録の入れ替わり
新たな記録Nを取得すると、Recent候補枠に入っている記録と記録Nの計31個の中から1つの記録Rが選ばれ、記録Rを除く30個の記録が新たなRecent候補枠の記録となる。記録Rは次のように選ばれる:
(1) 記録NのグレードがEX以上、または、ハイスコアが更新された場合
譜面別ポテンシャルの最も低い記録(記録Nも含めて最も低いもの)をLとおく。ただし、そのような記録が複数ある場合は、それらの中でスコア取得日時の最も古いものをLとおく。
(a) Lを除く30個の記録の中に、10個以上の譜面が含まれるとき
Lが記録Rとして選ばれる
(b) Lを除く30個の記録の中に、9個しか譜面が含まれないとき
Nと同じ譜面の記録の中で(Nも含む)、譜面別ポテンシャルの最も低い記録がRとして選ばれる。ただし、そのような記録が複数ある場合は、それらの中でスコア取得日時の最も古いものがRとして選ばれる
(2) 記録NのグレードがEX未満、かつ、ハイスコアが更新されなかった場合
スコア取得日時の最も古い記録をOとおく。
(c) Oを除く30個の記録の中に、10個以上の譜面が含まれるとき
Oが記録Rとして選ばれる
(d) Oを除く30個の記録の中に、9個しか譜面が含まれないとき
Nと同じ譜面の記録の中で、スコア取得日時の最も古い記録がRとして選ばれる
ただし、パートナースキル『HARD』を使用し、想起率ゲージが0%になることで強制終了されTRACK LOSTになった場合は、(1)の場合と同様の記録がRとして選ばれる。
※ Recent候補枠に入っている記録の数が30未満の場合や、譜面の数が10未満の場合は想定していない。初期状態のときにRecent候補枠に一切記録が入っていないのであれば、記録の数が30未満の場合や、譜面の数が10未満の場合を別に考える必要がある。ただし、初期状態のときに架空の記録(スコア0)が30個入っている可能性もあるため、必ずしも必要とは言い切れない。
※ハイスコアより1点でも高いスコアを取れば、ハイスコアが更新されたとみなされる。ただし、未プレイの譜面に関しては、取ったスコアが0だったとしても、ハイスコアが更新されたとみなされる。
※ (1)の場合、Nが記録Rとして選ばれることもある。これは、次のことを意味する:
グレードEX以上の記録を取る、もしくは、ハイスコアを更新したとする。このとき、譜面別ポテンシャルがRecent候補枠30位の記録よりも低ければ、Recent候補枠には入らない((a)のとき)。また、Recent候補枠30位よりも譜面別ポテンシャルの高い記録を取ったとしても、Recent候補枠に入らないことがある((b)のとき)。極端に言えば、Recent候補枠(に入れば)2位となる記録を取ったとしても、Recent候補枠に入らないことがある。
※ (1)の(b)の場合、Nと異なる譜面の記録で、Nより譜面別ポテンシャルの低いものがあったとしても、それらがRとして選ばれることはない。
※ (2)の(d)の場合、Nと異なる譜面の記録は、いずれもスコア取得日時がNより古いが、それらがRとして選ばれることはない。
3.Recent枠の直感に反する挙動
(1) 『9,500,000 - 3 × (譜面定数) × 100,000』未満のスコア帯では、どのようなスコアを取っても譜面別ポテンシャルが0となる。譜面別ポテンシャルの等しい記録は、スコア取得日時の古いものが上位とみなされるので、
9位 Fairytale (PST, 譜面定数1.0) スコア1,000,000
10位 神奈川電脳暗渠(PST, 譜面定数1.0) スコア9,000,000
のように、譜面定数が同じでも、低スコアの記録の方が上位に入ることもある。
(2) PURE MEMORY達成時の譜面別ポテンシャルは、どのようなスコアを取っても、『譜面定数+2.0』となる。譜面、譜面別ポテンシャルの等しい記録は、スコア取得日時の古いものが上位とみなされるので、Recent枠にPURE MEMORYの記録が入っているとき、その譜面をプレイして理論値を取ったとしても、その理論値の記録がRecent枠に入らないことがある(Recent候補枠には入る)。
一方、譜面、譜面別ポテンシャルの等しい記録は、スコア取得日時の古いものほど先にRecent候補枠から除外されるので、Recent枠に理論値の記録が入っているとき、その譜面をプレイしてPURE MEMORYを達成したとしても、理論値の記録がRecent枠から除外されることがある。
4.初期状態のRecent候補枠
初期状態のRecent候補枠に関しては、調査を行っていない(『同一人物による複数アカウントの同時所有行為』が禁じられている為(Arcaea利用規約の3.2)、2つ目のアカンウトを作成して調査することができない)。ここでは、1つの仮説を与え、その仮説のもとで起こる特殊な挙動を2つ挙げる。これらの挙動が実際に起こらなければ、仮説を否定することができる。逆に、実際に起これば、仮説の信憑性が高まる。
仮説. 初期状態のRecent候補枠には、スコア0の架空の記録が30個入っている。ゲーム上には存在しない30個の架空譜面を用いた記録で、スコア取得日時は現在日時より古いものが適当に定められている(『2017/01/01 00:00』のような日時)。
仮説が正しいとすると、『2. Recent候補枠の記録の入れ替わり』で述べたとおりにRecent候補枠が変動するので、次の挙動が起こる:
(1)譜面Cを1回プレイしてグレードEX+となるスコアを取り(この記録はRecent枠に入り、ポテンシャルが上がる)、『譜面CをプレイしてグレードEX未満となるスコアを取る』という操作を21回繰り返すと、21回目の操作後にポテンシャルが下がる。ただし、スキル『HARD』による強制終了は用いないようにする
※ 20回目の操作後に、Recent候補枠に含まれる譜面数が、架空の譜面も含めて10になる。そのため、21回目の操作では、スコア取得日時の古い架空の記録ではなく、譜面Cの記録(グレードEX+)が除外される
(2) その後、別の譜面Dを選ぶ。譜面Dを1回プレイしてグレードEX+となるスコアを取り(この記録はRecent枠に入り、ポテンシャルが上がる)、もう1回プレイして今度はグレードEX未満となるスコアを取ると、2回目のプレイ後にポテンシャルが下がる。ただし、スキル『HARD』による強制終了は用いないようにする
※ 2回目のプレイ後に、1回目の記録がRecent枠(Recent候補枠)から除外される