毎週火曜日開催のD&D「赤い手は滅びのしるし」キャンペーン連絡用トピックです。
スケジュールの連絡などはこちらに。
これまでのあらすじ
そこはフェイルーン大陸西岸、ソードコースト地方。
”悪徳の街”バルダーズ・ゲートに変わり者のノームがいた。 ノームと言えば枕詞に変わり者と付く種族ではあるが、その男・コツマッツェロはとりわけ奇人の部類と言ってよかった。
コツマッツェロは解剖医…遺体を解剖して詳らかに調べ、何事もなければ寺院へ、事件性があるものは衛兵へと引き渡すことを生業としていた。
バルダーズ・ゲートでは殺人は日常の風景であり、研究の対象とする死体には事欠かない。 だが、コツマッツェロはそのような”恵まれた”環境に満足していなかった。
世の中にはありとあらゆる種類の死体があるのに、バルダーズ・ゲートで目にするのは主要な人型生物の死体ばかり。もっと多くの種族を解剖して学術書をまとめ上げるのが、コツマッツェロの夢であった。
折しも、先の”大騒動”…イリシッド、すなわちマインド・フレイヤーがバルダーズ・ゲートに攻め入ったとき(註:ゲーム『バルダーズ・ゲート3』のできごと)に手に入れたマインド・フレイヤーの死体を解剖していたある日のこと、街の南西に位置するクロークウッドの森で、巨人の死体が発見されたという情報が入る。
ちょうどいいタイミングで、ハイメとヒーターが訪れる。
ハイメはまだ若いヒューマンで、黒社会とつながりのある訳ありの少年。 ヒーターは親に捨てられたハーフリングの浮浪児で、ストリート・パフォーマーをしている。
ふたりはコツマッツェロの元に死体を運ぶ仕事を手伝ったりして、以前からの知り合いだった。
巨人の死体を探すため、3人は連れ立って森へと出かける。
一方その頃、バルダーズ・ゲートへと続く街道を北上していたのは、南方のエルシア谷から上京途中のヒューマンの青年・ソル。
ソルはかつて、郷里で”不思議な友人”と出会い、「キミは特別な運命を背負っている」と、予言にも似た言葉を掛けられ、彼女から戦うすべと竜語、広い外の世界のことを教えてもらった。
田舎の村で農夫として過ごすはずのソルの運命は、彼女との出会いによって全く異なる方向へと向かうこととなった。
その友人は現れたときと同じく突然ふらりといなくなってしまい、探したがその足跡は杳として知れなかった。
数年後、村をコボルドの集団が襲うようになり、ソルはコボルドの住処に単身乗り込み、これをことごとく討ち滅ぼす。
一躍村の英雄になるも、自分の運命はこんなものじゃないと村を出て、大都市バルダーズ・ゲートへ向かっていたのだ。
その時、近くの森から地響きが聞こえてくる。
何かを感じたソルは森の中に入った。
そこには、異国の装束を身に着けたヒューマンの少女がいた。
名はリー・シャオエン。
聞けば、フェイルーン大陸の東の端、カラ=トゥア地方のショウ・ルンで暮らしていたという。
ショウ・ルンの僧院で育ったシャオエンは、悪魔王アスモデウスの崇拝者たちとの抗争に巻き込まれ、気づいたらはるか遠い森の中に転移してきたのだ。
自分がソードコーストにいるという事実に半信半疑のシャオエンだったが、バルダーズ・ゲートに向かうというソルに同行することとなった。
ちょうどそこに、コツマッツェロたちが現れ、不思議な縁で5人が一同に会すのだった。
クロークウッドの森に住む狼に襲われるもこれを一蹴し、互いの目的を話す。 巨人の死体探しに興味を惹かれたソルらも加わり、5人で森の探索を始めると、彼らの前に森のフェイ(妖精)が現れ、情報を得た。
果たして、巨人の死体はそこにはなく、代わりに人型生物の無惨な死体がいくつも放置されていた。
死体をエサに使ってコツマッツェロを誘い出す何者かの意図を感じ取った5人は、死体を埋葬すると、バルダーズ・ゲートに向かった。
コツマッツェロのラボに着くと、そこには何者かが侵入しており、不用意に出入りするものを焼き殺す魔法の罠までもが仕掛けられていた。
慎重にラボに入り込むと、一行は倉庫で奇妙なものを拾う。それらは解剖された死体の遺品などの品だったが、シャオエンが見つけたのは、自分の似顔絵であった。
なぜついさっき転移してきたシャオエンの似顔絵がこのような場所にあるのか。見当もつかず、ひっかかるものを感じつつも、侵入者の排除を優先する一行。
解剖室に陣取っていたのは、マインド・フレイヤーの死体をゾンビ化させ操ろうとしていたカルト狂信者であった。
たちまち始まる戦い。
即席の5人組は協力して敵を打ちのめし、見事に制圧する。 互いの実力を称え合う彼らに、自然と連帯感が生まれた。
彼らは冒険者としてパーティを組むことになった。 英雄になることを自分の運命と信じるがゆえに、さらなる解剖学的知見を得るための手段として、あるいは異国から迷い込み当面のあいだ生きていく生業として。 それぞれに動機は異なるが、なにか新しい世界が広がる…そんな予感がしていた。
それから数日後。
ヒーターが街のくじ引きで、空き家となっているとある屋敷の所有権を引き当てた。
ヘッジヴィター屋敷と呼ばれるその立派な家屋は、以前の所有者が亡くなってから貰い手がおらず、放置されていたという。
幽霊屋敷と噂されるヘッジヴィター屋敷の探索を始めると、そこにはフィーンド(魔物)が現れ、妨害してきた。
次々と襲いかかるフィーンドをなぎ倒し、元凶となっていたデヴィルを征伐すると、屋敷は落ち着きを取り戻し、新たな住人を受け入れた。
親に捨てられ、浮浪児として生きてきたヒーターにとって、それは初めての我が家であり、冒険者たちの拠点として仲間みんなで使うことになるのだった。
拠点を手に入れてしばらく経った頃、バルダーズ・ゲートにサーカス団がやってくる。
“グリーン・ライト・サーカス団“は数年ぶりにフェイ・ワイルドから帰還したという触れ込みで、子供の団員と、本物のドラゴンによる演目が人気だという。
ソルはサーカスの団長にインタビューした新聞記事を見て驚く。 サーカスの団長は、バキュラという名の銀髪の少女だという。その名と似顔絵は、ソルがよく知る”不思議な友達”その人だったからだ。
仲間たちと共にサーカスを訪れ、バキュラと会うソルだったが、バキュラは口調は以前と変わり、ソルのことを覚えていないのか、何を聞いてもはぐらかすばかり。
不審に思うも、話は噛み合わない。 引き上げる道中で、グロブダーと名乗る醜い老婆に呼び止められる。 グロブダー曰く、団長には後ろ暗い秘密があり、団長とのギャンブルによってグロブダーは財産を奪われたという。 うまく出し抜いて財産を取り戻して欲しいと依頼されたソルたちは、再びサーカスに戻ってコッソリと情報収集を行った。
団員の子供たちは、みな仮面を被せられ、”誓約の箱”という魔法の道具で団長に心の一部を奪われていた。 そして団長のことを”グロブダー”と呼ぶグリーン・ドラゴンのアンドアジェネシスの言葉を盗み聞く。
怪しんだソルたちは、団長に直接対決を挑む。
しかし団長は、ならばゲームに勝てば言うことを聞いてやろうと戦いを避ける。 ソルたちは駆け引きの末、イカサマを暴いて団長をゲームで負かすと、正体を表す。
団長の正体は、グロブダーという名のグリーン・ハグであった。
誓約の箱を使って本物のバキュラから名前と姿を奪っていたのだ。
グロブダーを倒すと、怒り狂ったアンドアジェネシスが襲いかかってくるが、そこに元の名前と姿を取り戻した真のバキュラが間に入る。
バキュラは、ソルたちに対し、目的を果たした礼代わりに、隠された正体を明かす。 彼女はシルヴァー・ドラゴンであり、ヒューマンの少女の姿に変身していたのだ。
ドラゴンの姿になったバキュラはブレスでアンドアジェネシスの動きを封じ、ソルたちは難なくドラゴンを征伐する。
とうとうドラゴンスレイヤーにまでなったソルは、これがバキュラの言っていた自分の運命なのかと疑問を投げかける。 バキュラは、”補助輪付き”でドラゴンに勝ったくらいで満足しては困る、と笑う。
改めてバキュラとの再開を喜ぶソルだったが、バキュラはソルの故郷であるエルシア谷で気になることがあると言い、去っていく。
次に会う時はもっと腕を上げ、バキュラに認めてもらうことを誓うソルだった。
それからしばらく時が経ち、ハイメは昔のことを思い出していた。
「父親」であるイサークという男のことを。
ハイメは獣じみた奇怪な姿のイサークに育てられ、犯罪集団の一員として働いていた。
だが、その集団が襲った獲物の中に、まだ幼い子供がおり、その子を守るようにして共に殺された者たちの姿に罪悪感を覚え、大人たちを見限り、欺いた。イサークもろともに。
イサークとその一味は官憲の手に落ち、ハイメはバルダーズ・ゲートへと去った。
それから自分が幼い頃から身につけた技術を活かせる仕事…時に法に背くことも…をして、冒険者の真似事をするうち、コツマッツェロたちとともに行動するようになった。
いまの仲間と共にいる自分のことを考えていると、ハイメに声をかける少女の姿があった。
それは正確には幻影であり、ゼフィリシスを名乗る。
彼女は、あのイサークからハイメのことを聞き、助けを求めていた。
仲間たちと合流すると、幻影の少女は、ダーゾッグという名のドゥエルガルの魔術師が街に危機を招くゆえ、これを未然に防いでほしいと言う。
ダーゾッグは、歴史上類を見ない魔術大国であった古代ネザリル帝国の遺産”ネザースクロール”の研究をしており、おぞましい実験を繰り返しているのだという。
ゼフィリシスの本体はダーゾッグに囚われていて、幻影を分離することで外に救いを求めた。
そしてイサークは、ダーゾッグの部下として働いており、彼がゼフィリシスに、バルダーズ・ゲートにいる息子のハイメの協力を仰げと助言したのだ。
イサークは紛れもない悪人であり、邪悪な人物と組むことに抵抗はない。ハイメはそのように述懐する。
だが、忠義ぶかい人物でもないため、ダーゾッグを裏切ることは考えられるというのがハイメの意見だった。
父親を裏切ったハイメを、息子として必要とする。 イサークの真意を知りたいと願うハイメに、仲間たちは協力する。
ダーゾッグの研究所に赴くと、そこにはかつてコツマッツェロのラボに侵入していたカルト信者が使役していたのと同じタイプのゾンビが門番として立っていた。 ゼフィリシスは、ダーゾッグはこのようなゾンビを売りさばいているのだと言う。
訝しがりつつもこれを排除し、研究所に突入する。
研究所の中では、フレッシュ・ゴーレムと肉体を合体させたダーゾッグが闊歩していた。通常の武器が通じない強靭な身体であり、そのまま戦えば危険を伴うことが予想される。
ゼフィリシスは、自分の本体のところまでたどり着けばダーゾッグを倒す手助けができる、と言う。
果たして、ゼフィリシスは狂気のダーゾッグによって拘束されたブルー・ドラゴンであり、長期間ドラゴンの精髄を抜き取られる拷問を繰り返され、虫の息であった。
ゼフィリシスは、電撃ブレスを浴びせればダーゾッグは機能の一部を失うと言う。
と、そこにイサークが現れる。
イサークは、グールであった。
といってもアンデッドのそれではなく、屍肉を喰らう人怪の一種(クトゥルフ神話に登場する種族)である。
死体をアンデッドやゴーレムとして”活用”するダーゾッグと組むことは、その食性からもメリットが有ることだった。
イサークは悪びれもせず、ハイメに助力を乞う。 ダーゾッグが研究しているネザースクロールが、クリーチャーをヒューマンに転生させる効果があることを知り、グールの肉体を捨ててヒューマンに生まれ変わりたいというのがイサークの目論見だった。
イサークは、グールに生まれついたわけではなく、呪われた運命ゆえにグールに変質したのだと言う。
転生のスクロールを自分に使えとハイメに要求するイサーク。
逡巡の末、”たとえヒトの姿を得ても、魂に染み付いた本性までは変わらない”と結論したハイメは、父親の言葉には従わず、仲間とともに戦うことを選ぶ。
ダーゾッグの実験で歪められた手下を呼び、襲いかかってくるイサーク。
ハイメたちはこれを倒し、イサークを拘束する。
イサークは、近くで育ったハイメにも、いつかグールへの変異が感染する可能性があると呪うように言う。 父への思いを断ち切ったハイメはイサークを昏倒させ、ダーゾッグを倒すことを誓う。
そこにダーゾッグが現れ、ゼフィリシスは命の最後の力を振り絞って電撃ブレスを浴びせる。
機能不全を起こしたダーゾッグを始末することは、いまのハイメたちには難しいことではなかった。
引き換えに、ゼフィリシスは絶命する。
そして残された転生のスクロールを、イサークではなくゼフィリシスに使うことに決めたハイメたちは、イサークをバルダーズ・ゲートの燃える拳団に突き出し、ゼフィリシスをヒューマンへと転生させるのだった。
それからまたしばらくの時が経ち、冒険者たちに依頼が舞い込む。
クロークウッドの森の近くを通るキャラバンが次々と姿を消し、誰も戻ってこないので、原因を突き止めて欲しい、というもの。
5人が出会った因縁の場所で、何が起こっているのか。
森に行くと、アンデッドを連れたカルト狂信者たちが、森に住むフェイを追い回していたところに出くわす。
狂信者たちが信奉するのは、デーモン・ロードのオルクス。すなわち、多元宇宙の全てを死とアンデッドの横たわる破滅の世界にしようという存在であった。
彼らは、コツマッツェロのラボに侵入した連中の仲間であるようだった。
フェイの導きにより、狂信者たちによって囚われた旅商人たちを解放すると、その中にシャオエンの縁者であるショウ・ルンの兄弟子リー・ヨンシャンがいた。
彼もまた、大陸の端から転移してきたという。
オルクス信者たちは、クロークウッドの森に隠された古代ネザリル帝国の遺跡を利用し、時空を歪める儀式を行おうとしていた。
シャオエンが転移した理由も、シャオエンが見つけた奇妙な似顔絵も、原因はその遺跡に残された力にあったのだ。
シャオエンたちは儀式の最中に殴り込みをかける。
オルクス信者たちの教主は、コツマッツェロのラボに侵入したカルト狂信者のリーダーの姉であった。
教主は時空を歪めて妹の死を回避すべく画策し、過去に遡ってシャオエンたちを殺そうとしていた。
シャオエンたちは教主率いる狂信者の群れとデーモンの混成軍を力尽くで駆逐し、儀式を未然に防いだ。
そして…別れの時が来る。
ネザリルの遺跡を使って、シャオエンと兄弟子ヨンシャンをショウ・ルンへと転移させる。
冒険者として共に活動した思い出は、離れ離れになってもずっと残り続けるであろう…。
バルダーズ・ゲートに戻った残りのメンバーが今後のことを考えていると、ソルに向かって折り紙でできた鳥が飛来してきた。
それは、ペーパー・バードと呼ばれる魔法のアイテムで、書き込んだメッセージを鳥になって宛先に届けるというものだった。
『親愛なるソルへ』 『至急、信頼できる仲間を集めてエルシア谷に来て欲しい』 『“赤い手”が暗躍している。ボクは"魔女の森"で彼らに接触し、本拠地に潜り込んだ』 『だが、深入りしすぎた。簡単に抜け出せなくなってしまった』 『"赤い手"は危険だ。時間がない。このままでは、谷に大きな災いが降りかかる』 『ソル、キミたちに希望を託す。エルシアの人々を救ってくれ』
差出人は、バキュラ。
”赤い手”。 ソルは記憶に引っかかるものがあった。
かつてソルがひとりで倒したコボルドの集団が、旗印として掲げていたのが、五本の爪を持つ黄色地に赤い手の紋章だったのだ。
コツマッツェロは、その赤い手の紋章が”邪竜の女王”ティアマトの聖印であることに気づいた。
シルヴァー・ドラゴンであるバキュラに、滅多なことがない限り心配はいらないはずだが、それがこのような手紙をよこしたということは何か1人ではどうにもならないことが起きているに違いない。
ソルは、故郷であるエルシア谷に向かうことにした。
ハイメとコツマッツェロはこれに協力する。 ヒーターは、サーカス団から救い出した子供達の面倒を見なければならないゆえに、バルダーズ・ゲートに残ることにした。
果たして、エルシア谷で待つものとは…?
https://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=57945 こんばんは、こちらのキャラでお邪魔します どうぞよしなに
https://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=57913 キャラ作成しました よろしくお願いします
https://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=53874 本日のセッションゼロ了解しました。 よろしくお願いします!
http://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=53876 キャラシートのタグは 「」赤い手 でお願いします。
不適切なコンテンツとして通報するには以下の「送信」ボタンを押して下さい。 管理チームへ匿名通報が送信されます。あなたが誰であるかを管理チームに特定されることはありません。
どのように不適切か説明したい場合、メッセージをご記入下さい。空白のままでも通報は送信されます。
通報履歴 で、あなたの通報と対応時のメッセージを確認できます。
これまでのあらすじ
そこはフェイルーン大陸西岸、ソードコースト地方。
”悪徳の街”バルダーズ・ゲートに変わり者のノームがいた。
ノームと言えば枕詞に変わり者と付く種族ではあるが、その男・コツマッツェロはとりわけ奇人の部類と言ってよかった。
コツマッツェロは解剖医…遺体を解剖して詳らかに調べ、何事もなければ寺院へ、事件性があるものは衛兵へと引き渡すことを生業としていた。
バルダーズ・ゲートでは殺人は日常の風景であり、研究の対象とする死体には事欠かない。
だが、コツマッツェロはそのような”恵まれた”環境に満足していなかった。
世の中にはありとあらゆる種類の死体があるのに、バルダーズ・ゲートで目にするのは主要な人型生物の死体ばかり。もっと多くの種族を解剖して学術書をまとめ上げるのが、コツマッツェロの夢であった。
折しも、先の”大騒動”…イリシッド、すなわちマインド・フレイヤーがバルダーズ・ゲートに攻め入ったとき(註:ゲーム『バルダーズ・ゲート3』のできごと)に手に入れたマインド・フレイヤーの死体を解剖していたある日のこと、街の南西に位置するクロークウッドの森で、巨人の死体が発見されたという情報が入る。
ちょうどいいタイミングで、ハイメとヒーターが訪れる。
ハイメはまだ若いヒューマンで、黒社会とつながりのある訳ありの少年。
ヒーターは親に捨てられたハーフリングの浮浪児で、ストリート・パフォーマーをしている。
ふたりはコツマッツェロの元に死体を運ぶ仕事を手伝ったりして、以前からの知り合いだった。
巨人の死体を探すため、3人は連れ立って森へと出かける。
一方その頃、バルダーズ・ゲートへと続く街道を北上していたのは、南方のエルシア谷から上京途中のヒューマンの青年・ソル。
ソルはかつて、郷里で”不思議な友人”と出会い、「キミは特別な運命を背負っている」と、予言にも似た言葉を掛けられ、彼女から戦うすべと竜語、広い外の世界のことを教えてもらった。
田舎の村で農夫として過ごすはずのソルの運命は、彼女との出会いによって全く異なる方向へと向かうこととなった。
その友人は現れたときと同じく突然ふらりといなくなってしまい、探したがその足跡は杳として知れなかった。
数年後、村をコボルドの集団が襲うようになり、ソルはコボルドの住処に単身乗り込み、これをことごとく討ち滅ぼす。
一躍村の英雄になるも、自分の運命はこんなものじゃないと村を出て、大都市バルダーズ・ゲートへ向かっていたのだ。
その時、近くの森から地響きが聞こえてくる。
何かを感じたソルは森の中に入った。
そこには、異国の装束を身に着けたヒューマンの少女がいた。
名はリー・シャオエン。
聞けば、フェイルーン大陸の東の端、カラ=トゥア地方のショウ・ルンで暮らしていたという。
ショウ・ルンの僧院で育ったシャオエンは、悪魔王アスモデウスの崇拝者たちとの抗争に巻き込まれ、気づいたらはるか遠い森の中に転移してきたのだ。
自分がソードコーストにいるという事実に半信半疑のシャオエンだったが、バルダーズ・ゲートに向かうというソルに同行することとなった。
ちょうどそこに、コツマッツェロたちが現れ、不思議な縁で5人が一同に会すのだった。
クロークウッドの森に住む狼に襲われるもこれを一蹴し、互いの目的を話す。
巨人の死体探しに興味を惹かれたソルらも加わり、5人で森の探索を始めると、彼らの前に森のフェイ(妖精)が現れ、情報を得た。
果たして、巨人の死体はそこにはなく、代わりに人型生物の無惨な死体がいくつも放置されていた。
死体をエサに使ってコツマッツェロを誘い出す何者かの意図を感じ取った5人は、死体を埋葬すると、バルダーズ・ゲートに向かった。
コツマッツェロのラボに着くと、そこには何者かが侵入しており、不用意に出入りするものを焼き殺す魔法の罠までもが仕掛けられていた。
慎重にラボに入り込むと、一行は倉庫で奇妙なものを拾う。それらは解剖された死体の遺品などの品だったが、シャオエンが見つけたのは、自分の似顔絵であった。
なぜついさっき転移してきたシャオエンの似顔絵がこのような場所にあるのか。見当もつかず、ひっかかるものを感じつつも、侵入者の排除を優先する一行。
解剖室に陣取っていたのは、マインド・フレイヤーの死体をゾンビ化させ操ろうとしていたカルト狂信者であった。
たちまち始まる戦い。
即席の5人組は協力して敵を打ちのめし、見事に制圧する。
互いの実力を称え合う彼らに、自然と連帯感が生まれた。
彼らは冒険者としてパーティを組むことになった。
英雄になることを自分の運命と信じるがゆえに、さらなる解剖学的知見を得るための手段として、あるいは異国から迷い込み当面のあいだ生きていく生業として。
それぞれに動機は異なるが、なにか新しい世界が広がる…そんな予感がしていた。
それから数日後。
ヒーターが街のくじ引きで、空き家となっているとある屋敷の所有権を引き当てた。
ヘッジヴィター屋敷と呼ばれるその立派な家屋は、以前の所有者が亡くなってから貰い手がおらず、放置されていたという。
幽霊屋敷と噂されるヘッジヴィター屋敷の探索を始めると、そこにはフィーンド(魔物)が現れ、妨害してきた。
次々と襲いかかるフィーンドをなぎ倒し、元凶となっていたデヴィルを征伐すると、屋敷は落ち着きを取り戻し、新たな住人を受け入れた。
親に捨てられ、浮浪児として生きてきたヒーターにとって、それは初めての我が家であり、冒険者たちの拠点として仲間みんなで使うことになるのだった。
拠点を手に入れてしばらく経った頃、バルダーズ・ゲートにサーカス団がやってくる。
“グリーン・ライト・サーカス団“は数年ぶりにフェイ・ワイルドから帰還したという触れ込みで、子供の団員と、本物のドラゴンによる演目が人気だという。
ソルはサーカスの団長にインタビューした新聞記事を見て驚く。
サーカスの団長は、バキュラという名の銀髪の少女だという。その名と似顔絵は、ソルがよく知る”不思議な友達”その人だったからだ。
仲間たちと共にサーカスを訪れ、バキュラと会うソルだったが、バキュラは口調は以前と変わり、ソルのことを覚えていないのか、何を聞いてもはぐらかすばかり。
不審に思うも、話は噛み合わない。
引き上げる道中で、グロブダーと名乗る醜い老婆に呼び止められる。
グロブダー曰く、団長には後ろ暗い秘密があり、団長とのギャンブルによってグロブダーは財産を奪われたという。
うまく出し抜いて財産を取り戻して欲しいと依頼されたソルたちは、再びサーカスに戻ってコッソリと情報収集を行った。
団員の子供たちは、みな仮面を被せられ、”誓約の箱”という魔法の道具で団長に心の一部を奪われていた。
そして団長のことを”グロブダー”と呼ぶグリーン・ドラゴンのアンドアジェネシスの言葉を盗み聞く。
怪しんだソルたちは、団長に直接対決を挑む。
しかし団長は、ならばゲームに勝てば言うことを聞いてやろうと戦いを避ける。
ソルたちは駆け引きの末、イカサマを暴いて団長をゲームで負かすと、正体を表す。
団長の正体は、グロブダーという名のグリーン・ハグであった。
誓約の箱を使って本物のバキュラから名前と姿を奪っていたのだ。
グロブダーを倒すと、怒り狂ったアンドアジェネシスが襲いかかってくるが、そこに元の名前と姿を取り戻した真のバキュラが間に入る。
バキュラは、ソルたちに対し、目的を果たした礼代わりに、隠された正体を明かす。
彼女はシルヴァー・ドラゴンであり、ヒューマンの少女の姿に変身していたのだ。
ドラゴンの姿になったバキュラはブレスでアンドアジェネシスの動きを封じ、ソルたちは難なくドラゴンを征伐する。
とうとうドラゴンスレイヤーにまでなったソルは、これがバキュラの言っていた自分の運命なのかと疑問を投げかける。
バキュラは、”補助輪付き”でドラゴンに勝ったくらいで満足しては困る、と笑う。
改めてバキュラとの再開を喜ぶソルだったが、バキュラはソルの故郷であるエルシア谷で気になることがあると言い、去っていく。
次に会う時はもっと腕を上げ、バキュラに認めてもらうことを誓うソルだった。
それからしばらく時が経ち、ハイメは昔のことを思い出していた。
「父親」であるイサークという男のことを。
ハイメは獣じみた奇怪な姿のイサークに育てられ、犯罪集団の一員として働いていた。
だが、その集団が襲った獲物の中に、まだ幼い子供がおり、その子を守るようにして共に殺された者たちの姿に罪悪感を覚え、大人たちを見限り、欺いた。イサークもろともに。
イサークとその一味は官憲の手に落ち、ハイメはバルダーズ・ゲートへと去った。
それから自分が幼い頃から身につけた技術を活かせる仕事…時に法に背くことも…をして、冒険者の真似事をするうち、コツマッツェロたちとともに行動するようになった。
いまの仲間と共にいる自分のことを考えていると、ハイメに声をかける少女の姿があった。
それは正確には幻影であり、ゼフィリシスを名乗る。
彼女は、あのイサークからハイメのことを聞き、助けを求めていた。
仲間たちと合流すると、幻影の少女は、ダーゾッグという名のドゥエルガルの魔術師が街に危機を招くゆえ、これを未然に防いでほしいと言う。
ダーゾッグは、歴史上類を見ない魔術大国であった古代ネザリル帝国の遺産”ネザースクロール”の研究をしており、おぞましい実験を繰り返しているのだという。
ゼフィリシスの本体はダーゾッグに囚われていて、幻影を分離することで外に救いを求めた。
そしてイサークは、ダーゾッグの部下として働いており、彼がゼフィリシスに、バルダーズ・ゲートにいる息子のハイメの協力を仰げと助言したのだ。
イサークは紛れもない悪人であり、邪悪な人物と組むことに抵抗はない。ハイメはそのように述懐する。
だが、忠義ぶかい人物でもないため、ダーゾッグを裏切ることは考えられるというのがハイメの意見だった。
父親を裏切ったハイメを、息子として必要とする。
イサークの真意を知りたいと願うハイメに、仲間たちは協力する。
ダーゾッグの研究所に赴くと、そこにはかつてコツマッツェロのラボに侵入していたカルト信者が使役していたのと同じタイプのゾンビが門番として立っていた。
ゼフィリシスは、ダーゾッグはこのようなゾンビを売りさばいているのだと言う。
訝しがりつつもこれを排除し、研究所に突入する。
研究所の中では、フレッシュ・ゴーレムと肉体を合体させたダーゾッグが闊歩していた。通常の武器が通じない強靭な身体であり、そのまま戦えば危険を伴うことが予想される。
ゼフィリシスは、自分の本体のところまでたどり着けばダーゾッグを倒す手助けができる、と言う。
果たして、ゼフィリシスは狂気のダーゾッグによって拘束されたブルー・ドラゴンであり、長期間ドラゴンの精髄を抜き取られる拷問を繰り返され、虫の息であった。
ゼフィリシスは、電撃ブレスを浴びせればダーゾッグは機能の一部を失うと言う。
と、そこにイサークが現れる。
イサークは、グールであった。
といってもアンデッドのそれではなく、屍肉を喰らう人怪の一種(クトゥルフ神話に登場する種族)である。
死体をアンデッドやゴーレムとして”活用”するダーゾッグと組むことは、その食性からもメリットが有ることだった。
イサークは悪びれもせず、ハイメに助力を乞う。
ダーゾッグが研究しているネザースクロールが、クリーチャーをヒューマンに転生させる効果があることを知り、グールの肉体を捨ててヒューマンに生まれ変わりたいというのがイサークの目論見だった。
イサークは、グールに生まれついたわけではなく、呪われた運命ゆえにグールに変質したのだと言う。
転生のスクロールを自分に使えとハイメに要求するイサーク。
逡巡の末、”たとえヒトの姿を得ても、魂に染み付いた本性までは変わらない”と結論したハイメは、父親の言葉には従わず、仲間とともに戦うことを選ぶ。
ダーゾッグの実験で歪められた手下を呼び、襲いかかってくるイサーク。
ハイメたちはこれを倒し、イサークを拘束する。
イサークは、近くで育ったハイメにも、いつかグールへの変異が感染する可能性があると呪うように言う。
父への思いを断ち切ったハイメはイサークを昏倒させ、ダーゾッグを倒すことを誓う。
そこにダーゾッグが現れ、ゼフィリシスは命の最後の力を振り絞って電撃ブレスを浴びせる。
機能不全を起こしたダーゾッグを始末することは、いまのハイメたちには難しいことではなかった。
引き換えに、ゼフィリシスは絶命する。
そして残された転生のスクロールを、イサークではなくゼフィリシスに使うことに決めたハイメたちは、イサークをバルダーズ・ゲートの燃える拳団に突き出し、ゼフィリシスをヒューマンへと転生させるのだった。
それからまたしばらくの時が経ち、冒険者たちに依頼が舞い込む。
クロークウッドの森の近くを通るキャラバンが次々と姿を消し、誰も戻ってこないので、原因を突き止めて欲しい、というもの。
5人が出会った因縁の場所で、何が起こっているのか。
森に行くと、アンデッドを連れたカルト狂信者たちが、森に住むフェイを追い回していたところに出くわす。
狂信者たちが信奉するのは、デーモン・ロードのオルクス。すなわち、多元宇宙の全てを死とアンデッドの横たわる破滅の世界にしようという存在であった。
彼らは、コツマッツェロのラボに侵入した連中の仲間であるようだった。
フェイの導きにより、狂信者たちによって囚われた旅商人たちを解放すると、その中にシャオエンの縁者であるショウ・ルンの兄弟子リー・ヨンシャンがいた。
彼もまた、大陸の端から転移してきたという。
オルクス信者たちは、クロークウッドの森に隠された古代ネザリル帝国の遺跡を利用し、時空を歪める儀式を行おうとしていた。
シャオエンが転移した理由も、シャオエンが見つけた奇妙な似顔絵も、原因はその遺跡に残された力にあったのだ。
シャオエンたちは儀式の最中に殴り込みをかける。
オルクス信者たちの教主は、コツマッツェロのラボに侵入したカルト狂信者のリーダーの姉であった。
教主は時空を歪めて妹の死を回避すべく画策し、過去に遡ってシャオエンたちを殺そうとしていた。
シャオエンたちは教主率いる狂信者の群れとデーモンの混成軍を力尽くで駆逐し、儀式を未然に防いだ。
そして…別れの時が来る。
ネザリルの遺跡を使って、シャオエンと兄弟子ヨンシャンをショウ・ルンへと転移させる。
冒険者として共に活動した思い出は、離れ離れになってもずっと残り続けるであろう…。
バルダーズ・ゲートに戻った残りのメンバーが今後のことを考えていると、ソルに向かって折り紙でできた鳥が飛来してきた。
それは、ペーパー・バードと呼ばれる魔法のアイテムで、書き込んだメッセージを鳥になって宛先に届けるというものだった。
『親愛なるソルへ』
『至急、信頼できる仲間を集めてエルシア谷に来て欲しい』
『“赤い手”が暗躍している。ボクは"魔女の森"で彼らに接触し、本拠地に潜り込んだ』
『だが、深入りしすぎた。簡単に抜け出せなくなってしまった』
『"赤い手"は危険だ。時間がない。このままでは、谷に大きな災いが降りかかる』
『ソル、キミたちに希望を託す。エルシアの人々を救ってくれ』
差出人は、バキュラ。
”赤い手”。
ソルは記憶に引っかかるものがあった。
かつてソルがひとりで倒したコボルドの集団が、旗印として掲げていたのが、五本の爪を持つ黄色地に赤い手の紋章だったのだ。
コツマッツェロは、その赤い手の紋章が”邪竜の女王”ティアマトの聖印であることに気づいた。
シルヴァー・ドラゴンであるバキュラに、滅多なことがない限り心配はいらないはずだが、それがこのような手紙をよこしたということは何か1人ではどうにもならないことが起きているに違いない。
ソルは、故郷であるエルシア谷に向かうことにした。
ハイメとコツマッツェロはこれに協力する。
ヒーターは、サーカス団から救い出した子供達の面倒を見なければならないゆえに、バルダーズ・ゲートに残ることにした。
果たして、エルシア谷で待つものとは…?
https://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=57945
こんばんは、こちらのキャラでお邪魔します
どうぞよしなに
https://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=57913
キャラ作成しました
よろしくお願いします
https://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=53874
本日のセッションゼロ了解しました。
よろしくお願いします!
http://dndjp.sakura.ne.jp/OUTPUT.php?ID=53876
キャラシートのタグは
「」赤い手
でお願いします。