エンタメ小説研究交流会

ファンタジー作品での近代技術登場の参考になる一冊、『古代技術』のご紹介

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『古代技術』

『古代技術』ヘルマン・ディールス|筑摩書房
筑摩書房『古代技術』の書誌情報
Chikumashobo

ヘルマン・ディールス著
平田寛訳
ちくま学芸文庫

レビュー

 ・ファンタジー世界の創作で、近代技術をどこまで出すか? との議論に参考になり、かつ作者自身を納得させるに資する一冊。紀元前から水時計の目覚まし時計があり、紀元後2世紀には蒸気機械、聖水の自動販売機があった(1600年代の蒸気製粉機の図版もあり)。紀元前の暗号通信、たいまつを使っての発火通信にも詳しい。このように、近現代技術も案外原型は紀元前や、西暦三桁代にまでさかのぼることができる。

 ・1910年代のドイツでの講演をまとめたもので、現代日本人として分かりにくい例えも散見される。また1970年の翻訳なので、改行が少ない。読みやすいとは言えぬが、図版の多さである程度それが補われている。

ドラコン
作成: 2025/04/11 (金) 20:12:32
最終更新: 2025/04/14 (月) 01:37:06
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