フーガの技法研究所 掲示板 (試用中)

近況報告

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管理人の近況、愚痴、雑感をそこはかとなく書きつくります。

NAK-G
作成: 2024/04/10 (水) 18:47:54
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ブクステフーデのカンタータのオチ NAK-G(管理人) 2024/05/20 (月) 21:00:19 fc457@3cd9c

楽譜が届くまで忘れていました。
Broude社の楽譜は大きいんです。B4くらいのハードカバー約300ページがガツンと届くんです。もう圧倒されまくり。

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スヴェーリンクの教程 NAK-G(管理人) 2024/05/26 (日) 17:24:27 8825c@3cd9c

ラインケンの手元にあったスヴェーリンクの作曲教程の写しが、ハンブルクデジタル文化財に上げられているのを見つけました。
スヴェーリンクの旧全集を通してしか見ることができなかった資料を、こうして画像で見られる喜びと言ったら。こういうときこそデジタル化のありがたさを実感します。

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パッヘルベルの声楽作品集成 NAK-G(管理人) 2024/07/03 (水) 18:26:25 99e46@b751b

ベーレンライター社から刊行中なのは認識していたのですが、とっくに完結していたのにはびっくりしました。時が経つ速さにも驚かされました。
それを知るきっかけになったのは、海外の古書店で全巻セットが販売されていたこと。ご存じのとおりベーレンライター社の全集は高額で、定価だと全11巻が40万円くらいするのですが、それがなんと驚きの**万円!
いえ・・・もちろん定価よりは安いけれど、決して安価ではないです。でもこの先セット売りに恵まれる機会もなかなかないだろうし、バラで集めるよりはコストダウンできるだろうと、手を出してしまいました。
パッヘルベル。いいです。いわゆるパッヘルベル形式もあれば、順列フーガもあり、二重合唱もあり。そしてどの曲も器楽曲・鍵盤曲より濃厚。彼の作曲の中心にあったのが声楽曲であることを伺わせます。
これからこの初見の作品群を調査研究できることはこの上ない喜びです。

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ブクステフーデのカンタータ コンプリ NAK-G(管理人) 2024/07/19 (金) 21:00:37 fe417@b751b

ブクステフーデの全集第10巻が本日届きました。これで手元にBuxWV1から112までのカンタータが、遺作や消失などをのぞけば、すべて揃いました。ちなみに第10巻は Membra Jesu Nostri です。いいタイミングで安く再版されていたのでホント助かりました。といってもちゃんと例のガツンとしたハードカバーです。
楽曲の調査研究が主目的ですが、もちろん音にするのも楽しいし、作曲手法を学ぶのもいい。私にとっては先日のパッヘルベルと双璧をなす宝の山です。

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FINALE終了の件 NAK-G(管理人) 2024/08/27 (火) 18:29:29 6da4d@b751b

私が楽譜やWAVEファイルの作成に用いているFINALEが開発終了となったそうですね。長年使ってきた、というかこれからも使い続けるであろうソフトが更新されなくなるのはとても残念です。今手元にあるバージョンを大事に保管しなければ。
 
あっっっ!!! 次にパソコン買い換えしたらもう登録できなくなるってことですよね!? やっば。登録なしで何回起動できるんだったかな。
 
ちなみに研究所自体の作成に使っているソフトは10年以上前に販売・サポート終了となったもの。窓がどんどん新しくなるのでついていけませんです。

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パッヘルベルのマニフィカト NAK-G(管理人) 2024/09/29 (日) 19:14:36 8825c@3cd9c

パッヘルベルでマニフィカトと言えば鍵盤用のフーガ集を想起する方もおられると思いますが、声楽用にも10曲以上のマニフィカトが現存しています。
その全てにフーガ様式を用いた楽章が含まれ、しばしば二重フーガとなっていることには驚きました。
二重合唱によるニ長調のマニフィカトPWV1505などは、5×2声部の堂々たる二重フーガで締めくくられ圧巻です。バッハのフーガ好きの原点がここにあるのでは、などと妄想しています。

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パッヘルベルの沼 NAK-G(管理人) 2024/11/06 (水) 12:25:38 8825c@b751b

声楽作品全集、目を通すほどに実に興味深いものがあります。
マニフィカト、コンチェルト、イングレススと読み進めてきましたが、多くの二重フーガが見出されたほか、三重フーガも出てきまして、その主題提示の仕方が曲ごと独特で実に面白い。
とりあえず全巻読破を目指していますが、個々に分析してみたい曲が多々あります。底なし沼。

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早世のブルーンス NAK-G(管理人) 2024/11/13 (水) 12:02:13 e5a7c@b751b

パッヘルベルがあまりに興味深いので、当時の背景を把握しようと、F.トゥンダー、D.ブクステフーデ、N.ブルーンスなどのカンタータも読んでいます。
その中で目を引いたのはN.ブルーンス。とりあえず市場で容易に手に入る12のカンタータを通読したのですが、まあフーガの多いこと。2重フーガがパッヘルベルに限った話ではないのが分かりました。そしてバッハのシンフォニア9番ヘ短調や平均律1巻19番イ長調に匹敵するような3重対位法も用いています(Hemmt eure Traenenflut の終楽章)。早世が悔やまれる作曲家です。

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シャイト深淵 NAK-G(管理人) 2024/12/14 (土) 08:14:49 cb2f5@b751b

パッヘルベルの背景をたどる中で3Sにたどり着きました。シュッツの作品数が多すぎてめげそうです。
3Sの中で、大変失礼ながら、シャイトの声楽作品の存在をほとんど知りませんでした。試しにIMSLPで作品を見始めたら実に興味深い。フーガ的な模倣の巧みさに目を引かれます。シャイトの作品だけで様々な研究課題が見えてきました。ブレブレ。

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今年もありがとうございました NAK-G(管理人) 2024/12/31 (火) 21:11:21 ef806@b751b

今年は学会発表がなかったので、
その分びっちり調査に打ち込みました。
シャイト鉱脈、シュッツ鉱脈、
いずれも素晴らしい宝石が見つかっています。
もちろんシャイン鉱脈も掘削中です。
 
どんな形で調査結果をまとめるのか、
5月までじっくり練りたいと思います。
 
それではみなさま、
来年もまたよろしくお願いいたします。

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2025年となりました NAK-G(管理人) 2025/01/01 (水) 00:53:25 8825c@3cd9c

みなさま今年もよろしくお願いします。

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カルヴィジウスに脚光 NAK-G(管理人) 2025/01/17 (金) 23:34:27 8825c@3cd9c

schott社からカルヴィジウスのMelopoiia(作曲法)が、ファクシミリ+現代ドイツ語訳で出版されました。図書室にも紹介している隠れた名著です。
トマスカントルとして初めてツァルリーノの二重対位法を取り上げた偉大な業績が評価されたことはとても喜ばしいです。
ちなみに我が家の壁には、古い銅版刷りのカルヴィジウスの肖像画を飾ってありますが、これはschott社から出版された本の表紙を飾る肖像画から17世紀初頭に模写されたもの。これまた感慨深いです。

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情報の充実 NAK-G(管理人) 2025/01/27 (月) 18:53:13 29c54@b751b

先日カルヴィジウスの作曲法を紹介しましたが、かつては原典にすらたどり着けなった古い資料が、いつの間にか翻訳出版されていたりして驚かされます。今取り組んでいる課題に関連してスカッキの Cribrum Musicum (音楽の篩)を探していたのですが、Dohr社からシュッツ文献集の一冊として出ていました。長いお小言を読むのはつらいですが、巻末のカノン集が興味深いです。
作曲法関係の原典も各地の図書館でデジタル化されていて、ラインケン、タイレ、クーナウなどといったあまり目立たない作曲家の著述を目にすることができます。当然それを訳したり研究する方も出てくるわけで、私の研究も捗っています。感謝感謝です。

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スカッキのカノン集 NAK-G(管理人) 2025/02/13 (木) 19:58:00 53baa@b751b

先述の音楽の篩に続いて、スカッキの「いくつかのカノン」も入手しました。17曲の対位法的作品集で、様々なタイプのカノンを含んでおり、大変興味深い曲集です。
まだまだ知らないことだらけで、こういう出会いがこれからもあるんだろうなあと思うと、わくわくします。

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さらに NAK-G(管理人) 2025/02/15 (土) 11:52:06 362ca@b751b

cribrum musicum の原典が見たくて探したところ、ベルリン州立図書館にある Mus.ant.theor. S 45 を見つけまして、さっそくデジタル化をお願いしました。所定の料金でデジタル化してもらってダウンロードさせてもらえるので大変ありがたいサービスです。
もし近々ベルリン州立図書館のデジタルコレクションに Mus.ant.theor. S 45 が追加されたなら、きっと私がお願いしたデータがアップされたものでしょう。変化球ですがこれも皆様の研究への一助?献金?といえるのかな。

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ニュルンベルクの祖 NAK-G(管理人) 2025/06/12 (木) 22:19:45 abb99@3cd9c

パッヘルベルをきっかけに様々な音楽家の作品に触れてきましたが、シュターデンの声楽曲が現代譜で発売されていたのは有難かったです。パート譜での研究も不可能ではないですが、時間と労力を要しますので。そして大変興味深い作品にいくつも出会いました。楽派の始祖とはいえ、フランドルやルネサンスの隆盛を経たのちの音楽ですから、すでに相応の水準に達している作品群です。

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グレーザー版 NAK-G(管理人) 2025/06/25 (水) 18:35:11 229a4@b751b

Musik-Produktion-Höflich社からグレーザー版のフーガの技法が出版されていました。旧バッハ全集補巻の総譜ではなく、グレーザーによりオーケストレーションされたものです。あまたの編曲演奏を生むことのなった原点のスコア、折を見て吟味したいと思います。

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原典回帰 NAK-G(管理人) 2025/11/27 (木) 19:10:16 149c1@bea33

このところずっとルネサンス期の合唱曲を調査しています。当時の原典は基本パート譜のみなので、とくに模倣を調査するのは大変。そこでよくimslpやcpdlの楽譜を参照させてもらっています。
ただ疑問を感じた時には原典に戻って確認します。近年原典のデジタル化が進んで、よく知られた曲ならネット検索で容易に見つかりますし、RISMで検索して出てくることもあります。RISMになくても頑張ってあちこち探すと出てきたり。
いよいよどこにもないとなると、上記のように所蔵している図書館を探して複写依頼します。これも今ならデジタルでデータ送信してくれるところが増えたので、相応に費用は掛かりますが大変助かっています。
そして原典を読むために、白譜定量記譜法を勉強したりもするのです。そこまでします?と自分でも思うときはありますが、得られた情報を原典で確認して間違いないとなれば、これに勝る確信はありませんので、やはりそこまでします。

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蒐集。NAK-G(管理人) 2025/12/09 (火) 22:22:29 82465@3cd9c

フーガの技法の新譜CDを見ると大体買っています。
これは研究のため半分、新たな刺激欲しさ半分。
100を超えてからは数えなくなってしまいました。
 
これ以外にも集めているものがありまして、
一つは前奏曲とフーガ集。バロック時代から現代に至るまで、
鍵盤独奏による前奏曲とフーガ集を集めています。
最も規模が大きいのがニエル・ヴィゴ・ベンツォンの24×13巻。
本人の演奏が残っていますがなんとも難解。
 
もう一つ集めているのが受難曲。
こちらはバッハ関連に限っていて、マタイやヨハネの版違いとか、
復元されたもの、パスティッチョ、ブロッケス受難曲などなど。
最近では BWV anh.169 の復元版が出ました。
好奇心もあるのですが、主に心が疲れた時に聞きます。
結構疲れるんですよ。人間だもの。

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新年 NAK-G(管理人) 2026/01/01 (木) 06:38:37 323b1@3cd9c

明けましておめでとうございます。
昨年は学会発表はお休みとなりましたが、地道に研究を続けております。目下のテーマは作曲手法の共有についてです。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

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スヴェーリンクの教科書 NAK-G(管理人) 2026/04/11 (土) 18:46:00 04ff4@a6e08

昨年カルヴィジウスの作曲法が出版されたことを紹介しましたが、おなじSchott社からスヴェーリンクのComposition Regeln(作曲の規則)も出ました。即ポチです。
原典がネット上に公開されているのですが、流麗な筆記体の文章は、慣れない私には読みづらかったので、校訂版を待ち望んでいたのです。早く届かないかなあ

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届きました NAK-G(管理人) 2026/04/21 (火) 20:30:12 7cf42@bea33 >> 28

発注してから十日、千円足らずの送料でドイツから届くのですから、本当にありがたいことです。
内容はラインケンが筆写した資料(ハンブルク州立大学図書館 ND.VI.5383)のファクシミリと、同じページを現代活字・現代譜に改めたものを、ページごと見開き左右に配したもの。こんな親切な本が出るとは驚きです。編者はオルガン曲の校訂でも知られるクラウス・ベックマン氏。感謝に堪えません。

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シフさんのフーガの技法 NAK-G(管理人) 2026/05/31 (日) 12:00:34 7c51d@bea33

4月の初めにサントリーホールでアンドラーシュ・シフさんがフーガの技法を弾いたと知りました。シフさんは以前同曲の楽譜出版に携わっており、なんで弾かないのかなあとは思っていたのですが。それは聞いてみたいに決まっていますよ。CD化・・・されるのかな?期待しています。

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「鏡像」という呼び名 NAK-G(管理人) 2026/07/08 (水) 19:34:46 fc48d@bea33

目下ルネサンスからバロックにかけての音楽に関する文献を概観しています。
 
その中でG.H.シュテルツェルが
「鏡像 Spiegel」という語を用いているのを見つけました。
バッハが「転回対位 Contrapunctus inversus」と呼んでいるところの、
曲全体を上下転回する手法のことです。
この手法が古くから継承されていたものであることは把握しており、
ヴェルクマイスターやフックスも著書の中に示していますが、
当時すでに「鏡像」と呼ぶ音楽家がいたことは興味深いです。

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リヒターのフーガの技法 NAK-G(管理人) 2026/08/24 (月) 22:34:41 c4394@75de1

クルト・レーデル/ミュンヘン・プロアルテ管弦楽団のフーガの技法がついにCD化されます。知る人ぞ知るカール・リヒターのカノン独奏を交えた演奏。なかなかCD化されないので、同姓同名の別人かと疑ってしまうほどでした。テルデック、デュクレテの未CD化音源が多数含まれる18枚組として近日発売予定。

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ブレンデルの対位法的幻想曲 NAK-G(管理人) 2026/09/29 (火) 10:57:46 c4394@7be68

2026/09/28 (月) 20:50:35 3c3ad@bea33
まさかこんな録音が残っているとは思いませんでした。ブゾーニの対位法的幻想曲を、あのアルフレッド・ブレンデルが弾いていようとは!2024年の初CD化、早速購入しました。
対位法的幻想曲は図書室で紹介していますが、ブゾーニが未完フーガを編曲、拡大して作り上げた長大な作品。とはいえバッハの未完フーガを大部分含んでいます。バッハの未完フーガをあのブレンデルが-ブゾーニのアレンジが加わっているとはいえー弾いているなんて、その事実だけで鳥肌もの。
その演奏たるや。この難解な音楽を完全に理解して、音楽が意思を持っているかのように聴かせる。かつ多部分から構成される作品を、一つの全体として見事にまとめ上げている。いや言葉にすると陳腐になってしまいがちですが、ようするに「上手い!!」。
1953年の録音とありますので21-22歳の演奏ということになりますが、すでに円熟感すらあり、ブレンデルが偉大なピアニストであったことを再認識させられました。