この1年間で仕事を辞めた「団塊の世代」を含む50代以上の中高年者で、再就職を果たした人の半数以上が資格・免許を持っていることが26日、厚生労働省の調査で分かった。在職中に能力開発や自己啓発といった「自分を磨く努力」をした人が離職後に、再就職している割合も、何もしていない人よりも高かった。厚労省は「中高年層においても、資格や免許を持っていることが再就職には有利な傾向がうかがえる」としている。 調査は「団塊の世代」を中心とした中高年者の老後の暮らしぶりを把握するため、継続的に実施。2度目の今回は51~60歳の男女計約3万5000人を対象に約9割から回答を得た。 調査によると、前回調査で仕事をしていた人について、この1年間で仕事を辞めた後、再び仕事をしている人の51・2%が、資格・免許を持っていた。特に女性の資格・免許を持つ人は47・8%で、持っていない人より9・9ポイント高かった。 同様の状況で、在職中に「能力開発・自己啓発をしていた」と回答した人は、全体の50・2%を占め、「しなかった」(44・7%)を大きく上回った。 (2007.12.27 産経新聞)
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