抽出されたE.G.Oは他者の心を加工して身に纏っている。
LCEファウストのストーリーで感応度を上げすぎるのは良くない云々と語られていて、紅炎殺の感応度最大化があの始末と考えればそれはつまり浸食のそれと変わらない訳で。
つまるところ、纏っている他者の自我が己の自我を文字通り浸食した時、自分の身体に他人の心と言う「ねじれた」存在に成ってしまうということ。
同じく精神との適合性という要素が語られているエヴァンゲリオンでは、同調性(所謂シンクロ率)が高いほど有利な点が多かったが、行き過ぎると取り込まれる等の不都合もあった。原則的にはそれに似ている。
ただしE.G.Oの場合は同調性というより解離性人格障害(多重人格)の様に、自分はジブンで此奴はコイツと分離できる精神状態の方が運用に向いていると考えられる。
E.G.O適正の高いイサンは、あらゆる物事を俯瞰的な位置から見下ろしてある種の諦観的視点で見ながらも、己の興味に正直にな点から自他の区別がしっかりしていると評価されているのかもしれない。
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「それはそれでこれはこれ」が出来る男ってことか...